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アジアゴルフ紀行
【タイ編】滑走路まで、わずか100m!? 国際空港でドキドキのゴルフ
いつか海外でプレーしてみたい! そんな思いを持ったゴルファーの皆さん、アジア諸国から届いた旬なゴルフ事情を紹介しましょう。
配信日時:2020年12月8日 01時00分
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Kantarat Golf Course
今回は、バンコクの“ビックリ”ゴルフ場をご紹介します。なんと、国際線の飛行場の中央、2本の滑走路の間に造られたゴルフ場「Kantarat Golf Course」です。まさにアメージングタイランド。
「何をおおげさな、セスナの飛行場でしょ」
そう思われても当然ですね。まずは、グーグル・マップでお確かめください。
今回紹介する「Kantarat Golf Course」は、バンコクの北に位置するタイ第二の国際空港ドンムアン空港内にあります。同空港は3700mと3500mの2本の滑走路を持つ大型の空港(成田空港の滑走路は4000mと2500m)。2006年までは、タイ最大の空港でしたが、同年開港したスワンナブーム空港に第一の座を譲っています。現在は、主にLCCと国内線に利用されており、日本便もLCCの場合はドンムアン空港に到着します(2020年3月時点)。
当コースは、空軍が所有するゴルフ場でプレーフィーが格安。予約なしにいつでもプレーできます。平日400B(18ホール)、250B(9ホール)休日700B(18ホール)、400B(9ホール)※1B=約3.3円(2020年3月)ただ、場所柄、コースはいわゆる河川敷で、高低差もなく、ほとんどのコースはまっすぐ。単調でギミックもほとんどなく、面白みはないかもしれません。ただ、「飛行場の中でゴルフをした」「ジェット機が離着陸する隣でドライバーを飛ばした」という体験が面白いコースなので、滞在時間が短い旅行者は9ホールで充分かと思います。
「何をおおげさな、セスナの飛行場でしょ」
そう思われても当然ですね。まずは、グーグル・マップでお確かめください。
今回紹介する「Kantarat Golf Course」は、バンコクの北に位置するタイ第二の国際空港ドンムアン空港内にあります。同空港は3700mと3500mの2本の滑走路を持つ大型の空港(成田空港の滑走路は4000mと2500m)。2006年までは、タイ最大の空港でしたが、同年開港したスワンナブーム空港に第一の座を譲っています。現在は、主にLCCと国内線に利用されており、日本便もLCCの場合はドンムアン空港に到着します(2020年3月時点)。
当コースは、空軍が所有するゴルフ場でプレーフィーが格安。予約なしにいつでもプレーできます。平日400B(18ホール)、250B(9ホール)休日700B(18ホール)、400B(9ホール)※1B=約3.3円(2020年3月)ただ、場所柄、コースはいわゆる河川敷で、高低差もなく、ほとんどのコースはまっすぐ。単調でギミックもほとんどなく、面白みはないかもしれません。ただ、「飛行場の中でゴルフをした」「ジェット機が離着陸する隣でドライバーを飛ばした」という体験が面白いコースなので、滞在時間が短い旅行者は9ホールで充分かと思います。
いつもなら、曲げたら池、OBと緊張する場面が、「曲げたら滑走路?」「飛行機に直撃?」という、いつも以上の緊張感に包まれたプレーを楽しめます。ゴルフ場全体はローカルな雰囲気で、プレーヤーもほとんどがタイ人です。また、コースのメンテナンスは、それなりにといったところですし、ロッカールームも中学校の部室のような感じです。茶店も食堂もローカルな雰囲気で、一般のコースよりも安め。ご飯はタイ料理しかありませんが、美味しいです。
この他にもタイ各地には、陸海空軍がそれぞれ所有するゴルフ場があります。どこもプレーフィーが安いので地元のタイ人で賑わっています。タイ人は早くプレーするという意識が低いので進行が遅いですが、ここではタイ人のゴルフの楽しみ方を感じて欲しいです。タイ人はゴルフを楽しみに来ているのだから、楽しむのを何よりも大切にし、同伴者とおしゃべりしながら、笑いながらゴルフを楽しんでいます。もちろん、スロープレーは褒められたものではありませんが、こういう楽しみ方もあるんだなぁと感じていただければと思います。
また、軍のコースにはなぜか男性キャディが多いのも特徴。軍関係者というわけではないのですが、謎です。近くにはタイ空軍の博物館もあり、昔の戦闘機などを見学できます。
なお、コース内での写真撮影は制限されています。プレー中には滑走路を横断する場面もあります。普通のゴルフ場とは違うのでキャディの指示には必ず従ってください。プレーにあたり特別な申請は不要です。
ドンムアン空港のターミナルからはタクシーで5分。バンコク中心部からは車で約30分です。
◆公式サイト Kantarat Golf Course
この他にもタイ各地には、陸海空軍がそれぞれ所有するゴルフ場があります。どこもプレーフィーが安いので地元のタイ人で賑わっています。タイ人は早くプレーするという意識が低いので進行が遅いですが、ここではタイ人のゴルフの楽しみ方を感じて欲しいです。タイ人はゴルフを楽しみに来ているのだから、楽しむのを何よりも大切にし、同伴者とおしゃべりしながら、笑いながらゴルフを楽しんでいます。もちろん、スロープレーは褒められたものではありませんが、こういう楽しみ方もあるんだなぁと感じていただければと思います。
また、軍のコースにはなぜか男性キャディが多いのも特徴。軍関係者というわけではないのですが、謎です。近くにはタイ空軍の博物館もあり、昔の戦闘機などを見学できます。
なお、コース内での写真撮影は制限されています。プレー中には滑走路を横断する場面もあります。普通のゴルフ場とは違うのでキャディの指示には必ず従ってください。プレーにあたり特別な申請は不要です。
ドンムアン空港のターミナルからはタクシーで5分。バンコク中心部からは車で約30分です。
◆公式サイト Kantarat Golf Course
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