案内してもらった部屋は32平方メートルと広めのツインルーム。サービスアパートメントだけあって鍋やフライパン、食器にカトラリーと簡単な調理であれば十分すぎるほどの設備が整っている。乾燥機付き自動洗濯機も備えてあるため、長期滞在でも着替えを大量に持ち込まないで済むのはありがたい。備え付けのコンベクションオーブンを使って、持ち込んだお惣菜を再加熱すればアツアツのフライドポテトや唐揚げを部屋飲みのおつまみにすることもできる。

驚かされたのは、無料貸し出しの多さ。枕だけで6種類もある。炊飯器やトースターだけでなく、包丁研ぎ器まであるとは……！

ルームサービスにはキャビアや30,000円の赤ワイン、45,000円のシャンパンまである（もちろん今回は注文していないが）。世界各地に展開するフレイザーグループの中でも最高ランクの「フレイザースイート」だけあって、懐が深い。

そのほか、24時間オープンのジムはケーブルマシンやウォーキングマシンなど複数種のマシンやダンベルがあり、ヨガマットも無料で利用できる。ウォーキングマシンはBluetoothで外部機器が接続できるので、手持ちのヘッドホンをペアリングして、ディスプレイでYoutubeのゴルフレッスン動画を見ながらエクササイズする、なんて使い方がオススメだ。

ちなみにジムはコロナ対策で予約制の貸し切りとなっているので要注意。トレーニングの後はマッサージチェアで心ゆくまで筋肉の凝りをほぐして、心ゆくまでリラックスしよう。

と、だいぶ長くなってしまったが、記者が体験したフレイザースイート赤坂東京は、繰り返しになるが多くの魅力がある素晴らしいホテルだった。特に、ゴルファーとしてはこういったゴルフシミュレーター付きのホテルは、今後も増えていってほしい。

都心のゴルフバーでシミュレーターを使えば、１時間数千円は軽くかかる。それを考えれば、多少は宿泊代が高くなっても、シミュレーター付きのホテルを選ぶゴルファーは少なくないと思うのだが。

フレイザースイート赤坂東京
〒107-0052 東京都港区赤坂５丁目２−３３

フレイザースイート赤坂東京 予約サイト