第35回『ゴルフに年齢制限はあるの?』
ゴルフの秘密を多角的に探ってみましょう。
配信日時:2019年10月28日 06時00分
ゴルフを始めたときに、誰もが口にするのが「もっと早く始めれば良かった」というセリフです。ゴルフをしない人にとって、酸いも甘いも知り尽くした偉い人までゴルフに夢中になっているのは不思議なもので、ゴルフをしている人も夢中になりすぎて、ゴルフの魅力を説明できないという奇妙な現実もあります。ゴルフの秘密を探ってみましょう。
今回は、ゴルフに年齢制限はあるの? というお話です。
ゴルフは年寄りの遊びというイメージが根強くあります。実際に、日本を代表するようなコースの中には、35歳以上でなければプレーできないという規則があるところもあります。若い人がゴルフをしないから日本のゴルフは廃れてしまうという危機感を煽っておきながら、自分のコースではそんな規則を維持しているという現実は、出来の悪いコメディのようで滑稽です。
ゴルフには年齢制限はありません。歩けるようになった幼児が歩けなくなるまで、ゴルフほど長くできるゲームはない、昔からいわれ続けています。ただ、ゴルフコースごとに規則を設けることができますので、小学生以上とか、中学生以上、というような年齢制限があるケースがあります。
どうして、年齢制限があるかというと、基本的には安全対策だといわれていますが、ゴルフコースの持っている雰囲気を演出するためでもあるのです。高級な飲食店で「お子様お断り」という決まりがあるところがあるのと同じです。
今回は、ゴルフに年齢制限はあるの? というお話です。
ゴルフは年寄りの遊びというイメージが根強くあります。実際に、日本を代表するようなコースの中には、35歳以上でなければプレーできないという規則があるところもあります。若い人がゴルフをしないから日本のゴルフは廃れてしまうという危機感を煽っておきながら、自分のコースではそんな規則を維持しているという現実は、出来の悪いコメディのようで滑稽です。
ゴルフには年齢制限はありません。歩けるようになった幼児が歩けなくなるまで、ゴルフほど長くできるゲームはない、昔からいわれ続けています。ただ、ゴルフコースごとに規則を設けることができますので、小学生以上とか、中学生以上、というような年齢制限があるケースがあります。
どうして、年齢制限があるかというと、基本的には安全対策だといわれていますが、ゴルフコースの持っている雰囲気を演出するためでもあるのです。高級な飲食店で「お子様お断り」という決まりがあるところがあるのと同じです。
僕は2002年から2011年までジュニアゴルファー育成のイベントをしていましたが、そのときは、約束を守れる幼稚園児以上を参加資格にしていました。乗用カートのゴルフであれば、未就学児でも、ゴルフを楽しむことが可能でした。
令和に元号が変わった現在、ゴルフコースは棲み分けが進んでいます。飲食店が、超高級店からファーストフードまであって、自分の事情や好みで選べるように、ゴルフコースも同様に選択する時代になってきたのです。老人ばかりのコースもありますが、どんどん数を増やしているのは、若者が大多数のコースです。
ゴルファーの年代別の分布では、40代、50代の人数の割合が多く、その前後が少なくなっていきます。グラフにすると山型になります。老人ばかりのコースでは50代が青二才扱いされるのに、若者が多いコースでは同じ50代が長老扱いされたりする現象が起きているのは、コースの棲み分けが進んでいる証拠です。
自分に合った雰囲気のコースを見つけることは、現代において、ゴルフを何倍も楽しむ秘訣なのかもしれません。郷に入っては郷に従う。それぞれの雰囲気を壊すことなく、自分が好きな雰囲気のコースを見つけるのもゴルフの面白さなのです。
老若男女、みんなでゴルフを楽しむのが正解です。ゴルフは自分の年齢を忘れさせてくるゲームでもあるのです。
さて、プラーベートコースって何ですか? という話も面白いのですが…… それはまた、別のお話。
文・篠原嗣典/画像・GettyImages
令和に元号が変わった現在、ゴルフコースは棲み分けが進んでいます。飲食店が、超高級店からファーストフードまであって、自分の事情や好みで選べるように、ゴルフコースも同様に選択する時代になってきたのです。老人ばかりのコースもありますが、どんどん数を増やしているのは、若者が大多数のコースです。
ゴルファーの年代別の分布では、40代、50代の人数の割合が多く、その前後が少なくなっていきます。グラフにすると山型になります。老人ばかりのコースでは50代が青二才扱いされるのに、若者が多いコースでは同じ50代が長老扱いされたりする現象が起きているのは、コースの棲み分けが進んでいる証拠です。
自分に合った雰囲気のコースを見つけることは、現代において、ゴルフを何倍も楽しむ秘訣なのかもしれません。郷に入っては郷に従う。それぞれの雰囲気を壊すことなく、自分が好きな雰囲気のコースを見つけるのもゴルフの面白さなのです。
老若男女、みんなでゴルフを楽しむのが正解です。ゴルフは自分の年齢を忘れさせてくるゲームでもあるのです。
さて、プラーベートコースって何ですか? という話も面白いのですが…… それはまた、別のお話。
文・篠原嗣典/画像・GettyImages