桜ゴルフマーケット情報 第四十三回 [2023年10月4日]
日々変動するゴルフ会員権相場。「いつ購入するのが得策なのか? どのコースを買うのが良いのか?」などゴルファーが知りたい旬な情報を、昭和45年創業・日本のゴルフ会員権業界のパイオニア「桜ゴルフ」社長の佐川八重子が毎週紹介します。
配信日時:2023年10月4日 01時00分
9月相場は横ばい圏も値下がりにシフト
● 月間で▲0.1%、微減も今年初めてのマイナス
● 猛暑による買い控え、法人需要の一服等が響く
● 値上がり続けた銘柄の調整が市場に影響与えた
● これまで好調な高額・中堅上・お手頃価格帯が低調
● 買い注文先行するも不要コースの売りが出始めた
● 売り物の増加で優良コース購入の好機に期待
9月の会員権相場は第5週に値下がりが広がり、月間の関東圏平均相場は▲0.1%と、横ばい圏ながら今年初のマイナスとなりました。
記録的な猛暑による購入意欲の低下や視察プレーの伸び悩みに加えて、法人需要の一服などが響きました。また値上がり続けてきた人気銘柄が、反動で売りが増えたことも市場を圧迫しました。価格帯別では法人需要の一服による総額1,000万円以上の値下がりや、これまで相場を牽引してきた300万円以上の中堅上位、70万円未満のお手頃が減速を余儀なくされました。
秋のシーズンに向けた物色など一定の買い需要は健在で、9月は買い注文が先行する状態を保ちました。しかしながら不要コースの売りが出始めたほか、今後は新年度から年会費を改定(値上げ)するコースの処分が出やすくなるため、秋相場は停滞局面を迎える可能性もありそうです。
こうした時期的な要因から、これまで少なかった優良コースなどの売り物が増えることも想定され、良質なコースを求めるチャンスが広がることに期待が持てそうです。今後の市場動向を注視したいところです。
(データは桜ゴルフ総研調べ)
株式会社 桜ゴルフ
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