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    丸山茂樹が米国ツアーで初優勝した平成13年(2001年)【雑誌「ALBA(アルバ)」で振り返る平成のゴルフ】

    【主なできごと】東京ディズニーシーとUSJが開園。小泉内閣発足。JR東日本が『Suica』の取り扱いを開始。アメリカ同時多発テロの発生。後に日本歴代興行収入第1位となる映画『千と千尋の神隠し』が7月20日より公開された。<br> 【賞金王/女王】<br> 国内男子:伊澤利光<br> 国内女子:不動裕理<br> 米国男子:タイガー・ウッズ<br> 米国女子:アニカ・ソレンスタム<br> 【平成12年に発行された号】 331号(平成13年1月11日発行)〜354号(平成13年12月28日発行)

    配信日時:2019年4月3日 10時00分

    • ゴルフライフ
    目次 / index
    平成13年8月9日号の表紙は、USツアーで初優勝を挙げた丸山茂樹。青木功以来で18年ぶりの快挙だったという。
    平成13年8月9日号の表紙は、USツアーで初優勝を挙げた丸山茂樹。青木功以来で18年ぶりの快挙だったという。
    • “スマイリング・アサシン”と呼ばれていた
    • 優勝した時のドライバー
    • 平成13年当時、21歳の宮里優作。
    • 掲載された当時は東北高校に通う高校1年生だった。
    • 「兄妹よく似てる!」と言われ、「えっ?そうですか?」と答えていた。
    • 赤いバイザーが似合ってますね
    この記事の写真 7 枚を見る
    ついに「平成」が2019年4月30日を最後に幕を閉じる。
    この31年間、ゴルフ界もさまざまな出来事があった。

    そこでALBA.Netでは、平成の30年間を走り続けてきたALBA.Netの兄弟メディアである雑誌「ALBA-TrossView(アルバ-トロスビュー)」で、平成のゴルフを振り返る。

    ALBA.Netが誕生する前年、平成18年(2006年)までを当時の記事とともに振り返ろう。

    丸山茂樹が米国ツアー初優勝!【ALBA 345号】

    “スマイリング・アサシン”と呼ばれていた

    “スマイリング・アサシン”と呼ばれていた

    丸山はアマチュア時代から日本学生ゴルフ選手権やアジア大会など数々の大会で活躍し、獲得したタイトルは37勝。輝かしい実績を引っさげプロ転向したのが1992年(23歳)で、次の年の1993年に「ペプシ宇部興産」でプロ初優勝。米国ツアーに参戦するまでの8年間で9勝を挙げた。

    31歳となった2000年〜2008年は米国ツアーに本格参戦。初年度から2位に入るなど優勝するのは時間の問題かと思われていたが、参戦2年目となる2001年7月12日〜15日、ついに「グレーター・ミルウォーキー・オープン」でうれしい初優勝を挙げた。日本勢では青木功以来となる18年ぶりの快挙であり、日本のゴルフ界に与えた影響は大きかった。

    その後も、2002年「バイロン・ネルソン・クラシック」、2003年「クライスラー・クラシック・オブ・グリーンズボロ」で優勝し、通算3勝。
    優勝した時のドライバー

    優勝した時のドライバー

    2002年12月にメキシコで開催された「世界ゴルフ選手権」では伊澤利光とコンビを組み優勝。日本に45年ぶりの栄冠をもたらした。2009年からは再び国内男子ツアーに参戦。その年のシーズン最終戦である「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で国内ツアー10勝目を挙げた。

    2019年の9月12日には50歳の誕生日を迎える丸山だが、シニアツアー参戦については「日米、両方のツアーに(メンバー)登録はしました」と語っている。日本シニアツアーは50歳の誕生日を迎えてからの出場となるが、「50歳になって最初の試合が日本シニアオープン(笑)」と、いきなり国内最高峰の戦いになる予定だ。「米国では昔のように1週間田舎町で過ごすというのが体力的にもメンタル的にも難しいとは思っている」と、スポット的な出場を視野に入れている。

    アマチュア時代の宮里優作【ALBA 344号】

    平成13年当時、21歳の宮里優作。

    平成13年当時、21歳の宮里優作。

    プロアマ問わずゴルフ界の注目選手にインタビューを行う企画で、41回目のゲストだったのが当時アマチュアだった宮里優作。

    “沖縄の地で3歳から父親にゴルフを学び、今や誰もが認めるトップアマに上りつめた宮里優作さん。いまだ大学生でありながら、昨年ツアーで2度も最終日最終組のラウンドを果たした。ゴルフに対するひたむきな姿勢やマナー。誰もが一目置くそんな彼こそが21世紀のゴルフ界を担っていく!!”

    2002年にプロ転向し2003年のツアーデビュー直後から、“優勝も近い”と周囲からの期待を集めていたが、待ちわびた栄冠を手にしたのはツアー11年目となる2013年の冬、最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」だった。これで開花し、2017年には賞金王に輝き、これまで日本ツアー通算7勝を挙げている。

    兄に続く“スーパー・アマ” 宮里藍【ALBA 352号】

    掲載された当時は東北高校に通う高校1年生だった。

    掲載された当時は東北高校に通う高校1年生だった。

    7月に兄の宮里優作のインタビューが掲載され、その年の11月22日発売号で同じコーナーに登場したのが当時高校1年生の宮里藍。

    “今年ゴルフ界で、とてつもない兄妹が大旋風を巻き起こしている。宮里兄妹だ。昨年プロ入りした長男の聖志は来年のシード権をほぼ手中にし、次男の優作は大学3年生で「日本アマチュア選手権」で優勝。プロの競技でも今年だけでベストテン入りが4回あるスーパー・アマだ。”

    “そして末っ子の藍は、高校1年生にして今年の「日本女子オープン」で5位タイに入る大活躍を見せた。これからの日本女子プロ界を背負って立とうとする、その鋭いまなざしで見つめる宮里藍に今回迫る!”
    「兄妹よく似てる!」と言われ、「えっ?そうですか?」と答えていた。

    「兄妹よく似てる!」と言われ、「えっ?そうですか?」と答えていた。

    高校1年生当時、今後の目標として次のように語っている。

    “プロになるか進学するか現時点では決めてませんが、いずれはプロになるつもりです。まずはプロになって日本で活躍してから、米国ツアーに挑戦したいと思っています。いきなり向こうに行くことは今のところ考えていません。”

    その後の活躍はご存じのとおりで、日本のゴルフ界に大きな功績を残した。

    女優とゴルフ【ALBA 342号】

    赤いバイザーが似合ってますね

    赤いバイザーが似合ってますね

    平成振り返り企画をしていて思うのが、女優の登場率の高さ。平成のALBAでは女優と男子プロのレッスン企画は常に行われていた。そんな中、平成13年6月28日発売の342号でスタートしたのが、ズバリ「女優とゴルフ」。レッスンものではなく、女優が自身のゴルフ経験について語る内容だ。

    記念すべき第1回目のゲストは米倉涼子だった。

    “「Love Revolution」ほか、数多くのドラマ、CMに出演するなど今が旬の女優、米倉涼子。ゴルフのほうは、今年のフジサンケイで念願のコース・デビュー。「ゴルフって難しい。思い通りにいかないもんですね」といいながらも、「真剣にやればうまくなると思う」と、生来の負けん気の強さをのぞかせていた。”

    連載では、以前に芹澤信雄とレッスン連載企画を行っていた浅野ゆう子も登場した。

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