レッスンプロの年収ってどれくらい? レッスン料って高いからわりと稼いでいると思うけど…
クラブの進化や計測器の普及により、幅広い知識が求められるようになったレッスンプロの仕事。今回は、その業務内容を深掘りする。
配信日時:2024年3月8日 02時15分
2008年にプロテストにトップ合格。しかし、ツアー参戦中に事故で首を痛めプレーが難しくなり、研修生時代からお世話になっていた霞ヶ関カンツリー倶楽部でレッスンを始めた勝又崇之さん。現在は都内のスタジオ『GOLF PLACE』で指導を行っている。
「心掛けているのは、お客様に本当に合うレッスンです。人によりミスの傾向や体の使い方などが違うため正解は変わります」と、勝又さん。
的確に指導するにはお客さんの特徴を見極めることが重要だという。そのため、会話を弾ませて楽しい雰囲気作りを心掛けることも、レッスンプロの理想的なスキルになる。
「事前にヒアリングを行い、今までのスポーツ経験、現時点の傾向、体の骨格や筋力などさまざまな視点から分析し最適なスイング作りを目指します。はやりだけ追うのではなく、ご本人の感覚も大切にしていますね」
また、ハイスピードカメラによる弾道測定器を用い、動画で分かりやすく改善点を伝えたり、スイング以外にもギアの提案を行うなど、指導内容は多岐に渡る。
そんなレッスンプロの収入はというと、日給で平均1万8000~2万円。月の労働日数を20日として、年収にすると約430~480万円になる。ゴルフスタジオなどで教えているレッスンプロは日給制の場合も多いそうで、「金額はティーチングプロの資格の有無や経験などにより変わると思います」という。
ネット配信のような一方通行ではなかなか実現できない内容で、ゴルファー一人ひとりの悩みに応える仕事は苦労も多い。平均年収に見合っているかどうかは分からないが、好きで得意なゴルフを教えることはやり甲斐も大きいようだ。
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