筋肉量は1日1%落ちるって知ってた?「なんかドライバーが飛ばなくなった」は危険信号の可能性大
ゴルフスイングに直結するのが身体機能。加齢によって柔軟性や筋肉量、骨密度が減ってしまうため、日々の運動が不可欠となる。これをやるかやらないかで、飛距離にも影響が出るので、しっかりやっていこう。
配信日時:2024年2月14日 04時00分
「昔ラグビーをやっていたから大丈夫」と急に走って転んでしまう。運動会のお父さんあるあるですが、このようにイメージと体のギャップが50歳から出てきます。筋肉量は1日1%落ちると言われて、特に40歳から落ちるため、早め早めのトレーニングが必要となります。
だからといって、筋トレに熱を上げても、それだけでは体の健康は保てません。もっと基礎的なコンディショニングをする必要があるのです。
年を取ると背骨(胸椎)の柔軟性が落ちます。肩甲骨の可動域に影響するため、ゴルファーにはとても重要な部位です。ここが硬いと肩だけで回ることしかできず、腰にも負担が掛かります。また、柔軟性があっても体幹が弱ければ体をひねったときに軸がブレます。そのためにもインナーマッスルを鍛えて軸が安定する土台を作る必要があるのです。
おすすめのコンディショニングは以下の5選。
・ハムストリングのストレッチ
・ダイアゴナルトレーニング
・キャットカウトレーニング
・カーフレイズ
・大股早歩き
こうした基本のコンディショニングで毎日体を整えながら、筋肉量を増やすためのトレーニングを組み合わせるのが効果的。筋肉は動かさないと筋肉を再生させるサテライト細胞が寝てしまうため、それを起こすためには筋肉痛が出るようなスクワットなどのトレーニングをする必要があります。また、70歳から減少する骨密度は、男性の場合無症状のことが多く、骨折して気づくケースが多々あります。そうなる前に骨を刺激する運動もコンディショニングと合わせて行うことで、強い骨を作れます。
■解説/井上留美子 先生
整形外科、リウマチ認定医、スポーツ認定医、リハビリ認定医の資格を持つ。整形外科ヨガ事務局代表。松浦整形外科院長も努める
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