第45回『キャディバッグって何ですか?』
ゴルフの秘密を多角的に探ってみましょう。
配信日時:2020年1月6日 06時00分
ゴルフを始めたときに、誰もが口にするのが「もっと早く始めれば良かった」というセリフです。ゴルフをしない人にとって、酸いも甘いも知り尽くした偉い人までゴルフに夢中になっているのは不思議なもので、ゴルフをしている人も夢中になりすぎて、ゴルフの魅力を説明できないという奇妙な現実もあります。ゴルフの秘密を探ってみましょう。
今回は、キャディバッグって何ですか? というお話です。
キャディバッグがなければゴルフはできせまん。例えば、クラブやプレーに使うアイテムを大きな袋に入れて、コースに行っても迷惑をかけるだけではなく、不便なのでゴルフが楽しめません。
クラブは間近に見なければわかりませんが、キャディバッグは遠目に見て目立つので、最近では、自分のセンスが明確になるものとして、初級者でもキャディバッグのデザインやカラーにこだわって選ぶということも珍しくありません。
ゴルフの長い歴史の中で、キャディバッグが一般的になったのは最近のことです。二十世紀の初頭までは、クラブは剥き出しで持ってプレーするのが当たり前でした。その頃まで、クラブは職人技を結集させた工芸品で、多くとも7本程度のクラブでゴルファーはプレーしていたのです。キャディも小脇にクラブ抱えて移動するほうが身軽で楽だったのだと思われます。
クラブが大量生産される時代になって、アメリカのゴルファーが中心になって20本以上のクラブをコースに持ち込むようになったことで、入れ物がなければ大量のクラブを持ち運ぶのが難しくなりました。キャディバッグの登場です。
今回は、キャディバッグって何ですか? というお話です。
キャディバッグがなければゴルフはできせまん。例えば、クラブやプレーに使うアイテムを大きな袋に入れて、コースに行っても迷惑をかけるだけではなく、不便なのでゴルフが楽しめません。
クラブは間近に見なければわかりませんが、キャディバッグは遠目に見て目立つので、最近では、自分のセンスが明確になるものとして、初級者でもキャディバッグのデザインやカラーにこだわって選ぶということも珍しくありません。
ゴルフの長い歴史の中で、キャディバッグが一般的になったのは最近のことです。二十世紀の初頭までは、クラブは剥き出しで持ってプレーするのが当たり前でした。その頃まで、クラブは職人技を結集させた工芸品で、多くとも7本程度のクラブでゴルファーはプレーしていたのです。キャディも小脇にクラブ抱えて移動するほうが身軽で楽だったのだと思われます。
クラブが大量生産される時代になって、アメリカのゴルファーが中心になって20本以上のクラブをコースに持ち込むようになったことで、入れ物がなければ大量のクラブを持ち運ぶのが難しくなりました。キャディバッグの登場です。
キャディバッグだけに特化したメーカーがアメリカにだけあるのは、そういう歴史的な背景があるからです。
ゴルフアイテムとして、プレーに直接は関係しないのに、誰もが自分用の一本を持っている不思議なものがキャディバッグです。
改めて、キャディバッグを見てみると、本当に機能的にできています。最近では、キャディバッグではなく、カートバッグと呼ぶメーカーもありますが、カートに乗せたときでも使える収納力や使い勝手は、少しずつですが時代に合わせて進化を続けています。また、非常に耐久性も良いので、表面の素材が傷まない限り、壊れることは稀です。
表面の素材が劣化すると、カートで積まれたときに隣のバッグを汚してしまったりするので、ベトベトしたり、カサカサになる前にキャディバッグは交換するようにしましょう。汚いキャディバッグを使っていると、無神経な人だと誤解されて、マイナスです。
気分転換として、キャディバッグを新しくすることは、かなり効果が高いことも事実です。デザイン。大きさ。カラー。素材。収納力などの機能。持ち運びやすさ。キャディバッグは、多弁です。ゴルフは、キャディバッグでも、楽しむことができるのです。
さて、バッグの中に何を入れる? という話も面白いのですが…… それはまた、別のお話。
文・篠原嗣典/画像・GettyImages