桜ゴルフマーケット情報 第四十二回 [2023年9月28日]
日々変動するゴルフ会員権相場。「いつ購入するのが得策なのか? どのコースを買うのが良いのか?」などゴルファーが知りたい旬な情報を、昭和45年創業・日本のゴルフ会員権業界のパイオニア「桜ゴルフ」社長の佐川八重子が毎週紹介します。
配信日時:2023年9月28日 01時00分
購入年齢層のボリュームゾーンが若返り
● 全ての世代で、コロナ禍前と比べ購入者が増加。高額価格帯の割合が増加し、グレードアップ志向が幅広く浸透し定着
● 購入年齢層のボリュームゾーンが19年は60代だったのに対し23年は50代にシフト、低年齢化の傾向
● 高齢層は高額~中堅上コースの買いが目立ち、若い世代ほど中堅下~お手頃コースの占める割合が多い
コロナ禍以降のゴルフ人気は今年も健在ですが、コロナ禍前の2019年とゴルフ会員権購入者のデータを比較すると、いくつかの特徴が浮かび上がってきました。上の表は、19年と23年のそれぞれ年初~9月20日の間に、当社が販売した正会員権の価格帯別の取引数を世代別に指数化したグラフです。
大きな特徴として、コロナ禍によるゴルフ人気を反映して、全ての世代においてコロナ禍前の2019年を上回るご購入取引を頂きました。いずれも高額価格帯の構成比率が増加しており、予算を上乗せしたグレードアップ志向が浸透し定着した様子がうかがえます。また、世代が若いほど増加率がより高くなっているのも注目点です。若年層のゴルファーが増加しているデータが各所から発表されていますが、会員権市場にもその人気が波及しているようです。
もう一つ大きな特徴として、19年では購入者全体に占める割合が最も高い世代は60代でしたが、23年では50代に若返っています。これまで60代を中心として、次いで70代が購入者全体の中で高いウエイトを占めていましたが、会員権購入者の大幅な若返りが起きています。
一方、70代~60代の高齢・シニア世代は高額・名門~中堅上位のコース購入が目立ちます。生涯コースとして長く利用する事を視野にいれた購入と言えましょう。世代が若くなるほど、中堅下位~お手頃コース購入の比率が高くなっていきます。次代を担うゴルファーの増加に期待をしたいところです。
(データは桜ゴルフ総研調べ)
株式会社 桜ゴルフ
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