第14回『ティーマークって何ですか?』
ゴルフの秘密を多角的に探ってみましょう。
配信日時:2019年6月3日 06時00分
ゴルフを始めたときに、誰もが口にするのが「もっと早く始めれば良かった」というセリフです。ゴルフをしない人にとって、酸いも甘いも知り尽くした偉い人までゴルフに夢中になっているのは不思議なもので、ゴルフをしている人も夢中になりすぎて、ゴルフの魅力を説明できないという奇妙な現実もあります。ゴルフの秘密を探ってみましょう。
今回は、ティーマークって何ですか? というお話です。
ゴルフにおいて、ティーという言葉は複数の意味があります。第1打目を打つとき、ボール打ちやすくするために地面に刺す用具もティーですが、ホールのスタート地点の呼び方もティーです。
ティーマークは、スタート地点はここですよ、と知らせるために設置された印です。通常は、メロン大の丸いディンプルがあるボールを模したもので、動かないように太い釘のような物がついていて地面に刺してあります。ティーマークは2個セットで使われます。2個を結ぶ線が、いわゆるスタートラインで、そのラインから後方に向けてクラブ2本分の長さの四角形をティーイングエリアと呼んで、ホールごとの1打目はその範囲内にボールをセットしてスタートします。
今回は、ティーマークって何ですか? というお話です。
ゴルフにおいて、ティーという言葉は複数の意味があります。第1打目を打つとき、ボール打ちやすくするために地面に刺す用具もティーですが、ホールのスタート地点の呼び方もティーです。
ティーマークは、スタート地点はここですよ、と知らせるために設置された印です。通常は、メロン大の丸いディンプルがあるボールを模したもので、動かないように太い釘のような物がついていて地面に刺してあります。ティーマークは2個セットで使われます。2個を結ぶ線が、いわゆるスタートラインで、そのラインから後方に向けてクラブ2本分の長さの四角形をティーイングエリアと呼んで、ホールごとの1打目はその範囲内にボールをセットしてスタートします。
初めてゴルフをするときに戸惑うのは、そのティーマークのセットが複数並んでいることです。ホールの長さを選べるようにすることで、誰でも楽しくゴルフができるようにする工夫なのですが、基本的には男性は白いティーから、女性は赤いティーからスタートすれば良いのです。
「スタート時間の10分前に、10番ティーで待っています」という場合のティーは、厳密な意味のティーイングエリアではなく、その周辺というニュアンスです。スタートエリアという意味でもティーは使われるのです。スタート時間という言葉は俗称ですが一般的です。ティータイムが正式な用語になりますが、けっこうなベテランゴルファーでも知らなかったります。真面目で熱心ゴルファーなのに、正式な用語を知らないことがよくあるのも、ゴルフの面白いところです。
ちなみに、1打目を打つためにボールをセットするのもティーアップではなく、ティーオフが正式な用語になります。せっかくゴルフをするのであれば、正しい用語を使いたいものですが…… 夢中になってしまうと、言葉が通じれば、何でもOKということになってしまうのかもしれません。ティーマークを見たら、スタートしたくなるのがゴルファーという生き物なのです。
ティーマークは丸いボールを模した形状をしていると書きました。それ以外にも、探してみると色々なものがあります。こういうところに遊び心があるゴルフコースが個人的には大好きです。
さて、もう一つのティーがどうやって生まれたか? という話も面白いのですが…… それはまた、別のお話。
文・篠原嗣典/画像・GettyImages
「スタート時間の10分前に、10番ティーで待っています」という場合のティーは、厳密な意味のティーイングエリアではなく、その周辺というニュアンスです。スタートエリアという意味でもティーは使われるのです。スタート時間という言葉は俗称ですが一般的です。ティータイムが正式な用語になりますが、けっこうなベテランゴルファーでも知らなかったります。真面目で熱心ゴルファーなのに、正式な用語を知らないことがよくあるのも、ゴルフの面白いところです。
ちなみに、1打目を打つためにボールをセットするのもティーアップではなく、ティーオフが正式な用語になります。せっかくゴルフをするのであれば、正しい用語を使いたいものですが…… 夢中になってしまうと、言葉が通じれば、何でもOKということになってしまうのかもしれません。ティーマークを見たら、スタートしたくなるのがゴルファーという生き物なのです。
ティーマークは丸いボールを模した形状をしていると書きました。それ以外にも、探してみると色々なものがあります。こういうところに遊び心があるゴルフコースが個人的には大好きです。
さて、もう一つのティーがどうやって生まれたか? という話も面白いのですが…… それはまた、別のお話。
文・篠原嗣典/画像・GettyImages