桜ゴルフマーケット情報 第二十七回[2023年6月8日]
日々変動するゴルフ会員権相場。「いつ購入するのが得策なのか? どのコースを買うのが良いのか?」などゴルファーが知りたい旬な情報を、昭和45年創業・日本のゴルフ会員権業界のパイオニア「桜ゴルフ」社長の佐川八重子が毎週紹介します。
配信日時:2023年6月8日 01時00分
5月相場は本格シーズンを迎え活況
● 月間+0.5%、年初比は3.3%値上がり、5ヶ月続伸
● 中でも70万円未満と500万円以上の伸びが顕著
● GW明けに注文殺到、個人の買い注文は売りの1.5倍。中堅の需要に加え総額100万円以内のお手頃コースの買い盛ん
● 法人の高額入会は様子見、不要コースの処分が出ている
● レジャーシーズン真っ只中、リゾートコース人気も加速
会員権相場の上伸基調に崩れがみられません。5月の関東圏平均相場は前月比で+0.5%、年初比では+3.3%です。これで1月から5カ月の続伸となりました。高額・中堅・お手頃の全ての価格帯が値上がりしましたが、中でも70万円未満(+1.8%)のお手頃と500万円以上(+0.9%)の高額が顕著な伸びをみせました。
特に今年は、GW明け後に例年を超える個人の買い注文が殺到しました。個人の買い注文数は売りの1.5倍と高水準で、ホームコースのクラスアップ需要に加えて、リタイアを控えた企業の役員がリタイア後のゴルフライフを見据えた物色が目立ちました。また、コロナ禍のゴルフブームで増加した若年ゴルファーの会員志向が高まり、お手頃コースを物色する動きが先月同様に目立ちます。特に、総額100万円以内で購入できるコースが人気です。一方、法人は不要コースの処分が増えており、一定の買いがあるものの一服状態となっています。
5月は本格的なゴルフシーズンを迎え、新型コロナの5類移行による解放感、好調な株価、健康志向が購買に拍車をかけたものと思われます。また箱根、日光、浜名湖、館山が値上がりするなど、レジャーシーズン真っ只中でリゾートコース人気が加速しているのも注目されます。
(データは桜ゴルフ総研調べ)
株式会社 桜ゴルフ
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