新しい生活様式時代のゴルフ・ガイドライン【プロゴルフトーナメントにおける感染防止策】
2020年5月25日、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が全国的に解除となった。ゴルフ業界も新たなスタートを切ることになるが、「新しい生活様式」時代に対応するために各団体がガイドラインを示している。ユーザー目線で覚えておきたい内容をピックアップしていこう。
配信日時:2020年6月3日 04時00分
ゴルフ関連5団体が協力してトーナメントの指針を公表
ゴルフ関連5団体新型コロナウイルス対策会議(公益財団法人日本ゴルフ協会、公益社団法人日本プロゴルフ協会、一般社団法人日本女子プロゴルフ協会、一般社団法人日本ゴルフツアー機構、一般社団法人日本ゴルフトーナメント振興協会)では、プロゴルフトーナメント運営の指針となる「日本国内プロゴルフトーナメントにおける新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」を作成(5月20日)。詳細は各団体のホームページを参照してほしいが、観戦者に関する事項を中心にピックアップしてみた。
・(公財)日本ゴルフ協会(JGA)ホームページはこちら
・(公社)日本プロゴルフ協会(PGA)ホームページはこちら
・(一社)日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)ホームページはこちら
・(一社)日本ゴルフツアー機構(JGTO)ホームページはこちら
・(一社)日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)ホームページはこちら
・(公財)日本ゴルフ協会(JGA)ホームページはこちら
・(公社)日本プロゴルフ協会(PGA)ホームページはこちら
・(一社)日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)ホームページはこちら
・(一社)日本ゴルフツアー機構(JGTO)ホームページはこちら
・(一社)日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)ホームページはこちら
サーモメーター等を利用した入場時の体温チェックを実施
■プロゴルフトーナメント開催可否の判断基準
1.政府及び自治体の見解
2.大会開催地自治体の状況
3.選手の状況及び動向
4.他のスポーツの動向
5.ツアー全体の状況
■大会実施の制限の検討(検討すべき実施5段階の定義)
1.通常開催【競技・放送・取材・観戦・ホスピタリティ】
※通常に開催できる(戻せる)判断基準を明確にする。大原則として「政府対処方針」、「自治体のからの要請」に則(のっと)る。
2.催し物の縮小【競技・放送・取材・観戦】
※プロアマ・前夜祭・ホスピタリティ招待の中止検討。
※主催者の大切な招待者を、感染のリスクから守る。
※ギャラリーの入場制限やゾーニング(3 つの密を回避)。
※観客の人気選手およびグループへの集中対策(移動・観客同士の距離)。
※観客のうち、高齢者が多いことへの対策(健康アンケート調査など検討)。
3.無観客開催【競技・放送・取材】
※ギャラリー入場禁止。
※選手関係者やメディアの施設入場制限、不要不急な大会関係者の施設入場制限。県境を越えて全国から集まる関係者の必要性を再度検討する。
※重症化しやすい高齢者の大会関与を当面は制限をする。
4.非公開開催【競技・放送】
※ギャラリー入場禁止・関係者の削減・メディアの取材禁止 (メディアへの公式記録配信、リモートによる取材や記者会見対応)。
※中継局と公式記録カメラマンのみ入場可とする。
※クラブハウス等施設の使用制限も検討。
5.延期・開催地変更・中止
■観客の入場を前提とした試合開催について
観客の入場を前提としたゴルフトーナメントを開催するには、1日あたりの感染者の増加数や、感染経路が特定できない感染者の実数、そして感染者1人が何人に感染させたかを測る指標などのデータが安定することが大変重要である。特定警戒都道府県以外で開催する場合も、県境を越えて観戦する観客の識別等は困難であり、当面は無観客で開催とするべきである。
【緊急事態宣言発令中】
・特定警戒都道府県 ゴルフトーナメントの開催は中止するべきである。
・特定警戒都道府県以外 プロアマ大会、大規模なパーティー、ボランティアの応募は中止する。観客動員は見送り「無観客大会」を検討する。クラブハウス、関係諸室の感染防止策を徹底する。
【緊急事態宣言解除後】
観客動員を行う場合は、「3つの密」を徹底して避ける施策を講じる。プロアマ大会プレー中は、「3つの密」を徹底して避ける施策を講じる。表彰パーティー等は「3つの密」になる可能性が高く、当面は中止するべきである。クラブハウス、関係諸室の関係防止策を徹底する。
■ゴルフトーナメント観戦の観客に対する感染予防策
・サーモメーター等を利用した入場時の体温チェックを実施する。来場者の平熱を把握することはできないため、目安として 37.5℃以上の発熱を感知した場合、または平熱より高い状態が 2 日ないし 3 日以上続いた場合には、健康に関する注意・確認を行う。発熱しない感染者もいるが感染者が入場する確率を下げることができる。
・ゴルフトーナメント会場でのマスク着用の呼びかけ。
・3つの密を避ける策として、人数制限(観客・選手関係者・大会関係者等)やゾーニング(環境を区域分けすることや密集や交差を避けること)も検討する。
・観戦時の濃厚接触を減らす工夫を講じ、対策事例を共有し安全レベルを高める。サインや握手の禁止、プレゼント等の受け取りの禁止(協会側から選手及び観客への案内)。
