「RBCカナディアン・オープン」でのギャラリーからの大声援にマキロイも苦笑い?
3連覇をかけて「RBCカナディアン・オープン」挑んだローリー・マキロイ(北アイルランド)がティイングエリアに姿を見せると、ギャラリーから大歓声が送られた。
配信日時:2023年6月12日 04時11分
カナダで行われる唯一の米国男子ツアーの試合だけあって、多くのギャラリーが集まった「RBCカナディアン・オープン」。3日目に米国男子ツアー公式インスタグラムがアップした動画には、ゴルフ場と思えないほど盛り上がるギャラリーの姿が映し出されていた。
投稿された動画は、3連覇をかけてカナダの地に乗り込んだローリー・マキロイ(北アイルランド)が14番パー3のティイングエリアに近づくところから始まる。最前列のギャラリーがフェンスを手で叩いてリズムを作り、ギャラリー全員が「We want Rory!」と繰り返し、大歓声とともにマキロイを迎え入れた。 その後、「Rory!Rory!Rory!」というコールに変わり、ゴルフ場とは思えない盛り上がり。まるで、カナダの国技の一つ、アイスホッケーの試合会場のような雰囲気だ。
マキロイがティショットする際は、もちろん静まり返ったが、打った瞬間に看板を叩いて大歓声。そして「Rory!Rory!Rory!」とコールが繰り返された。マキロイは笑みを浮かべているが、少しひきつっているように見える。ゴルフの試合会場でここまで情熱的な声援が送られることは滅多にないため、このような表情になったのだろう。
3日目を「66」で終え、首位と2打差の2位タイで最終日を迎えたマキロイ。逆転優勝に大きな期待がかかったが、スコアを伸ばせず9位タイでのフィニッシュ。3連覇とはならなかった。
「RBCカナディアン・オープン」で優勝を果たしたのは、地元出身のニック・テイラー(カナダ)。トミー・フリートウッド(イングランド)とのプレーオフを、22メートルのイーグルパットを沈めて制した。なんと、カナダ勢が同大会を制したのは1954年が最後。実に69年ぶりの快挙に、テイラーに対して、マキロイを凌ぐ大歓声が湧き起こった。