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アジアゴルフ紀行
【ベトナム編】発熱するベトナムゴルフの最前線に潜入してきた!
【ベトナム編】発熱するベトナムゴルフの最前線に潜入してきた!
配信日時:2017年6月21日 01時00分
ニクラス設計の本格的シーサイドコース
さて、肝心のゴルフコースのほうはというと、ジャック・ニクラス設計で総距離7,240ヤードのチャンピオンコース。バックナインはすべてのホールから海が望める本物のシーサイドコースだ。
スコットランドのリンクスと同じデューンズと呼ばれる緩やかなアンジュレーションを持った砂地で、地形的にはゴルフ場の最適地。リゾートらしいリラックスした伸びやかさを持ちつつも、広大なウェイストエリアを設けるなどジャックらしいタフさも随所に感じられる。海沿いならではの風や日本人が慣れないパスパラムの粘っこい芝にも手こずらされる。リゾートで気持ちよくプレーしたいが、まったく歯ごたえがないのも嫌だというワガママな人にもおすすめだ。
造成しやすい砂地とはいえ、これだけの手の込んだコースをたった5か月で作り上げたというスピード感には心底驚かされる。ここにもベトナムのゴルフ、そしてリゾート開発への高い熱量が表れているのではなかろうか。今後、ニクラス設計の18ホールに加え、シュミット・カーリー社設計の18ホールも近日中に開場予定で、36ホールのさらに魅力あるゴルフリゾートとして完成する。
参考までに1ラウンドのプレーフィは75米ドル〜、宿泊付きのプランは125米ドル〜である。正直にいって、現状のアクセス事情では日本から行くのはなかなかハードルが高いのは事実だが、数年中には国際線を誘致する計画があるようなので、その際には検討してみてはいかがだろう。その前に、来年オープン予定のハロン湾が狙い目だと、個人的には思っているが……。
参考までに1ラウンドのプレーフィは75米ドル〜、宿泊付きのプランは125米ドル〜である。正直にいって、現状のアクセス事情では日本から行くのはなかなかハードルが高いのは事実だが、数年中には国際線を誘致する計画があるようなので、その際には検討してみてはいかがだろう。その前に、来年オープン予定のハロン湾が狙い目だと、個人的には思っているが……。
筆者らが泊まった4ベッドルームのリゾートビラ。こちらは2階建てだが平屋のタイプもあり。ちなみに日・中・韓・香港の4人で宿泊。なんか微妙な関係にあるとされる4つの国と地域ではあるが、庶民にとってはどうでもいいこと。一緒にラウンドし、酒を酌み交わし、各々の国が、ゴルフ界が、メディア業界が抱える問題について語り合った。僕のつたない英語では言いたいことを伝えるのに苦労したが、それでも楽しかったな〜。
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