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    ベントレー ベンテイガでゴルフに行くなら

    憧れのクルマたちは、必ずしもキャディバッグをたくさん詰め込めて、ぎゅうぎゅうと相乗りする姿がサマになるわけではない。ゴルファーのステイタスに応えてくれるクルマが、無理なくキャディバッグを積み込んで、クラブハウス前に横づけされる。そんな理想的なシーンを教えてもらった。

    配信日時:2020年5月11日 21時00分

    • ゴルフライフ
    目次 / index
    ベントレーといえば、イギリス生まれの「超」がつく高級車ブランド。かつては、そのステイタスの高さで双璧をなしたロールスロイスの傘下に入っていたこともあり、そのイメージはクラシックで、重厚にして荘厳。気やすく憧れのクルマなどとは言えないような存在だった。

    ただそんな気難しそうなイメージも、フォルクスワーゲングループに入ったころをきっかけに変わってきた。もちろん従来のこのブランドらしさはしっかりキープしながら、圧倒的にラグジュアリーであり、しかもモダンでスポーティな個性もプラスされた。つまり“ベントレーってスゲー”と振り返る理由が増えたわけだ。

    キャディバッグを積むのはベントレーのSUV ベンテイガ

    2015年に登場したベンテイガはベントレー初のSUV。ランボルギーニやロールスロイスなど、スーパーラグジュアリーなSUVの口火を切った先駆者的なモデルだ。本格的なオフロード性能と、とことん優雅で洗練されたルックスを備えたベンテイガの中でも、最も高い人気を誇るのがV8モデルである。W12エンジンとはキャラクターの違うスポーティなエンジン音と身のこなしを見せてくれる。街中での乗りやすさとロングドライブの快適性、そして乗員をリラックスさせる上質なインテリアは、まさにSUVの頂点に立つ。あたりまえのSUVの尺度では測りきれないような贅沢を味わうことができる。

    ベントレー ベンテイガ V8
    全長×全幅×全高/5150×1995×1755ミリ ホイールベース/2995ミリ
    エンジン/4.0Lツインターボ V8
    車両本体価格/¥20,817,000(税込)〜

    ベントレー ベンテイガにキャディバッグを積んでみると

    ハッチバックを開けるとラゲッジスペースが現れる。そこには十分すぎるほどのスペースが。リアシートを倒しての収納もできるが、これほど完成されたラグジュアリーなインテリアが自慢のSUVなので、ここはラゲッジスペースだけでキャディバッグ2本とボストンバッグを完結させたくなる。

    積み込みのアドバイスをしてくれたベントレー東京のマーケティングマネージャーである土田裕之さんは、「キャディバッグを積み込んだらどうなるかを見る前に、まず積み込みやすさも見てほしいですね」と、ラゲッジスペースのサイドにある小さなボタンを押した。
    すると後輪のサスペンションがゆっくりと降下していく。約10センチくらいだろうか、車高が下がった。千万円オーバーのエクスクルーシブSUVであれば欠かせない機能とはいえ、実際にキャディバッグを積み込むときに、この仕かけを見せられるとちょっと感動モノだ。

    積み込む人の身長によって使い分けられるし、リアシートを倒さず、ラゲッジスペースのみに積み込むのであれば、キャディバッグを奥に送り込むような動作はいらないから、実は低めの車高の方が作業しやすくも感じる。土田さんによれば、車高は走り出せば自然に元の高さに戻るとのこと。ラグジュアリーは人にも優しいのだ。
    車高のマジックを見せていただいたあと、土田さんがキャディバッグの積み込みをはじめてくれた。車高も調整されていて、スペースにもゆとりがあるのでスムーズに進む。“よっこいしょ”などという掛け声がまったく不要なほどの、快適な積み込みもベンテイガの実力の一部のようだ。
    キャディバッグ1本目のセッティング完了。ちなみに床からバンパーにかけて、オプションのシートを敷いておく。ややもすると、ちょっと生活感がにじみそうな工夫にも見えるが、そこはベントレー。シート自体がまったくチープには見えないし、このクルマのオーナーであれば、こうした心づかいもジェントルマンの振る舞いに見えてしまう。
    キャディバッグを同じ向きに揃えて2本がきっちりと収納された。空いたスペースにボストンバッグもすんなり入り込むことができた。ハッチバックを閉めても、キャディバッグが押さえつけられたりすることはなく、斜めに置かれたキャディバッグの様子にも強引に積み込んだ感じはない。計算されたかのような収納完成図になっているところはさすが!

    「ロールスロイスやランボルギーニよりも早く登場したラグジュアリーSUVのベンテイガは、発売当初から評判がよかったですね。これまでオーナーさんといろいろお話してきて、ベントレーのオーナーさんの7〜8割はゴルフ好きなのではと感じていますから、そんな方には待ちかねていたモデルだったはずです」と土田さんは話してくれた。

    ベントレーの格調高いセダンをコースに乗りつけるのは文句なしの王道だけれど、ちょっとゴージャスアピールが強すぎるかも。そこでベンテイガで出かけることになれば、並みいるイバリ系SUVの中にあっても、きっと頭ひとつ抜け出せるはずだ。

    今回の積み込みに使ったキャディバッグ

    耐水性に優れたテクニカルファブリックと上質なレザーを組み合わせた軽量なスタンドタイプ。シックなカラーでまとめられ、さりげなく「ウイングドB」もあしらわれている。重厚でありながらモダン、しかもハンドクラフトで製作されているというキャディバッグは、ベントレーのクルマ作りともリンクしているようだ。大小の多くのポケットも備えて、キャディバッグとしての使い勝手のよさにも配慮がされている。¥106,700(税込)

    協力いただいたのはベントレー東京
    青山1丁目交差点近くに位置するショールームは、今のベントレーのブランドイメージを伝えるような、明るい色調でまとめられたモダンで開放的なスペース。最新のモデルが展示されると同時にゆったりとしたラウンジも併設したエクスクルーシブな空間となっている。
    東京都港区南青山2-5-17 TEL.03-5413-2145

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