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    ベントレー コンチネンタルGTでゴルフに行くなら

    憧れのクルマたちは、必ずしもキャディバッグをたくさん詰め込めて、ぎゅうぎゅうと相乗りする姿がサマになるわけではない。ゴルファーのステイタスに応えてくれるクルマが、無理なくキャディバッグを積み込んで、クラブハウス前に横づけされる。そんな理想的なシーンを教えてもらった。

    配信日時:2020年5月25日 21時00分

    • ゴルフライフ
    目次 / index
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    どちらもそんじょそこらのラグジュアリーカーとはワケが違うのだが、このベントレーとロールスロイスは並べて語られることも多い。そしてよく言われるのは、ロールスロイスは後部座席が最良、ベントレーは運転席が最良の超高級車という色分けだ。つまりベントレーは比類ない風格をもちながら、さらにスポーティなドライビングカーでもあるのだ。

    100年を超える歴史をもつベントレーだが、創業直後にル・マン24時間レースに参戦して、1930年までに5回の優勝を飾るというスポーティな高性能車という側面ももっている。ラグジュアリーなだけでは終わらないクルマなのだ。今回キャディバッグを積み込むコンチネンタルGTは、そうしたDNAを引き継いだモデルで、そのパフォーマンスの高さも「超高級」の一部なのだ。

    キャディバッグを積むのはベントレーのクーペ コンチネンタルGT

    現代のベントレーを象徴するようなビッグクーペ、コンチネンタルGT。見た目こそ大きく、重そうで、軽快なクーペとは想像しがたいが、ドライビングフィールにはスポーツカーを思わせる味わいがあり、またロングドライブもまったく苦にしないグランドツアラーでもある。これは3代目にあたるが、伸びやかで、しかも洗練されたエクステリアと、リアルなラグジュアリーさ余すところなく見せてくれる空間は、コンチネンタルGTならではの格別なエレガントさを見せる。

    ベントレー コンチネンタルGT
    全長×全幅×全高/4880×1965×1405mm ホイールベース/2850mm
    エンジン/6.0LツインターボチャージドW12 TSI
    車両本体価格/¥28,600,000〜(税込)

    ベントレー コンチネンタルGTにキャディバッグを積んでみると

    ラゲッジスペースは4人乗りのクーペだけに、SUVのベンテイガほどの空間はないが、ボディのサイズ感を思えばゆとりがある。前回に引き続き積み込みのレクチャーをしていただいた、ベントレー東京のマーケティングマネージャーである土田裕之さんは、「このクルマのオーナーさんは、キャディバッグだけでなく、積み込むものはすべて、このトランクルームで完結したいという思いが強いんです。しかしながらキャディバッグ2本というのは斜めに置いたとしても、かなり窮屈で、見た目も美しくありません」という。
    つまりラゲッジスペースにはキャディバッグ1本という図が、コンチネンタルGTらしいエクスクルーシブさを示してくれるということになる。さっそく土田さんにキャディバッグを積み込んでもらった。

    「ラゲッジスペース手前の左右両端部分が少しくぼんだような構造になっているため、丈の長いキャディバッグも積み込みやすく、積んだ後は安定感が保てるようになっています」。土田さんは積み込みながら教えてくれた。
    キャディバッグを1本が収納された様子。ボストンバッグなどは、奥にスペースが残るため、そこを利用すれば問題なし。キャディバッグの左右と手前は、空間がありすぎでも、窮屈でもない、まさに絶妙な収まりっぷりだ。
    となると、2本目のキャディバッグを収納するのであれば後部座席に置くことになる。もちろんスペース的にはまったく不安はないのだが、ベントレーのラグジュアリーを象徴するようなインテリアとの相性が気になるところ。ダイヤモンド イン ダイヤモンドと呼ばれるこだわったキルティングがほどこされたシートの上に、ゴルフブランドのロゴが大きく入ったキャディバッグというのはなんともミスマッチ。ここはやはりベントレー純正にしておけば、後部座席をキャディバッグが占有しても気にならない。

    セダンやSUVに比べて、クーペはクラブハウスのエントランスで見かける機会も少なく、ゴルファーが乗るクルマというイメージも薄めだ。けれどコンチネンタルGTの圧倒的な存在感を前にしては、そんな思い込みに意味がないことがわかる。

    土田さんによると数年前からはじまったベントレーオーナーのコンペのときには、ゴルファーズカーとしてのコンチネンタルGTがずらりと並ぶという。ベントレーとゴルフの故郷でもある英国でも、なかなか目にすることができなそうな壮観な光景に違いない。

    今回の積み込みに使ったキャディバッグ

    耐水性に優れたテクニカルファブリックと上質なレザーを組み合わせた軽量なスタンドタイプ。シックなカラーでまとめられ、さりげなく「ウイングドB」もあしらわれている。重厚でありながらモダン、しかもハンドクラフトで製作されているというキャディバッグは、ベントレーのクルマ作りともリンクしているようだ。大小の多くのポケットも備えて、キャディバッグとしての使い勝手のよさにも配慮がされている。¥106,700(税込)

    協力いただいたのはベントレー東京
    青山1丁目交差点近くに位置するショールームは、今のベントレーのブランドイメージを伝えるような、明るい色調でまとめられたモダンで開放的なスペース。最新のモデルが展示されると同時にゆったりとしたラウンジも併設したエクスクルーシブな空間となっている。
    東京都港区南青山2-5-17 TEL.03-5413-2145

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