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渋野、原ほか黄金世代6人の”生中継”ドリームマッチが実現! 辻村プロコーチが出場選手を戦力分析
渋野、原ほか黄金世代6人の”生中継”ドリームマッチが実現! 辻村プロコーチが出場選手を戦力分析
配信日時:2020年6月29日 01時00分
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2019年度女子ツアー36試合のうち、3分の1である12勝を挙げた黄金世代。その中でも中心選手である小祝さくら、渋野日向子、勝みなみ、原英莉花、河本結、大里桃子の6人が競う、まさに”ドリームマッチ”がいよいよ7月5日(日)に開催される。
「女子ゴルフ黄金世代×WOWOW スペシャルマッチ2020」と名付けられたこの大会は、新型コロナウイルス禍をはじめ、様々な現場の最前線で闘っている医療従事者たちへの支援の一助となればという思いから、女子ゴルフの黄金世代メンバーが集結。ゴルフを観たいという視聴者へエンターテインメントを届けたいWOWOWがタッグを組み、チャリティーマッチという形で開催、WOWOWでの無料放送が決定した。
<放送予定>
7月5日(日)14:00〜18:00[WOWOWプライム]生中継<無料放送>
7月7日(火)19:30〜21:30[WOWOWプライム]リピート放送<無料放送>
「生中継!女子ゴルフ黄金世代×WOWOW スペシャルマッチ2020」スペシャルサイト(WOWOW)
試合内容は2人ずつのペア×3組のチーム戦。6ホールの変則マッチになる予定(開催コースは非公開)で、WOWOW公式YouTubeでのライブ配信、SNS企画も実施されるという。またWOWOW公式YouTubeでは大会当日の午後0時頃(正午)より、出場選手6名が参加して行う決起集会と、共に戦うペアを決める抽選会を限定ライブ配信する。ファンはこちらも要チェックだ。
ここでは試合観戦をより面白くするための、出場6選手の戦力分析を緊急実施。出場選手のひとりである小祝さくらや上田桃子らを指導、ALBA.Netの人気連載コラム『辻にぃ見聞』を担当するプロコーチの辻村明志氏に、昨年のスタッツを元に各選手のスイングやプレースタイル、得意とする試合展開などを聞いた。選手のことをもっと知って、試合観戦を10倍楽しもう!
「女子ゴルフ黄金世代×WOWOW スペシャルマッチ2020」と名付けられたこの大会は、新型コロナウイルス禍をはじめ、様々な現場の最前線で闘っている医療従事者たちへの支援の一助となればという思いから、女子ゴルフの黄金世代メンバーが集結。ゴルフを観たいという視聴者へエンターテインメントを届けたいWOWOWがタッグを組み、チャリティーマッチという形で開催、WOWOWでの無料放送が決定した。
<放送予定>
7月5日(日)14:00〜18:00[WOWOWプライム]生中継<無料放送>
7月7日(火)19:30〜21:30[WOWOWプライム]リピート放送<無料放送>
「生中継!女子ゴルフ黄金世代×WOWOW スペシャルマッチ2020」スペシャルサイト(WOWOW)
試合内容は2人ずつのペア×3組のチーム戦。6ホールの変則マッチになる予定(開催コースは非公開)で、WOWOW公式YouTubeでのライブ配信、SNS企画も実施されるという。またWOWOW公式YouTubeでは大会当日の午後0時頃(正午)より、出場選手6名が参加して行う決起集会と、共に戦うペアを決める抽選会を限定ライブ配信する。ファンはこちらも要チェックだ。
ここでは試合観戦をより面白くするための、出場6選手の戦力分析を緊急実施。出場選手のひとりである小祝さくらや上田桃子らを指導、ALBA.Netの人気連載コラム『辻にぃ見聞』を担当するプロコーチの辻村明志氏に、昨年のスタッツを元に各選手のスイングやプレースタイル、得意とする試合展開などを聞いた。選手のことをもっと知って、試合観戦を10倍楽しもう!
【小祝さくら】いつでも平常心。何度でもチャンスを作ってくる
「私は2016年の冬から小祝プロのコーチをしていますが、常々驚かされているのがスイングの“間"がずれない、ということです。これはプレッシャーのかかる場面でもそうで、例えば狭いホールでのティショットでもルーティンはぶれません。こういったある種淡々としたプレーができるタイプの選手は、何度でもチャンスを作れる勝負強さを持っています。スタッツにもそれは表れていて、バーディ数と60台のラウンド数が3位、イーグル数が4位、最終日のラウンドの平均ストロークは6位と多くのカテゴリーで上位に入っています。今年のオフはショートゲームを重点的に取り組みました。アプローチのバリエーションが増えて、グリーン周りも安定感が出てきました。そのあたりにも注目してみてもらえたらと思います」(辻村氏、以下同)
【スイング動画】小祝さくら ドライバーショット
【スイング動画】小祝さくら ドライバーショット
【渋野日向子】パットが入り始めたら止められない
「渋野プロのスイングは、テークバックからフィニッシュまで低重心。下半身リードで腰の回転、そこから腕と連動した鋭いスイングです。コーチとして見ていて好きなところが多いスイングですね。特にインパクトで右肘がしっかりと伸び、ボールを長く押し込めているのがいい。きっちりとパワーをボールに伝えている。今年のスイングを見ましたが、トレーニングの質を変えてきているのか、下半身の安定感、体の瞬発力がさらに出てきています。昨年の賞金ランキング2位だけあって、平均バーディ数・パーブレーク率・バウンスバック率がどれも1位。そして平均パット数が2位となれば、これは強いですよね。パッティングは今年も健在。グリーン上から調子を作っていくタイプなので、流れに乗り出したらもう誰にも止められないでしょう」
【スイング動画】渋野日向子 ドライバーショット
【スイング動画】渋野日向子 ドライバーショット
【勝みなみ】背中で打つ“ドッカンボール”で飛ばす
「勝プロは決して体型が大きいとは言えませんが、ドライビングディスタンスは昨年平均で249.60ヤード、9位とツアーでもかなり上位。イーグル数も2位と飛距離を活かした攻撃が得意です。なぜこんなに飛ばせるのかというと、飛ばしに大事な腹筋・広背筋をはじめとする体幹が非常に強いんです。アマチュア優勝から6年経ちますが、その間もずっとトレーニングで鍛え続けている体幹を使って捻転を深くし、回転スピードを年々上げています。さらに最新のスイング理論と合致するところですが、ダウンスイングで地面を押し、縦のエネルギーも回転スピードに変換させている。そうするとボールの打ち出し角が高い伸びのある大きな“ドッカンボール”が打てる。彼女は10本の指全部でクラブを握るベースボールグリップで、手首に頼らない体の回転で振っています。だからスイング軌道がブレず、飛んでも曲がらない。平均パット数4位のパッティングも見逃せません。しっかりとボールを芯で打ちフェース面でボールをとらえていくスタイル。経験、スイング、上手さ、強さどれもトップクラス。黄金世代の中でもやはり最上位の一人です」
【スイング動画】勝みなみ ドライバーショット
【スイング動画】勝みなみ ドライバーショット
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