【ゴルフ運動・筋トレ編】成田美寿々を飛距離アップさせた体幹トレーニング
外出自粛で練習場やゴルフ場に行けない日々が続いています。でもそんなピンチの今こそ、今までできなかったことにチャレンジするチャンス。「ストレッチ」「筋トレ」「ジョグ」でゴルフをベースアップさせましょう。リモートワークで凝り固まった体をほぐすのにも役立ちますよ。デスクワークの腰痛にも効くストレッチです
配信日時:2020年5月4日 22時00分
年齢を重ねれば、体のあちらこちらに痛みが出ることも少なくない。腰椎と戦いながらツアーで結果を出し続けるシニアプロ崎山のトレーニングを紹介
(※ALBA760号掲載記事を転載)
(※ALBA760号掲載記事を転載)
”飛びトレ”で腕を速く振れるようになった
目標に向かいシーズン中もトレーニングを欠かさない成田美寿々。その内容は、下半身、腹部、背中と基礎的なものからスイングに応用できる動きまで、考え抜かれたものだった
(※ALBA760号掲載記事を転載)
■アイアンの飛距離が伸び 疲れにくくなった
フィジカル強化を掲げ、シーズン中でもトレーニングを欠かさなかった成田。「背中など体幹がしっかりしてアイアンの飛距離が伸び、トレーニングの成果を感じています。連戦が続いても疲れにくくなったのも収穫です」と話す。
スイングはいかに両腕を速く振れるかを重視するという成田のトレーナーを務める安福氏。「それが一番ヘッドスピードを上げて飛距離アップにつながるのです。それを支えるためには背中や下半身を鍛えることと、体幹強化が大切です。さらに筋トレ+ゴルフにつながる動きを補完すると非常に効果的ですね」。バランス良く鍛えつつスイングに必要な動きを取り入れて、飛距離アップにつながるわけだ。
(※ALBA760号掲載記事を転載)
■アイアンの飛距離が伸び 疲れにくくなった
フィジカル強化を掲げ、シーズン中でもトレーニングを欠かさなかった成田。「背中など体幹がしっかりしてアイアンの飛距離が伸び、トレーニングの成果を感じています。連戦が続いても疲れにくくなったのも収穫です」と話す。
スイングはいかに両腕を速く振れるかを重視するという成田のトレーナーを務める安福氏。「それが一番ヘッドスピードを上げて飛距離アップにつながるのです。それを支えるためには背中や下半身を鍛えることと、体幹強化が大切です。さらに筋トレ+ゴルフにつながる動きを補完すると非常に効果的ですね」。バランス良く鍛えつつスイングに必要な動きを取り入れて、飛距離アップにつながるわけだ。
下半身系トレーニング
■重いものを持って上体を回してスクワット
スイングの基本となる下半身の強化は、基本であるスクワットで行う。通常のスクワットとともに取り入れているのが、バックスイングとフォローの動きを想定した独自メニューだ。何も持たなくても効果がありウォーミングアップにもいい
スイングの基本となる下半身の強化は、基本であるスクワットで行う。通常のスクワットとともに取り入れているのが、バックスイングとフォローの動きを想定した独自メニューだ。何も持たなくても効果がありウォーミングアップにもいい
メディションボールを胸の前で持ちスタート
バックスイングなら左脚を真横に踏み出し、重心を下げつつ、上体は右に回す
※左右10回×3セット行う
<ポイント>
下半身のトレーニングながら、捻転に必要な周囲の筋肉を同時に鍛えられる
バックスイングなら左脚を真横に踏み出し、重心を下げつつ、上体は右に回す
※左右10回×3セット行う
<ポイント>
下半身のトレーニングながら、捻転に必要な周囲の筋肉を同時に鍛えられる
腹部系トレーニング
■ヒジとつま先で支えて床と平行に全身を保つ
両ヒジとつま先で体を支え、背筋を伸ばしてお尻も上げる
※左右10回×1セット行う
姿勢を保つには体幹の力が必要で、腹筋が強化されると思われがちだが、成田がやると「肩がもげる」とか。「腹部系トレーニングのメニューですが、自分の弱い箇所が強化できる側面も持っているんです」(安福)
両ヒジとつま先で体を支え、背筋を伸ばしてお尻も上げる
※左右10回×1セット行う
姿勢を保つには体幹の力が必要で、腹筋が強化されると思われがちだが、成田がやると「肩がもげる」とか。「腹部系トレーニングのメニューですが、自分の弱い箇所が強化できる側面も持っているんです」(安福)
<ポイント>
同じ姿勢を保つことでインナーマッスルに負荷がかかる
同じ姿勢を保つことでインナーマッスルに負荷がかかる
背中系トレーニング
■全身を真っすぐ保って斜めに懸垂を行う
横から見て、体が一直線になるように姿勢を保ち上下に動かす
胸がバーに触れるくらいまで上げたら、1秒停止
※5回×2セット行う
<ポイント>
腕の力で上げるのではなく、肩甲骨や背中、前腕を意識したい。通常の懸垂は体に負担がかかるのでオススメできないという
横から見て、体が一直線になるように姿勢を保ち上下に動かす
胸がバーに触れるくらいまで上げたら、1秒停止
※5回×2セット行う
<ポイント>
腕の力で上げるのではなく、肩甲骨や背中、前腕を意識したい。通常の懸垂は体に負担がかかるのでオススメできないという
全力のシャドースイングも効果アリ
■筋力強化にスイングの動きをプラス
トレーニング効果を最大限発揮するには、鍛えた筋肉を競技に活かせるように、つなげる動きが大切。全力で振ってインパクトで止めて戻す動きを連続で行うシャドースイングも効果的
トレーニング効果を最大限発揮するには、鍛えた筋肉を競技に活かせるように、つなげる動きが大切。全力で振ってインパクトで止めて戻す動きを連続で行うシャドースイングも効果的
プロフィール ー4年でトッププロに成長ー
■成田美寿々(なりた・みすず 女子プロ)
1992年生まれ、千葉県出身。海外選手との差のひとつにアイアンの飛距離を感じトレーニングを本格化。狙うは東京五輪の金メダル
■安福一貴 氏(やすふく・かずたか トレーナー)
プロ野球選手を軸に、プロゴルファーや格闘家など様々なアスリートを指導してきた。トレーニングジム「STARTUG」代表
1992年生まれ、千葉県出身。海外選手との差のひとつにアイアンの飛距離を感じトレーニングを本格化。狙うは東京五輪の金メダル
■安福一貴 氏(やすふく・かずたか トレーナー)
プロ野球選手を軸に、プロゴルファーや格闘家など様々なアスリートを指導してきた。トレーニングジム「STARTUG」代表
次回予告
⇒5月12日公開
【ゴルフ運動・ランニング編】24時間マラソンのトレーナーが教えてくれたゆったりジョグ
【ゴルフ運動・ランニング編】24時間マラソンのトレーナーが教えてくれたゆったりジョグ