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    下半身を使えるスイングは猫背矯正ストレッチから

    下半身を使ったスイングをするためには猫背を矯正すること。そのためには股関節、首、肩のストレッチが役に立つ。

    配信日時:2020年11月3日 23時00分

    • ゴルフライフ
    目次 / index
    • ヒザが外側に開かないようにすることで股関節が伸びる。バランスを崩さないようにキープすることが重要。
    • ヒザが離れてしまうと股関節を伸ばすことができない。最初はできなくても意識してやり続けたい。
    • 背中の骨を意識しながら、背中をぐ〜っと反らすように曲げるだけで、顔のラインが地面と水平になり、柔軟性が高まる。
    • 首の後ろにある最も出っ張った骨から5cmほど下の背骨を意識して曲げると、首のポジションが正常になり頭の重さを感じやすい。
    • 見た目よりも10秒間キープするのがかなりきつい体勢だ。後ろ側の足の股関節の伸びをしっかり感じよう。気持ちいいと感じるくらいでOKだ。
    • 胸を張ってしっかり前を向く。バランスが崩れるのは体幹が弱い証拠だが、慣れてくるとキープできるようになる。
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    自分がそうだとわかっていても、直すのは容易ではない猫背。飛ばない手打ちの原因でもあるとすればなんとか克服したい。だが、『ねこ背は10秒で治せる!』などの著書があり、姿勢から体を改善させることをモットーに、猫背で悩む多くの人を助ける柔道整復師、鍼灸師の小林篤史先生によれば、たった10秒のストレッチを継続すれば猫背は直せるという。そこで小林先生に猫背矯正の4つのストレッチを教えてもらった。キモとなるのは首や肩はゆるめて、股関節は伸ばすことだ。

    足を後ろに引っ張って股関節を伸ばす

    ヒザが外側に開かないようにすることで股関節が伸びる。バランスを崩さないようにキープすることが重要。

    ヒザが外側に開かないようにすることで股関節が伸びる。バランスを崩さないようにキープすることが重要。

    右手で右足をもち、片足立ちで10秒キープ。このとき右ヒザが開かないように注意する。股関節部分が伸びているのを感じることが重要だ。足を変えて交互に3セット行う。股関節の柔軟性を高めつつ、体幹も強化できる。10秒キープさせているときに、お腹に力を入れて少しだけ前屈みになるような意識をもつとさらに効果はアップする。
    左右で10秒×3セット
    ヒザが離れてしまうと股関節を伸ばすことができない。最初はできなくても意識してやり続けたい。

    ヒザが離れてしまうと股関節を伸ばすことができない。最初はできなくても意識してやり続けたい。

    背中の骨を意識して頭を後ろに倒す

    背中の骨を意識しながら、背中をぐ〜っと反らすように曲げるだけで、顔のラインが地面と水平になり、柔軟性が高まる。

    背中の骨を意識しながら、背中をぐ〜っと反らすように曲げるだけで、顔のラインが地面と水平になり、柔軟性が高まる。

    首回りをすっきりさせるストレッチ。首を後ろに曲げて真上を向くだけのシンプルなものだが、こり固まった状態では顔は上を向かない。首ではなく背中の骨を意識して曲げると、顔が地面と水平になるくらいに真上を向く。
    10秒×3セット
    首の後ろにある最も出っ張った骨から5cmほど下の背骨を意識して曲げると、首のポジションが正常になり頭の重さを感じやすい。

    首の後ろにある最も出っ張った骨から5cmほど下の背骨を意識して曲げると、首のポジションが正常になり頭の重さを感じやすい。

    片足に体重を乗せて、もう片足の股関節を伸ばす

    見た目よりも10秒間キープするのがかなりきつい体勢だ。後ろ側の足の股関節の伸びをしっかり感じよう。気持ちいいと感じるくらいでOKだ。

    見た目よりも10秒間キープするのがかなりきつい体勢だ。後ろ側の足の股関節の伸びをしっかり感じよう。気持ちいいと感じるくらいでOKだ。

    片ヒザ立ちの体勢を作って股関節を伸ばすストレッチ。前側の足に体重を乗せると、後ろ側の足の股関節の伸びを感じられる。足首が硬いと最初は痛いかもしれないので、徐々に体重を乗せていくこと。
    左右で10秒×3セット
    胸を張ってしっかり前を向く。バランスが崩れるのは体幹が弱い証拠だが、慣れてくるとキープできるようになる。

    胸を張ってしっかり前を向く。バランスが崩れるのは体幹が弱い証拠だが、慣れてくるとキープできるようになる。

    胸を開くことで肩の位置を矯正する

    自分の耳よりも肩が後ろになるような感覚で胸を開く。背中の肉を寄せるように意識して。姿勢を正した状態で行うことで効果が上がる。

    自分の耳よりも肩が後ろになるような感覚で胸を開く。背中の肉を寄せるように意識して。姿勢を正した状態で行うことで効果が上がる。

    壁などに前腕をピタッと合わせて、胸を開くストレッチ。ヒジの部分を90度にキープさせて、胸を開くのがポイントで、開いた状態で10秒間キープさせる。左右交互に行い3セッ
    ト。急激に開かず徐々に開いていくのがコツだ。
    左右で10秒×3セット


    文・構成/出島正登 写真/高橋淳司、田邉安啓(JJ) イラスト/丸口洋平 取材協力/IMPACT A BODY
    ALBA 807号より転載

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