過去最多の13人が参戦する米女子ツアーに続き、国内女子ツアーも「ダイキンオーキッドレディス」を皮切りにスタート。そこで、「今季活躍しそうだと思う女子プロ」は誰か、雑誌『ALBA』の読者にアンケートを実施。人気の高い渋野日向子や岩井姉妹、竹田麗央などがランクインする中、僅差でトップ10入りならず、12位だったのが古江彩佳だ。
【12位】
古江彩佳
僅差で12位となったのは古江彩佳。3歳の頃に母親のゴルフコンペの練習について行き、クラブを振ったことがきっかけでゴルフを始める。その時から父・芳浩さんがコーチを務めているが、芳浩さんに元々ゴルフの知識はなく、一緒に覚えながら練習に励んだ。
西村優菜、吉田優利、安田祐香、阿部未悠らと同じ2000年度生まれの“プラチナ世代”。特に安田とは滝川第二高校の級友で、3年間同じクラスだった。17年、16歳の時にJGAナショナルチーム入り。同年の「全日本高等学校ゴルフ選手権」では個人・団体ともに優勝を果たす。
19年は、「日本女子アマチュアゴルフ選手権」の最終日にJGAの役員が運転するカートが接触して3番ウッドが折れるアクシデントに見舞われるも、それを乗り越えて「富士通レディース」ではツアー史上7人目のアマチュア優勝を遂げる。この優勝でプロテスト免除となり、同年の10月にプロ宣言。20年の「デサントレディース東海クラシック」で、プラチナ世代一番乗りとなるプロ初勝利を挙げた。コロナ禍で統合された2020-21シーズンは6勝を挙げて、賞金ランキングは稲見萌寧に次ぐ2位。メルセデス最優秀選手賞と新人賞を受賞した。
22年から米国女子ツアーに主戦場を移す。7月の「トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン」の最終日に首位と4打差の9位タイからスタートすると「62」をマークして逆転。ルーキーイヤーに米ツアー初優勝を果たした。2024年の「アムンディ・エビアン選手権」で米ツアー2勝目を挙げ、樋口久子、渋野日向子、笹生優花に続く日本勢4人目の海外メジャーVを達成している。
そんな古江は今季も好調な滑り出しで、「HSBC女子世界選手権」では2位、「ブルーベイLPGA」では3位に付けている。安定感のあるプレースタイルはファンも認めるところで、「大きなミスをしない」「正確なショット」が投票理由に挙げられていた。
3月17日付けの女子世界ランキングでは、日本勢トップの7位に付けている。今季は米女子ツアーへの参戦選手も多いが、その中でどれだけの優勝を積み重ねてくれるか、期待せずにはいられない。
【主な投票コメント】
・安定感がすごい。
・ミスの少ないプレースタイルだから。
・古江さん自身が大好き。
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