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    第28回『練習はどのくらいすれば良いの?』

    ゴルフの秘密を多角的に探ってみましょう。

    配信日時:2019年9月9日 06時00分

    • ゴルフライフ
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    ゴルフを始めたときに、誰もが口にするのが「もっと早く始めれば良かった」というセリフです。ゴルフをしない人にとって、酸いも甘いも知り尽くした偉い人までゴルフに夢中になっているのは不思議なもので、ゴルフをしている人も夢中になりすぎて、ゴルフの魅力を説明できないという奇妙な現実もあります。ゴルフの秘密を探ってみましょう。

    今回は、練習はどのくらいすれば良いの? というお話です。

    ゴルフを始めようと考えたときの壁の一つが練習なのだそうです。どこで、どのくらい、どうやってすれば良いのか? 確かにわかりにくいかもしれません。

    昭和の時代、コースに出る前にはトラック一杯分のボールを練習場で打つべし、という修行のようなセオリーがありました。平成になって、それは都市伝説のようになって、現在に至ります。

    練習場も、屋外だけではありません。建物の中にあるインドアの練習場も増えています。主要な駅には、探せば、ほぼインドアの練習場があるといっても過言ではありません。ほとんどの施設は、初心者に優しいので、手ぶらで行っても練習ができます。

    練習することは二つの利点があります。一つは、ゴルフがどんなものかを垣間見る経験になること。一つは、ある程度ボールが打てたほうが、コースでゴルフがより楽しめること。
    オススメの練習は、最初だからこそ、初めてのゴルフだと施設に相談してプロのレッスンを受けることです。敷居は高いかもしれませんが、最初にプロに教えてもらうと、最短距離で初級者にランクアップしやすいのです。

    ゴルフでは、初めて覚えたスイングは多くの場合で一生影響するのです。最初に身につけてしまった悪い癖を消すためには、膨大な修正時間と練習量が必要となるので、ほとんどのゴルファーは諦めて、誤魔化しながらゴルフを続けています。

    練習量は昔に比べると、遙かに少ない数で十分です。理由は、ゴルフクラブの性能が上がって、打つのがやさしくなったからです。空振りせずに、ボールに当てられるようになって、このクラブ好きだなぁ、と得意意識を持ったドライバー以外の1本ができたら練習の第一段階は終了だと思います。

    広い練習場で、ボールをすっ飛ばす快感があるからコースより練習のほうが好きだという変わり者も少数ですがいます。しかし、練習はあくまでも練習で、ゴルフといえば、コースでプレーすることなのです。

    コースでゴルフを楽しむために行うのが練習です。効率良く、無理せずに、必要に応じて、練習をしましょう。

    さて、初心者用のクラブってあるの? という話も面白いのですが…… それはまた、別のお話。



    文・篠原嗣典/画像・GettyImages

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