免疫力を高めて夏を乗り切る「昼」のゴルファー飯
熱中症、脱水症状、そして新型コロナウイルス……。夏も元気にゴルフをしたいが、健康面での不安も多い。そこで食事にちょっとした工夫をしてほしい。
配信日時:2020年7月20日 23時00分
免疫力を高めるには、健康的な生活習慣が必要だ。適度な運動や疲労回復のための睡眠、ストレス改善だけでなく、バランスの良い健康的な食事をとることで、体調を整えることも重要になる。トッププロスポーツ選手などの栄養をサポートしている、しょくスポーツ代表のこばたてるみさんにアドバイスしてもらった。
大量の汗をかく夏場はラウンド中には注意が必要になります。プレーの合間にバナナでエナジーチャージというのはよく聞きますが、この季節であれば、もっとピンポイントで補給したいものがあります。
ラウンド中は塩分を補給してエネルギー注入が大切!
プレーしている間に発汗してミネラルが失われると、熱中症になる恐れがあるため、塩飴や塩菓子で補給するのがおすすめです。また、市販のエナジーゼリーには、吸収の早い糖質( ブドウ糖やマルトデキストリンなど)やビタミンが豊富に入っているため、ラウンド中に摂取しても良いでしょう。ただし、「カロリーオフ」「ノンカロリー」の商品ではエネルギーを補給できないため、商品の栄養表示をチェックしてから購入するようにしましょう。
この時期は発汗量が多くなることもあって、とにかく水分を摂りたくなります。こんなときはただ水を飲むのではなく、スポーツドリンクで水分補給するのが良いでしょう。糖質4〜8%と塩分0.1〜0.2%を含んだものがおすすめで、体内での保水力が高く、熱中症対策にはベストです。
レストランでいただく、最強の「昼」メニューとは
前半のプレー後、レストランで食べる昼食。ここでもエネルギーを補給して、後半のラウンドに備えたいところです。おすすめは冷やし中華。プレー中に必要なエネルギー源となる糖質を麺から、エネルギー代謝に必須のビタミンB1をハムや焼豚から、脂質代謝に不可欠なビタミンB2を卵から摂取できるオールマイティーな最強メニューです。
トマトやキュウリなど野菜の彩りが食欲をそそり、また冷製なので暑い夏場でも食べやすいのも、おすすめのポイントです。
トマトやキュウリなど野菜の彩りが食欲をそそり、また冷製なので暑い夏場でも食べやすいのも、おすすめのポイントです。
香辛料が食欲を増進させるカツカレーは夏場も変わらぬ定番メニュー。ですが、脂質が高いので食べすぎに注意しましょう。
レストランの定番メニューおすすめTOP5
1位/冷やし中華 2位/うどん・そば 3位/うな重・ビビンバ 4位/坦々麺 5位/カツカレー
レストランの定番メニューおすすめTOP5
1位/冷やし中華 2位/うどん・そば 3位/うな重・ビビンバ 4位/坦々麺 5位/カツカレー
これさえ守れば、お昼にビールを飲んでもOK!
普段の昼食ならガマンできても、真夏のビールの誘惑には勝てないのはよくわかります。アルコールを飲むと脱水しやすくなるため、まず同量のチェイサーも一緒に摂ることを心がけましょう。また、アルコールを分解してくれるたんぱく質を含むおつまみ(チーズ、枝豆、お刺身、唐揚げなど)も併せて食べると効果的です。
写真/高橋淳司、佐々木啓
ALBA800号より転載
写真/高橋淳司、佐々木啓
ALBA800号より転載