桜ゴルフマーケット情報 第九回 [2023年1月25日]
日々変動するゴルフ会員権相場。「いつ購入するのが得策なのか? どのコースを買うのが良いのか?」などゴルファーが知りたい旬な情報を、昭和45年創業・日本のゴルフ会員権業界のパイオニア「桜ゴルフ」社長の佐川八重子が毎週紹介します。
配信日時:2023年1月25日 01時00分
ゴルフ会員権
22年は中堅と高額コースが上位人気
●1位は埼玉の名コース・高麗川、2位は不動の人気を誇る山梨の上野原、3位は御殿場を含む18コース共通の太平洋C
●10位以内の過半数は300万円以内のお手頃~中堅コース
●昨年の買い注文トップ50の平均入会総額(名変諸費用含む)は654万円。21年の521万円から133万円(+26%)の大幅増
●300万円以上・500万円以上が最多、クラスアップ需要目立つ
●法人需要が回復、500万円超の高額がトップ50の45%を占有
22年に当社が受けた買い注文の件数は、前年比37%増となった21年に次いで高水準となりました。買い注文全体では個人需要を中心とした150万円未満のお手頃コースが大きい割合を占めますが、多くの買い注文を集めたトップ50(51銘柄)をみると22年の特徴が明らかになります。
トップ50にランクインしたコースの平均入会総額(名変諸費用を含む)は、21年の521万円から22年は654万円へと133万円、率にして26%増加しています。これは法人需要が活発化したことと、個人を中心にホームコースのクラスアップ志向が定着したことの現れです。
当社の顧客特性もありますが、トップ50のうち法人需要が中心の500万円以上と1000万円以上の高額が45%を占めました。また500万円以上については、300万円以上の中堅とともに個人のホームコースのクラスアップ志向を映して価格帯別では最も多くなっています。
一方、10位以内(11銘柄)の過半数(6銘柄)は300万円以内のお手頃~中堅価格帯のコースです。買いやすい価格帯には買い注文が多く集まる様子が見られます。
なおトップ3は第1位が会員を重視したアットホームな運営で定評のある高麗川(埼玉)、第2位が東京近接で交通至便な人気コース・上野原(山梨)、第3位が有名な御殿場コースを含む18コース共通会員権の太平洋Cでした。
高額価格帯では、近年に入会の条件緩和や費用減額した府中、相模原、戸塚、横浜など名門コースの需要が引き続き活発だったほか、コロナ禍での住まい方や働き方の変化によりリゾートコースの人気が定着したことが注目されます。
(データは桜ゴルフ総研調べ)
株式会社 桜ゴルフ
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