第20回『ドレスコードって何ですか?』
ゴルフの秘密を多角的に探ってみましょう。
配信日時:2019年7月15日 06時00分
ゴルフを始めたときに、誰もが口にするのが「もっと早く始めれば良かった」というセリフです。ゴルフをしない人にとって、酸いも甘いも知り尽くした偉い人までゴルフに夢中になっているのは不思議なもので、ゴルフをしている人も夢中になりすぎて、ゴルフの魅力を説明できないという奇妙な現実もあります。ゴルフの秘密を探ってみましょう。
今回は、ドレスコードって何ですか? というお話です。
少し前まで、ゴルフウェアはダサいオヤジの服として、若者に嫌われていました。時代が何周したのかわかりませんが、現在は『パパ服』という古着感覚で父親や祖父たちが着ていた昔の服を着こなすのがオシャレとなっているようです。原色を使った当時のゴワゴワした厚手の鹿の子編みのポロシャツが、21世紀の若者には、新しくて面白いと感じるようです。
ゴルフでは、たびたび、ドレスコードが話題になります。日本では日常生活において、ドレスコードを意識しないので、苦手意識がある人が多いことが問題を複雑にしていますが、実はそんなに難しくはないのです。
例えば、結婚式です。花嫁に敬意を表して白いドレスを着ないとか、男性でもTシャツにGパンで披露宴に出席するとかは、大問題になりかねないと想像ができます。親しい人や友人の大切な儀式を台無しにしないように、出席者は常識の範囲で対応するのが当たり前です。お葬式でも同じです。相応しくない服装が場の雰囲気を乱す危険があることは、普通に想像力があればわかることです。つまり、その場にいる人たちを不快にしないための注意事項がドレスコードなのです。
今回は、ドレスコードって何ですか? というお話です。
少し前まで、ゴルフウェアはダサいオヤジの服として、若者に嫌われていました。時代が何周したのかわかりませんが、現在は『パパ服』という古着感覚で父親や祖父たちが着ていた昔の服を着こなすのがオシャレとなっているようです。原色を使った当時のゴワゴワした厚手の鹿の子編みのポロシャツが、21世紀の若者には、新しくて面白いと感じるようです。
ゴルフでは、たびたび、ドレスコードが話題になります。日本では日常生活において、ドレスコードを意識しないので、苦手意識がある人が多いことが問題を複雑にしていますが、実はそんなに難しくはないのです。
例えば、結婚式です。花嫁に敬意を表して白いドレスを着ないとか、男性でもTシャツにGパンで披露宴に出席するとかは、大問題になりかねないと想像ができます。親しい人や友人の大切な儀式を台無しにしないように、出席者は常識の範囲で対応するのが当たり前です。お葬式でも同じです。相応しくない服装が場の雰囲気を乱す危険があることは、普通に想像力があればわかることです。つまり、その場にいる人たちを不快にしないための注意事項がドレスコードなのです。
21世紀になって日本のゴルフコースは、ドレスコードが緩くなってきています。その場にいるゴルファーたちが、変わりつつあるからです。数は少ないですが、ドレスコードを廃止したゴルフコースもあります。
昔は、用具を新しくしてから最後にウェアを整えるというゴルファーが多かったので、初級者は服装を見ればわかったものでしたが、最近は、何よりもウェアを先に整える若いゴルファーが増えているので、見た目はベテランゴルファーみたいなのにクラブはオンボロという不思議な初級者が急増しています。中途半端なオールドゴルファーより、雑誌などで研究して、最新のゴルフウェアを着こなす若いゴルファーのほうが、ドレスコードを高いレベルでクリアしていることもあるので、本当に面白いです。
否定するより、ドレスコードもゴルフの内だと研究して、楽しむことがオススメです。若いゴルファーのほうがドレスコードへの対応が上手ですので、今後が楽しみです。
緩くなっていく傾向にあるドレスコードですが、難しく考え過ぎて、わからなくなってしまっているオールドゴルファーもたくさんいます。一言だけアドバイスしますと、「清潔感」を最優先することです。それさえクリアしていれば、あまり悩まずに済むはずです。
さて、ブレザーはユニファームだったの? という話も面白いのですが…… それはまた、別のお話。
文・篠原嗣典/画像・GettyImages
昔は、用具を新しくしてから最後にウェアを整えるというゴルファーが多かったので、初級者は服装を見ればわかったものでしたが、最近は、何よりもウェアを先に整える若いゴルファーが増えているので、見た目はベテランゴルファーみたいなのにクラブはオンボロという不思議な初級者が急増しています。中途半端なオールドゴルファーより、雑誌などで研究して、最新のゴルフウェアを着こなす若いゴルファーのほうが、ドレスコードを高いレベルでクリアしていることもあるので、本当に面白いです。
否定するより、ドレスコードもゴルフの内だと研究して、楽しむことがオススメです。若いゴルファーのほうがドレスコードへの対応が上手ですので、今後が楽しみです。
緩くなっていく傾向にあるドレスコードですが、難しく考え過ぎて、わからなくなってしまっているオールドゴルファーもたくさんいます。一言だけアドバイスしますと、「清潔感」を最優先することです。それさえクリアしていれば、あまり悩まずに済むはずです。
さて、ブレザーはユニファームだったの? という話も面白いのですが…… それはまた、別のお話。
文・篠原嗣典/画像・GettyImages