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【ゴルフ会員権】メンバーに聞いたホントの話

【ゴルフ会員権】第102回　東京五日市カントリー倶楽部（東京都）

「会員権の購入を考えているけど、一体どのコースを買うのが一番いいのか？」。こんな悩みを抱えているゴルファーは多いはず。そこで、編集部が厳選したオススメコースの“本当に知りたかった情報”をお届けします。

配信日時：2023年5月1日 01時00分

ゴルフライフ

コースがあるのは自然豊かな秋川渓谷沿い。距離は長くないものの池やバンカーの配置が効果的でグリーンは高速。ホームコースを持って腕を磨きたいと考えている人にもおすすめだ

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会員のための会員による株主会員制倶楽部。価値が見直されてジワジワ上昇中

都内の27ホールが今なら100万円前後。年齢制限なしだから親子で入会もＯＫ

都心から約1時間の秋川丘陵に展開する27ホール。株主会員による民主的な運営が行われ、今年7月20日で開場50周年を迎える。東京都内の通勤圏にありながら予算100万円前後で入会でき、年齢制限がないので親子そろっての入会も可能。ジュニアの入会を認めているゴルフ場は、今や貴重な存在だ。

コースはかつて起伏に富んでいたが2009年～2011年の大改造でアップダウンを緩和、1グリーン化も行われた。ニューベントのPENN A-2を採用したグリーンは状態がよく高速で、競技開催時は11フィート前後の速さも可能という。また、今年はバンカーの配置の見直しを行い、砂の入れ替えも完了。常にプレーコンディションの向上に努めている姿勢は好感が持てる。全体に距離は長くないが、複雑なアンジュレーションのフェアウェイとも相まって手ごたえは十分。ショット・パットの精度を高めたい人にはもってこいのコースといえるだろう。

豪快な打ち下ろしの南7番パー5（570～454y）。西・南コースでは5月17日に関東倶楽部対抗東京予選が行われる

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左ドッグレッグ・打ち上げの東6番パー5（408～315y）

会員数は正会員2,298名、平日会員（土曜不可）940名で平均年齢は66.2歳。居住地は東京都が82％を占め、以下、神奈川県在住5.5％、埼玉県在住2.5％、その他10％。競技志向の会員が多く、競技やイベントの参加率も高いという。

公式競技は倶楽部選手権、シニア選手権、グランドシニア選手権、月例杯、理事長杯、開場記念杯、レディス杯、新年杯のほか、月1回ペースで平日杯が行われている。月例杯はA～Dにクラス分けが細分化されていて参加しやすく、また年7回開催されているオープンコンペなど公式競技以外のイベントや交流会も活発に行われている。

会員の予約は電話予約のほか、インターネットでの1人予約、またフリー予約が可能。メンバー紹介のないビジターのみの予約は不可となっている。会員在籍10年以上で満70歳以上の会員が3親等以内の親族に会員権を譲渡した場合は、『会員特別優遇制度』で譲渡した会員も引き続きプレーが可能だ（ただし競技参加は不可）。

会員家族向けの優待は、2親等以内なら誰でも平日（月曜セルフデーを除く）はビジター料金から3,000円引き、土日祝は5,000円引き（要事前登録・人数制限なし・登録料3,300円）。また、各種優待券を会員宛てに送付しており、同伴者割引券は月曜セルフデーを除く平日はビジター料金から3,000円引き、土日祝は5,000円引きに。誕生日優待券を使うと会員本人も2,000円引きになる。

名義書換料は正会員550,000円、平日会員275,000 円（会員内譲渡や家族内譲渡などは半額）。年会費は正会員55,000円、平日会員27,500円となっている（以上すべて税込）。家族（2親等以内）で入会すると1人分の名義書換料が半額になり、これを利用してメンバーになった夫婦・親子の会員も多く、なかには3世代の会員もいるという。

インター6kmとアクセス良好で、クラブバスの本数が多く月曜セルフデーも運行しているので電車利用も便利。「メンバーの、メンバーによる、メンバーのためのゴルフ場」を掲げ、コース改造・改良を積極的に行っている。加えて入会時の年齢制限なしなどの好材料が揃い、今あらためて評価が高まっている。入会時の総費用は100万円前後で推移。限られた予算で都内にホームコースを持てるチャンスといえそうだ。