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バブルがはじけて500万円の会員権が注目された平成5年(1993年)【雑誌「ALBA(アルバ)」で振り返る平成のゴルフ】

バブルがはじけて500万円の会員権が注目された平成5年(1993年)【雑誌「ALBA(アルバ)」で振り返る平成のゴルフ】

【主なできごと】 55年体制をくつがえす細川内閣の誕生。サッカーJリーグの開幕。サッカー日本代表のドーハの悲劇。記録的な冷夏となり戦後最大の米不足に。<br> 【賞金王/女王】<br> 国内男子:飯合肇<br> 国内女子:平瀬真由美<br> 米国男子:ニック・プライス<br> 米国女子:ベッツィ・キング<br> 【平成5年に発行された号】 139号(平成5年1月14日発行)〜162号(平成5年12月23日発行)

配信日時:2019年3月14日 19時00分

ついに「平成」が2019年4月30日で幕を閉じる。
この30年、ゴルフ界もさまざまな出来事があった。

そこでALBA.Netでは、平成の30年間を走り続けてきたALBA.Netの兄弟メディアである雑誌「ALBA-TrossView(アルバ-トロスビュー)」で、平成のゴルフを振り返る。

ALBA.Netが誕生する前年、平成18年(2006年)までを当時の記事とともに振り返ろう。
表紙は海外で大活躍ののち帰国、この年の日本女子オープンを制した岡本綾子。題字脇には、綾子さんが僕らの目標だ、とある。ALBA155号。

表紙は海外で大活躍ののち帰国、この年の日本女子オープンを制した岡本綾子。題字脇には、綾子さんが僕らの目標だ、とある。ALBA155号。

読者200人に聞きました。平均所持数2.5本「私が選んだドライバー」ALBA141号

読者200人(平均年齢30.4歳・平均ハンデ20.2・平均ゴルフ歴7.5年)に聞いたドライバーについてのアンケートだ。もっとも人気を集めたドライバーとは、プロユースのブランドで、ロフトは10.5度、シャフトはカーボン、ヘッドはメタルとされている。

ブランドではブリヂストン、ミズノテーラーメイドの順。ロフトは10.5度のあとは、11度、12度と続く。ヘッドはメタルが68%に対してパーシモンが24%。ひとりあたりのドライバー平均所持数は2.5本となっている。

車を買うか、メンバーになるか「500万円で買える得コース66」ALBA142号

冒頭には「バブルがハジけて、会員権がボクらの手の届く値段まで下がってきた」とあり、本文中には「2年前を100とすると、今は約5分の2に値が下がっている」とある。景気の激変をうかがわせる。

誌面で関東編オススメコースとされた、新千葉CCは330万円、長瀞CCは310万円(いずれも正会員)という価格となっている。ちなみに、この誌面でもご協力いただいた住地ゴルフのHP(3月8日段階)で、正会員の売希望最安値を見ると、新千葉CCは20万円、長瀞CCは10万円。さらに時代は動いていくことになる。

「プロの時計をウォッチング!」ALBA151号

愛車に続いて、プロが愛用する時計をパパラッチする企画。冒頭には芹沢信雄が「世界のプロゴルファーの中で、時計をしたままプレーするのは、アメリカではペイン・スチュアート、ヨーロッパではベルンハルト・ランガー、日本ではボク(芹沢信雄)なんだよ」とある。

ちなみにこの誌面の中ではロレックスのオイスターを愛用するプロが多いが、芹沢信雄はエベルという渋いセレクト。カルティエのパシャ(青木功)、ブルガリ(金子柱憲)というのもしゃれもの感がある。ふたりとも転戦中の海外で購入したというコメントからも、愛用している気持ちが伝わってくる。

日大出身プロ15人「得意ワザ別徹底レッスン」ALBA155号

日本全国から集まったジュニアゴルファーのエリート集団といわれた日大ゴルフ部。そこからプロとして活躍する15人によるレッスン企画。登場するのは丸山茂樹、倉本昌弘、湯原信光、金子柱憲、川岸良兼ら錚々たる面々。(ちなみに片山晋呉や宮本勝昌はまだプロ入り前だった)。

レッスンの内容は「腕を返さない方が絶対飛ぶ。フォローを大きくすることを心がけています(ドライバー・小達敏昭)」、「腕さえボールと向き合えば下半身はフル回転でいいんです(ドライバー・丸山茂樹)」など。各プロの学生時代のエピソードも添えられていた。

1年の3分の1はお留守番!「細腕で家を守るプロゴルファーの妻たち」ALBA156号

プロゴルファーの奥さまが登場する異色の企画。おふたりのなれそめから、日常生活まで紹介されている。プロたちのゴルフに打ち込むストイックな姿を身近で見続け、サポートする奥さまたちの言葉には深い絆がうかがえる。

「プロゴルファーという職業は家庭をなかなか顧みられない職業だと思うんです。子供のことなど、私に任せられている部分が大きいですね。ただ苦労というほどではないですよ」と語っていたのは中島常幸夫人。

プロゴルフファンからの指摘も多い「プレー中の喫煙」ALBA157号

タバコを公共の場から締め出す流れが現代の傾向。コースでもクラブハウスでも喫煙が許されるスペースは限られている。ただこの当時はまだそんな状況ではなかった。プロゴルファーの喫煙マナー向上が協会で話し合われたのに合わせていろいろな意見を掲載している。

プロのふりを見て、堂々とフェアウェイで喫煙する人が増えていることを嘆く声もあれば、サラリーマンが仕事場である会社でタバコを吸うように(まだオフィスでタバコが吸えた時代だった…)、プロゴルファーはゴルフ場が仕事だから、といった意見も。ただ見苦しいと思われるならやめなくては、という考えがプロからは多かった。

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