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    ゴルフのロストボールのルールとは? 対処方法やペナルティを解説

    ゴルフをしていれば、思わぬ方向にボールを打ち出してしまい、時にはなくしてしまうこともあるでしょう。ゴルフに慣れていない初心者の方であれば、なおさらです。一方で、「ロストボールをしたときのルールが複雑でわからない……」という方も少なくありません。スムーズなプレーを行なうためにも、ある程度のルールは頭に入れておきましょう。この記事では、ロストボールの概要と、紛失してしまったときの処置とペナルティのほか、ロストボールをしてしまったときのために覚えておきたいマナーも紹介します。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年4月16日 10時06分

    • ゴルフライフ
    • ルール&マナー
    目次 / index
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    1.ロストボールとは?

    ゴルフにおける「ロストボール(紛失球)」とは、ペナルティエリア以外の場所で、文字通り、プレー中にボールを見失ってしまうことを指す言葉です。基本的には打ち出したボールを探し始めてから3分以内に見つけられなければ、ロストボール扱いとなります。なお、ペナルティエリア内で見失った場合はペナルティエリアに止まったボールの救済処置でプレーを進めなければなりません。

    正式なルールでは、ロストボール扱いになったボールを後から見つけた場合、そのボールでプレーを再開することはできません。もしそのボールでプレーしたら「誤球のプレー」で2打罰が科されたうえ、ロストボールの処置を行わなければなりません。正しい処置をしなかった場合、次のホールのティショットを打った時点で失格となります。

    2.ロストボールをしてしまったときの処置とペナルティ

    ここでは、ロストボールをしてしまった場合の対処方法とペナルティについて解説します。ロストボール時の処置は下記の3つです。

    ・公式ルール:元の場所から打ち直す(1打罰)
    ・公式のローカルルール:ロストのボールがあると思われる地点からフェアウェイの基点を決定し、打ち直す(2打罰)
    ・ゴルフ場の特別ローカルルール:特設ティから打ち直す(2打罰)

    公式ルール:元の場所から打ち直す(1打罰)

    1打罰で、ボールを打った元の場所から打ち直す処置です。「ストロークと距離の救済」と言われます。例えば、2打目がロストボールとなった場合、以下のような処置になります。

    ・2打目:グリーン奥に消えたボールがあると思ったが見つからなかった
    ・3打目:ロストボールをしたペナルティとして1打罰が科される
    ・4打目:元の場所からショットを打ち直す

    ただし、ボールを探してから元の位置に戻るとスロープレーにつながるため、ロストボールが確定していない状態でも、その可能性がある場合は「暫定球」を打ってから移動しましょう。暫定球を打ったあとでボールを見つけることができなければ暫定球を採用することになり、ボールが見つかれば、暫定球を放棄して、元のボールでプレーを再開しなければなりません。

    公式のローカルルール:ロストのボールがあると思われる地点からフェアウェイの基点を決定し、打ち直す(2打罰)

    2019年に定められたルールで、いわゆる「前進2打罰」と言われる処置です。公式なローカルルールとして認められています。この処置を採用する場合、ロストになったボールが止まったと推定される地点から最も近く、その地点よりホールに近づかないフェアウェイの基点を決定。基本的に、その基点から2クラブレングスの幅で後方に延ばした範囲内のフェアウェイにドロップし、打ち直すことできます。

    この処置なら元の場所に戻る必要がないので、スムーズなプレーにつながります。

    ゴルフ場の特別ローカルルール:特設ティから打ち直す(2打罰)

    ティショットでロストボールをしてしまった場合に、2打罰で「特設ティ」からティショットを打ち直す処置です。公式には認められていない、いわゆる「プレイング4」と呼ばれるローカルルールです。この処置を採用する場合は、以下のような処置になります。

    ・1打目:ティショットが林に消えて探したものの、ロストボールをしてしまった
    ・2打目&3打目:プレイング4適用のペナルティとして2打罰が科される
    ・4打目:特設ティから打ち直す

    ゴルフ場によっては特設ティが設置されていないこともあるので、そうした場合は「元の場所から打ち直す(1打罰)」か「ロストのボールがあると思われる地点からフェアウェイの基点を決定し、打ち直す(2打罰)」で対応しましょう。

    3.ロストボールでもペナルティにならないケースがある

    ロストボールをしてしまっても、例外的にペナルティが科されないケースもあります。該当するのは、下記のようなケースです。

    ・異常な状態と判断される場所にボールがある場合
    →ボールが「動かせる障害物」や「異常なコース状態」の中や上に止まったことが確実な場合
    ・第三者にボールが奪われた場合
    →動物や競技をしていない人物にボールを持ち去られた場合など

    この場合は、それぞれに「救済エリア」を決め、ボールをドロップし、ペナルティを受けずに打ち直すことができます。

    4.ロストボールで迷惑をかけないためにできること

    特にゴルフを始めて間もない初心者の方は、ロストボールをしてしまうのも仕方のないことです。ただし、周囲に迷惑をかけないためにできることはあるので、以下3点は最低限のマナーとして行なうとよいでしょう。

    ・ボールを多めに用意する
    ・打った後は最後までボールの行方を追う
    ・プレイング4を活用する

    ボールを多めに用意する

    18ラウンドを回る場合は、20個程度ボールを用意しておきましょう。そうすれば1ホールで1回ロストボールをしてもボールが余るので安心です。また、「ロストボールをしたかもしれない」と思ったあと、すぐ暫定球を打てるよう、ポケットに2個程度ボールを忍ばせておきましょう。これもスムーズなプレーを行なうための大切な配慮です。

    打ったあとは最後までボールの行方を追う

    ボールを探すこと自体時間がかかるので、その時間をできるだけ短くするためにも、打ったボールの行方は最後まで目で追うことが大切です。自分だけでなく同伴者にも同様の対応をしてもらうようお願いするとよいでしょう。

    プレイング4を活用する

    思わぬ方向にボールが飛んだ時、「もしかしたらボールが残っているかも」と期待しすぎないことも大切です。自分よりも経験豊富な同伴者が「これはないかもな」と話しているときは、見つからないケースが多いです。1分ほど探して見つからなければ早めに諦めて、プレイング4を活用しましょう。これもスロープレーを防ぐために必要な配慮です。

    5.まとめ

    今回は、主にロストボールをしてしまった場合の処置とペナルティについて解説してきました。誰もが「良いスコアを出したい」という思いでゴルフをしているはずなので、できればロストボールをしたくない、ペナルティを受けたくないという気持ちはあるでしょう。それでも、特に初心者の方は、ロストボールをしてしまうのはある程度仕方のないことです。まずは何よりスロープレーを回避するためのマナーを守り、みんなで気持ちよくプレーできるように心がけましょう。

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    • ルール&マナー

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