主役ポロシャツの座を脅かすのは今どきハイネック
襟つきがドレスコードであるコースでは、季節を問わず、ポロシャツがマスト。ところがそんな常識が変わりつつあるようだ。
配信日時:2020年9月10日 05時00分
1枚で着ても、薄ブルゾンのインナーにしてもOK
ポロシャツが務める、ゴルフウエアの主役の座に”待った!”をかけるのがハイネックのカットソー(モックアップと呼ばれることもあります)。いわゆる名門コースなどでは着用NGの場合もありますが、ゴルファーの間ではかなり広がりつつあり、”ポスト”襟つきポロシャツを狙う存在となっています。
1枚でもアンダーウエア感がなく、襟の小さいブルゾンとも好相性
1枚でもアンダーウエア感がなく、襟の小さいブルゾンとも好相性
このハイネックの特徴は、機能的な素材を用いているため、1枚で着ても動きやすく、しかもピタピタに見えないので、こなれたルックスになります。またスポーティなブルゾンの下に着ても、襟つきのような堅苦しさがありません。タイガーや石川遼が着ていたことも追い風になっています。
ルーズに見えないハイネックとブルゾンのコンビベスト5
袖のカラーの切り替えが下着風に見えない工夫
ハイネックはかなり薄手の素材で、4WAYストレッチによる伸びと速乾性に優れる。ネックが低めで、襟が低めのブルゾンと重ね着したときも、首まわりのバランスがいい。
インナーなら名脇役、1枚で着たら主役級
インナーなら名脇役、1枚で着たら主役級
高ストレッチに吸水速乾、UVケアを備えて、アンダーウエア顔負けの機能派ハイネック。色づかいをリンクさせたブルゾンと組み合わせると、上半身はナチュラルにまとまる。
ハイネックは薄手で伸びて、吸汗速乾が必須
ハイネックは薄手で伸びて、吸汗速乾が必須
柄がプリントされたハイネックであれば、ポロシャツと近い感覚でコーディネートできる。ブルゾンにはベンチレーション機能があり、薄手で吸汗速乾にも対応するハイネックとの重ね着はムレ対策にも役立つ。
締めつけがゆるい、ゆったりネックが今どき
締めつけがゆるい、ゆったりネックが今どき
ネックがやや高めで、タイトな感じもないため、首まわりに遊びができて、見た目の変化をつけられるハイネック。ハイネックも、ブルゾンも、薄手でしっかり伸びるので、重ね着してもストレスを感じない。
派手色のハイネックがスタイルのアクセントに
派手色のハイネックがスタイルのアクセントに
薄手でしっかり伸縮しながら、ハリのあるブルゾンは、首まわりにのぞく、ハイネックのカラーによってメリハリが生まれる。ハイネック1枚で着ればより華やかだ。
ハイネックのピタピタなアンダーウエアとの違いは?
タイトリストのウエア担当者によると、これまでのアンダーウエアは下着という位置づけ。機能性には優れているものの、あのピタピタなシルエットはインナーであれば気にならないが、1枚で着ることを想定したサイズ感ではない。ところが今どきハイネックは、ゆったりというわけではないが、1枚で着たときのルックスを意識したフィット感、シルエットになっているため、下着感が出ないという。
撮影/五十嵐 真、Getty Images モデル/PHIL スタイリスト/高塩崇宏
撮影/五十嵐 真、Getty Images モデル/PHIL スタイリスト/高塩崇宏