第4回『ゴルフって何人でするの?』
ゴルフの秘密を多角的に探ってみましょう。
配信日時:2019年3月25日 06時00分
ゴルフを始めたときに、誰もが口にするのが「もっと早く始めれば良かった」というセリフです。ゴルフをしない人にとって、酸いも甘いも知り尽くした偉い人までゴルフに夢中になっているのは不思議なもので、ゴルフをしている人も夢中になりすぎて、ゴルフの魅力を説明できないという奇妙な現実もあります。ゴルフの秘密を探ってみましょう。
今回は、ゴルフをする人数についてのお話です。
平成が始まった頃、国内のゴルフは四人一組で行うことが奨励されていました。三人でプレーする場合は、割増料金を請求され、二人でプレーするのは限られた競技だけで一般的には不可能でした。
そもそも、ゴルフは二人一組で一ホールごとに勝負するゲームとして発達しましたが、ゴルファーが増えていく中で、出来るだけ多くの人がコースでプレーするには四人一組が最も効率が良い、ということになったのでした。
今回は、ゴルフをする人数についてのお話です。
平成が始まった頃、国内のゴルフは四人一組で行うことが奨励されていました。三人でプレーする場合は、割増料金を請求され、二人でプレーするのは限られた競技だけで一般的には不可能でした。
そもそも、ゴルフは二人一組で一ホールごとに勝負するゲームとして発達しましたが、ゴルファーが増えていく中で、出来るだけ多くの人がコースでプレーするには四人一組が最も効率が良い、ということになったのでした。
現在、国内のゴルフコースでは、一組四人を上限として、三人でも、二人でもプレーできるようになってきました。人数に制限があるコースは少数派です。ごく一部ですが、一組五人や六人でのプレーを許可しているコースもあり、ゴルファーの要望に合わせて多様な変化をしている最中なのかもしれません。
更に少数ですが、いくつかの条件をクリアしていれば、一人でのプレーができるコースもあります。また、ネットを中心にして『一人予約』というマッチングサイトもあります。一人を三人揃えれば、ほぼ全てのコースでプレーできるからです。
ゴルフの特徴の一つは、ほぼ半日、同じ組になった人たちと密着して過ごすので、一緒に冒険したような気持ちになれることです。気の合う仲間同士でも楽しいですが、初対面の人とプレーして一気に距離が縮むこともあります。だから、ゴルフは社交術としても大人気なのです。
もっと面白いこともあります。ゴルフは多くの仲間と一斉に競い合えるのです。いわゆるゴルフコンペと呼ばれる集まりは、小さなものだと二組で6人〜8人、よくあるのが五組で17人から20人、最大だと200人を越えてゲームができるのです。仲間が増えれば、一組四人をすぐに超えてしまうのです。それぞれが仲間を増やしていくと、あっという間に20人で一緒にゴルフしたいね、というようになります。こんなにたくさんでワイワイと楽しめるゲームはゴルフ以外にはありません。
ゴルフコンペを楽しむための知恵と工夫は本当に面白いのですが…… それはまた、別のお話。
文・篠原嗣典/画像・GettyImages
更に少数ですが、いくつかの条件をクリアしていれば、一人でのプレーができるコースもあります。また、ネットを中心にして『一人予約』というマッチングサイトもあります。一人を三人揃えれば、ほぼ全てのコースでプレーできるからです。
ゴルフの特徴の一つは、ほぼ半日、同じ組になった人たちと密着して過ごすので、一緒に冒険したような気持ちになれることです。気の合う仲間同士でも楽しいですが、初対面の人とプレーして一気に距離が縮むこともあります。だから、ゴルフは社交術としても大人気なのです。
もっと面白いこともあります。ゴルフは多くの仲間と一斉に競い合えるのです。いわゆるゴルフコンペと呼ばれる集まりは、小さなものだと二組で6人〜8人、よくあるのが五組で17人から20人、最大だと200人を越えてゲームができるのです。仲間が増えれば、一組四人をすぐに超えてしまうのです。それぞれが仲間を増やしていくと、あっという間に20人で一緒にゴルフしたいね、というようになります。こんなにたくさんでワイワイと楽しめるゲームはゴルフ以外にはありません。
ゴルフコンペを楽しむための知恵と工夫は本当に面白いのですが…… それはまた、別のお話。
文・篠原嗣典/画像・GettyImages