2月3日に発売されたタイトリスト「プロV1」と「プロV1x」。世界シェアNo.1ボールのリニューアルということで注目を集めていたが、ヴィクトリアゴルフ宇都宮細谷店の宇賀神正行店長に話を聞くと、「プロV1」を約1カ月間待っていたゴルファーが大勢いたそうだ。

「昨年12月に旧モデルがマークダウンされると一気に在庫がなくなってしまい、正月にキャンペーンで少しだけ入荷したものも一瞬で売り切れてしまいました。だから、『プロV1』がゴルフショップにないという異常事態が約1カ月間ありました。その期間中に新モデルを予約するお客さんが多かったですし、発売直後に買いにきた人たちも大勢いました」

それでもランキング1位は「D1」だったが、その理由は？

「ツアーボールの中では『プロV1』シリーズの人気、固定ファンの割合はダントツの1位ですが、低価格帯の『D1』は販売数が多いんです。一般的な低価格帯ボールは2980円とかですが、『D1』は2600円台。だから、1ダースではなく2ダース、3ダースを一気に購入する傾向があります」

このランキングは販売個数の順位なので、低価格帯ボールが有利になる。それでも発売初週の「プロV1」は「D1」の販売数に迫るくらい売れていたし、「プロV1」と「プロV1x」を合計すれば「D-1」を超えるセールスを記録した。それくらいニュー「プロV1」シリーズを待っていたユーザーが多かったということなのだろう。

■ボール売り上げランキングトップ3
1位　本間ゴルフ　D1
2位　タイトリスト　プロV1
3位　タイトリスト　プロV1x

※データ提供：矢野経済研究所
※集計期間：2023年1月30日～2月5日