・キャディマスター室やスタートホール、最終ホールなど混雑箇所の移動制限
・応援歌合唱、鳴り物使用の応援スタイルの変更と観客同士のハイタッチ等接触の禁止を野球・サッカーでは指導されているがゴルフ観戦で発生する可能性は低い。ただし飛まつ感染や接触感染の恐れがある場合は、協会及び大会事務局で協議し、選手及び観客へ案内する。
・クラブハウス、関係者諸室の空調管理 (空調の出力アップなど空気のよどみを減らす対策・工夫)および、既存施設・プレハブ、テント、作業ブース、キッチンカーなど屋内スペースの適切な換気。
・手指消毒剤の設置 入場・退場時の手指消毒の推奨など。
・流行時には無観客試合、試合延期も含めて専門家チーム・アドバイザーと検討。
・ファンから手渡されたペン、色紙、ボールなどでのサインを行うファンサービス、ハイタッチなどを行わない。
■観客から感染者が出た場合の対応
観客に感染者がいたことを公表する。感染者からは、名前、年齢、住所等の個人情報提供にご協力いただくようにする。また、当日の交通手段や、会場内での観戦ルートの聞き取りを行い、同日の観戦者へ健康観察などの注意喚起を行う。
1.政府及び自治体の見解
2.大会開催地自治体の状況
3.選手の状況及び動向
4.他のスポーツの動向
5.ツアー全体の状況
■大会実施の制限の検討(検討すべき実施5段階の定義)
1.通常開催【競技・放送・取材・観戦・ホスピタリティ】
※通常に開催できる(戻せる)判断基準を明確にする。大原則として「政府対処方針」、「自治体のからの要請」に則(のっと)る。
2.催し物の縮小【競技・放送・取材・観戦】
※プロアマ・前夜祭・ホスピタリティ招待の中止検討。
※主催者の大切な招待者を、感染のリスクから守る。
※ギャラリーの入場制限やゾーニング(3 つの密を回避)。
※観客の人気選手およびグループへの集中対策(移動・観客同士の距離)。
※観客のうち、高齢者が多いことへの対策(健康アンケート調査など検討)。
3.無観客開催【競技・放送・取材】
※ギャラリー入場禁止。
※選手関係者やメディアの施設入場制限、不要不急な大会関係者の施設入場制限。県境を越えて全国から集まる関係者の必要性を再度検討する。
※重症化しやすい高齢者の大会関与を当面は制限をする。
4.非公開開催【競技・放送】
※ギャラリー入場禁止・関係者の削減・メディアの取材禁止 (メディアへの公式記録配信、リモートによる取材や記者会見対応)。
※中継局と公式記録カメラマンのみ入場可とする。
※クラブハウス等施設の使用制限も検討。
5.延期・開催地変更・中止
■観客の入場を前提とした試合開催について
観客の入場を前提としたゴルフトーナメントを開催するには、1日あたりの感染者の増加数や、感染経路が特定できない感染者の実数、そして感染者1人が何人に感染させたかを測る指標などのデータが安定することが大変重要である。特定警戒都道府県以外で開催する場合も、県境を越えて観戦する観客の識別等は困難であり、当面は無観客で開催とするべきである。
【緊急事態宣言発令中】
・特定警戒都道府県 ゴルフトーナメントの開催は中止するべきである。
・特定警戒都道府県以外 プロアマ大会、大規模なパーティー、ボランティアの応募は中止する。観客動員は見送り「無観客大会」を検討する。クラブハウス、関係諸室の感染防止策を徹底する。
【緊急事態宣言解除後】
観客動員を行う場合は、「3つの密」を徹底して避ける施策を講じる。プロアマ大会プレー中は、「3つの密」を徹底して避ける施策を講じる。表彰パーティー等は「3つの密」になる可能性が高く、当面は中止するべきである。クラブハウス、関係諸室の関係防止策を徹底する。
■ゴルフトーナメント観戦の観客に対する感染予防策
・サーモメーター等を利用した入場時の体温チェックを実施する。来場者の平熱を把握することはできないため、目安として 37.5℃以上の発熱を感知した場合、または平熱より高い状態が 2 日ないし 3 日以上続いた場合には、健康に関する注意・確認を行う。発熱しない感染者もいるが感染者が入場する確率を下げることができる。
・ゴルフトーナメント会場でのマスク着用の呼びかけ。
・3つの密を避ける策として、人数制限(観客・選手関係者・大会関係者等)やゾーニング(環境を区域分けすることや密集や交差を避けること)も検討する。
・観戦時の濃厚接触を減らす工夫を講じ、対策事例を共有し安全レベルを高める。サインや握手の禁止、プレゼント等の受け取りの禁止(協会側から選手及び観客への案内)。
・キャディマスター室やスタートホール、最終ホールなど混雑箇所の移動制限
・応援歌合唱、鳴り物使用の応援スタイルの変更と観客同士のハイタッチ等接触の禁止を野球・サッカーでは指導されているがゴルフ観戦で発生する可能性は低い。ただし飛まつ感染や接触感染の恐れがある場合は、協会及び大会事務局で協議し、選手及び観客へ案内する。
・クラブハウス、関係者諸室の空調管理 (空調の出力アップなど空気のよどみを減らす対策・工夫)および、既存施設・プレハブ、テント、作業ブース、キッチンカーなど屋内スペースの適切な換気。
・手指消毒剤の設置 入場・退場時の手指消毒の推奨など。
・流行時には無観客試合、試合延期も含めて専門家チーム・アドバイザーと検討。
・ファンから手渡されたペン、色紙、ボールなどでのサインを行うファンサービス、ハイタッチなどを行わない。
■観客から感染者が出た場合の対応
観客に感染者がいたことを公表する。感染者からは、名前、年齢、住所等の個人情報提供にご協力いただくようにする。また、当日の交通手段や、会場内での観戦ルートの聞き取りを行い、同日の観戦者へ健康観察などの注意喚起を行う。