【2023年ゴルフルール改正】自立式パターの使用方法が2025年から制限される
2019年頃から話題になった自立式パター。実際に購入した方や気になっている方もいるかもしれないが、2025年1月1日から使用方法が制限されることが決定した。この記事では、2023年のルール改正によって定められたルールと自立式パターについて解説する。
配信日時:2023年3月28日 07時47分
1.自立式パターをボールの後ろに立ててラインを読めなくなる
2023年の改正により、「規則10.2b/1 アラインメントを援助するための自立式パターの使用は認められない」が明記された。
これにより、プレーヤーとキャディは、ボールの直後や近くに自立式パターを置いてラインを読むことはできなくなり、違反した場合、2打の罰が科される。
ただし、ラインを読むために自立させることは認められないものの、パター自体が用具規則に準拠した適合クラブであればストロークを行うことは可能である。
施行は2025年から1月1日から
2023年の改正から「自立式パターの使用は認められない」とルールに明記されたものの、施行は2025年1月1日からだ。それまでの期間は、目標を定めたり、スタンスをとったりするために自立式パターを立てて使用できる。
2.そもそも自立式パターとは?
自立式パターとは、アドレスしたときの形で自立するパターのこと。シャフトが軽く、ヘッドが重くなっているため、ひとりでに立つのだ。ただし、通常のパターよりもヘッドの重さを感じやすく、フィーリングが合うかは人によって異なる。
競技では2打の罰が課されてしまうが、練習で自分のアドレスやフェースの向きを知り、調整するのには役立つだろう。
3.まとめ
2025年1月1日より、自立式パターはラインを読むために自立させることが違反になる。競技に出ているプレーヤーは覚えておきたい変更点だ。ただし、用具規則に適合したパターであれば、ストロークのために使うことは可能。規則にも、自分のフィーリングにもマッチするのであれば引き続き使用しても問題ない。