スウェットやジャージ素材のパンツがゴルフウエアにも増えてきた。街着感覚に、プレーウエアとしての工夫も凝らされている。今回の目利きである、ファッションライターの瀧川修平さんの推しは、人気アイテムというだけでなく、完成度も高いところだ。

「これは2層構造のダンボールニット素材ですが、感覚としてはしっかりとハリのあるスウェットパンツですね。ですからストレッチも十分で絶対的に動きやすい。この手のパンツは街着のおしゃれスウェットパンツ感が強くて、今ひとつ踏ん切れなかったとしたら、このパンツならいけます！」。

「まずしっかりとベルトループがついていること。ゴルフウエアなので、ポロシャツをパンツインするときに、これが付いていないとちょっとルックスに締まりがなくなります。そして裾に絞りがなく、センタークリースが入ったテーパードシルエットは、モモのふくらみとの対比もきれいで、足をスラっと見せてくれます。だから上品なスラックスのようにも見えますが、プレーにはストレスがありません。しかも肌ざわりがソフトで心地いい」。

「おしゃれな街着のスウェットパンツは、トレンドアイテムということもあって数多くありますが、このパンツほどこだわった作りでクオリティが高いものはあまりないような気がします。ゴルフがカジュアル化してきたからかもしれませんが、プレーウエアとしての機能も備えた、こうしたパンツがゴルフシーンに定着するようになれば、スタイルの幅も広がり楽しみも増えそうです」。


ポリエステル80％＋レーヨン17％＋ポリウレタン3％　ストレッチ
￥15,000（ロサーセン）
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今日の目利き
瀧川修平（ファッションライター）

ファッション誌の編集者を経て独立。ファッションライターとして『LEON』、『MADURO』などで活躍中。ゴルフウエアも含むファッション全般の原稿を手がける。ゴルフウエアの好みは普段着とボーダーレスに着られるようなタイプという。