今回の目利きである、ヴィクトリアゴルフお茶の水店の川田彩乃さんによると、ワードローブにネイビーのパンツやポロシャツが多かったりすると、アウターのネイビーは気に入っても、敬遠されがちらしい。そのためちょっとしたデザインの工夫の有無が、アウターにネイビーを取り入れられるかのポイントになる。

「生地はやや厚めでジャージ風。シャカシャカした質感ではないので、ちょっと肌寒いときにはおるには最適です。ネイビーはベーシックなカラーで、嫌いな人はあまりいないのですが、パンツやインナーにもネイビーが登場することが多いせいか、アウターでは、悩んだ末に白や赤系が選ばれる場合が多いですね。上下ともにネイビー系になると、ビジネススーツのようなイメージになってしまい抵抗があるようです」。

「そんなネイビーのアウターへの躊躇があるせいか、袖口や裾がリブ仕立てになっていたり、襟や袖口、裾などにラインのようなアレンジがされていると喜ばれます。ネイビーベースでもメリハリがつきますし、おしゃれ感もプラスされて、ちょっと“よそ行き”感覚に見えるのがいいようです。確かに普段着のチノパンツとかにも合わせられそうですから」。

「このブルゾンもそうですが、このところ春先に着るウエアでもUVケアの機能を謳っているモノが少なくありません。もちろん紫外線による、肌へのダメージも防いでくれるのですが、ウエアの耐久性も高めてくれるという効果もあります。素材の退色や毛羽たちを防いでくれるのもUVケアの隠れたメリットです。特に長い期間にわたって着ることになりそうなウエアにはありがたい機能ですね」。


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今日の目利き
川田彩乃
（ヴィクトリアゴルフ御茶ノ水店ゴルフウエア担当）

入社以来、メンズ、レディスのゴルフウエアを担当。幼いころ、父に手ほどきを受けてゴルフをはじめ、学生時代には競技に打ち込むほどゴルフに没頭。トレンドばかりでなく、シリアスゴルファーならではのウエアの志向も熟知する。