ゴルフボールの色を調査 ”見やすい”とシニア層中心にカラーボール使用が増加傾向
ゴルフボールの色を調査 ”見やすい”とシニア層中心にカラーボール使用が増加傾向
配信日時:2020年12月9日 03時30分
プロゴルファーが使うボールはほとんどが白です。ゴルフボールと言えば白が一般的な見方が強く、黄色やオレンジやピンクといったカラーボールが出始めたころは、女性やアベレージゴルファー向けのイメージがありました。
藤田寛之のバッグの中身【写真】
しかし、ここ最近はユーザーの要望を受けてタイトリスト、ブリヂストン、ダンロップといった主要メーカーが、ツアーボールでもカラータイプを出したりと、以前よりカラーボールを使う機会は増えているかもしれません。
藤田寛之のバッグの中身【写真】
しかし、ここ最近はユーザーの要望を受けてタイトリスト、ブリヂストン、ダンロップといった主要メーカーが、ツアーボールでもカラータイプを出したりと、以前よりカラーボールを使う機会は増えているかもしれません。
今年8月にシニアツアーデビューした51歳の藤田寛之は、昨年から黄色いカラーボールを使うことでも知られています。ALBA.Net編集部のベテラン編集者は当時を振り返り、「あの『プロV1』にカラーボールが出るとは!衝撃が走った」と言います。ゴルフボールと言えば白!と思っていた層への影響力も大きく、カラーボールへのハードルも下がったと言われていますが、実際のところ一般ゴルファーはどのくらいカラーボールを使っているのでしょう? 最新のカラーボール使用状況を調査すべく、ALBA.Net会員にアンケートを実施しました(総投票数504票、調査期間11月23日〜11月29日)。
■2020年も”白派”は優勢ですが…
白いボールを使う…53% カラーボールを(も)使う…41%
【アンケート詳細結果】
・色にこだわりはない(101票・20%)
・普段から使っている(99票・20%)
・季節によってはカラーボールを使う(83票・16%)
・白色しか使いたくない(78票・15%)
・なじみがない (33票・7%)
・同伴者が白色の時に使う(24票・5%)
・好きなボールの銘柄にカラーボールがない(22票・4%)
・そのほか(22票・4%)
・トッププレーヤーは白ボールを使っているから(17票・3%)
・初心者、女性が使うイメージだから(10票・2%)
・無くすともったいない気がする(9票・2%)
白いボールを使う人が半数を超え53%。状況によって使用する人を含めたカラーボールになじみのある人は全体の41%程度という結果になりました。
「見つけやすい」との理由から白を選ぶ人が多数。ずっと白いボールを使ってきたため色を変えても白いボールを探してしまい、ほかの色を使えない事情があることも分かりました。色付きボールを使うことに違和感を覚える人もいて、「練習場のボールが白いので、コースで打つと違和感がある」(65歳女性)、「カラーボールは構えたときのボールとの距離感に違和感を感じる」(50歳男性)などの意見がありました。
そのほか、白の良さを挙げる人からは、「各種商品を見ても白色のボールは必ずあるから、色を気にせずボール選びができる」(35歳男性)、「白が落ち着く」(44歳男性)といった声も。意外なところでは、色付きボールはカラスが持っていくから使わないなんて人もいます。
カラーボールを使う人からも、「見やすい」とのコメントが多く寄せられました。「50代前半から黄色いボールを使いはじめ、ラフで見つけやすい」など、“シニア層”を中心に黄色のほか、赤、オレンジ、緑とカラーボール支持の声が集まりました。これについてブリヂストンスポーツに確認したところ、「背景色とのコントラストが視認性の高さにつながっていると思われます」との回答が得られました。「単純にラフに行った時にボールが見つけやすい。自分の球がどこにあるかすぐわかるので気持ちの面でも次の準備がしやすい」、といったメリットもあるようです。
2012年にも今回と同様の調査を行った際は白派が58%、カラーボールも使う人は41%でした。数字を見る限り8年経った現在も状況はさほど変わっていないようにも見えます。しかし、今回行ったアンケートの選択肢の「色にこだわりはない」にはカラーボールを使う人、使ってみたい人も含まれていたり、実際の使用者は数字を上回っているようにもとらえられます。「深い赤色が好きだが(商品に)ない」(50歳男性)など実現化は分かりませんが、状況が変われば使うかもしれない見込み客のようなゴルファーが見受けられ、カラーボールが認知されてきている表れともとれました。
では、カラーボールを使うプロはどのような感想を持っているのでしょう。
白いボールを使う…53% カラーボールを(も)使う…41%
【アンケート詳細結果】
・色にこだわりはない(101票・20%)
・普段から使っている(99票・20%)
・季節によってはカラーボールを使う(83票・16%)
・白色しか使いたくない(78票・15%)
・なじみがない (33票・7%)
・同伴者が白色の時に使う(24票・5%)
・好きなボールの銘柄にカラーボールがない(22票・4%)
・そのほか(22票・4%)
・トッププレーヤーは白ボールを使っているから(17票・3%)
・初心者、女性が使うイメージだから(10票・2%)
・無くすともったいない気がする(9票・2%)
白いボールを使う人が半数を超え53%。状況によって使用する人を含めたカラーボールになじみのある人は全体の41%程度という結果になりました。
「見つけやすい」との理由から白を選ぶ人が多数。ずっと白いボールを使ってきたため色を変えても白いボールを探してしまい、ほかの色を使えない事情があることも分かりました。色付きボールを使うことに違和感を覚える人もいて、「練習場のボールが白いので、コースで打つと違和感がある」(65歳女性)、「カラーボールは構えたときのボールとの距離感に違和感を感じる」(50歳男性)などの意見がありました。
そのほか、白の良さを挙げる人からは、「各種商品を見ても白色のボールは必ずあるから、色を気にせずボール選びができる」(35歳男性)、「白が落ち着く」(44歳男性)といった声も。意外なところでは、色付きボールはカラスが持っていくから使わないなんて人もいます。
カラーボールを使う人からも、「見やすい」とのコメントが多く寄せられました。「50代前半から黄色いボールを使いはじめ、ラフで見つけやすい」など、“シニア層”を中心に黄色のほか、赤、オレンジ、緑とカラーボール支持の声が集まりました。これについてブリヂストンスポーツに確認したところ、「背景色とのコントラストが視認性の高さにつながっていると思われます」との回答が得られました。「単純にラフに行った時にボールが見つけやすい。自分の球がどこにあるかすぐわかるので気持ちの面でも次の準備がしやすい」、といったメリットもあるようです。
2012年にも今回と同様の調査を行った際は白派が58%、カラーボールも使う人は41%でした。数字を見る限り8年経った現在も状況はさほど変わっていないようにも見えます。しかし、今回行ったアンケートの選択肢の「色にこだわりはない」にはカラーボールを使う人、使ってみたい人も含まれていたり、実際の使用者は数字を上回っているようにもとらえられます。「深い赤色が好きだが(商品に)ない」(50歳男性)など実現化は分かりませんが、状況が変われば使うかもしれない見込み客のようなゴルファーが見受けられ、カラーボールが認知されてきている表れともとれました。
では、カラーボールを使うプロはどのような感想を持っているのでしょう。