“2年目のジンクス”も何のその! ゴルファーが思うシブコの強さは「笑顔」「強気」「切り替え上手」
“2年目のジンクス”も何のその! ゴルファーが思うシブコの強さは「笑顔」「強気」「切り替え上手」
配信日時:2020年12月30日 03時30分
コロナ禍となった2020年は誰にとっても激変の年となりました。ルーキーにして19年のメジャー大会「全英AIG女子オープン」を制した“スマイリング・シンデレラ”こと渋野日向子にとってもそれは同じ。約3カ月半遅れでやっと開催された開幕戦では、華々しい活躍を期待される重圧もあってか予選落ち。その後の海外ツアー連戦、「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」でも思うような結果が残せず、渋野の笑顔が見られる回数も少なめでした。
シブコが原英莉花に笑顔で攻撃!【大会ライブフォト】
しかし、その後は調子を取り戻して20年最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では3位タイに。ですが! これで終わらないのが“シンデレラ”。年内最後の海外女子メジャー大会「全米女子オープン」では4位。最終日途中までは首位を走り、再び日本中を沸かせてくれました。女子世界ランキングでは日本勢2番手に返り咲き、五輪出場も期待できる位置につけています。
よく言う“2年目のジンクス”をはね退けるような戦いぶりを見せた渋野。その強さの秘訣について、アマチュアゴルファーに聞きました(調査期間12月17日〜23日、ALBA.Net会員回答数476票)。
シブコが原英莉花に笑顔で攻撃!【大会ライブフォト】
しかし、その後は調子を取り戻して20年最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では3位タイに。ですが! これで終わらないのが“シンデレラ”。年内最後の海外女子メジャー大会「全米女子オープン」では4位。最終日途中までは首位を走り、再び日本中を沸かせてくれました。女子世界ランキングでは日本勢2番手に返り咲き、五輪出場も期待できる位置につけています。
よく言う“2年目のジンクス”をはね退けるような戦いぶりを見せた渋野。その強さの秘訣について、アマチュアゴルファーに聞きました(調査期間12月17日〜23日、ALBA.Net会員回答数476票)。
【アンケート詳細結果】
思い切りのいいプレースタイル 144票
強気のパッティング 86票
海外ツアーでも物怖じしない明るさ 78票
実力はもちろん!強運の持ち主! 56票
やっぱり笑顔! 50票
アプローチの上手さ 17票
安定したアイアンショット 16票
ティショットの正確性 14票
寄せられたコメントはどれも好意的、ツアールーキーの活躍が目立った20年でも変わらぬ渋野人気の理由が分かる結果となりました。突出したものはありませんが、多様な魅力を持ったスタープレーヤーなこともよく分かります。
思い切りのいいプレースタイル 144票
強気のパッティング 86票
海外ツアーでも物怖じしない明るさ 78票
実力はもちろん!強運の持ち主! 56票
やっぱり笑顔! 50票
アプローチの上手さ 17票
安定したアイアンショット 16票
ティショットの正確性 14票
寄せられたコメントはどれも好意的、ツアールーキーの活躍が目立った20年でも変わらぬ渋野人気の理由が分かる結果となりました。突出したものはありませんが、多様な魅力を持ったスタープレーヤーなこともよく分かります。
カップの反対側に当ててねじ込む“壁ドン”パットをはじめ、思い切りの良さに定評がある渋野ですから、選択肢を問わず、「強気」、「気持ちの切り替えがうまい」、「メンタルの強さ」のワードがコメントに多く寄せられました。3つを集約した意見として、「気持ちの切り替え、思いっきりの良いところがプレーにでていると思います」(54歳男性)、「チャンスと見たら、強気でしっかりと攻める。守るべきはしっかりと耐える」(62歳男性)などがあります。
パーオン率といった部門別の成績を表わす「スタッツ」に“笑顔”の項目があったら、渋野のランキング上位は間違いなし! 元気をもらっている人は多く、「シブコスマイルが見られると調子もいい!」(43歳女性)。10月の「樋口久子 三菱電機レディス」では周りを和ませよう(?)とおもちゃのヘビを持ち込むなど、茶目っ気もたっぷり。もしかするとあの笑顔には、見ている人をプラスに転じさせる力もあるのかも…、なんて!?
パーオン率といった部門別の成績を表わす「スタッツ」に“笑顔”の項目があったら、渋野のランキング上位は間違いなし! 元気をもらっている人は多く、「シブコスマイルが見られると調子もいい!」(43歳女性)。10月の「樋口久子 三菱電機レディス」では周りを和ませよう(?)とおもちゃのヘビを持ち込むなど、茶目っ気もたっぷり。もしかするとあの笑顔には、見ている人をプラスに転じさせる力もあるのかも…、なんて!?
ですが、プロのトーナメントは強気や気持ちの切り替えだけで勝負できるものではありません。オフシーズンにはアプローチのバリエーションを増やすため、ロブショットなどに力を入れ、開幕戦から予選落ちが続いた裏では昨年までと違う52度のクラブを握り寄せを習得するよう励む日々。ボキーを喫する苦しい状況でも練習と実践を繰り返していました。昨年の自分を捨てて「新しい自分をつくる」と苦闘し続けた20年。そういった面を知ってか、「努力」、「練習量」と評価するコメントもありました。
渋野本人は、「もっていたら優勝してると思います」と言っていましたが、全米女子オープンでの最後のバーディ締めを見たら運も“もってる”と感じるのも確か。「例えばオリンピック金メダル候補であっても獲れない人。まったく期待していなかった人が金メダルを獲ることもある。持っている人って、いるものだとつくづく感じます。渋野日向子さんも持っている人の一人だと思います」(61歳男性)。
渋野は20年を、「昨年までに“戻りたい”と思う気持ちから、新たに“作り上げる”という考えになることができた」と振り返っています。苦しい時期を過ごして再び上昇気流に乗りつつある渋野は2021年を、どんなプレーで魅了してくれるのでしょう。来年の今ごろに今回と同じアンケートを行った際、選択肢が増えすぎて困るくらいの活躍を期待して終わろうと思います。
渋野本人は、「もっていたら優勝してると思います」と言っていましたが、全米女子オープンでの最後のバーディ締めを見たら運も“もってる”と感じるのも確か。「例えばオリンピック金メダル候補であっても獲れない人。まったく期待していなかった人が金メダルを獲ることもある。持っている人って、いるものだとつくづく感じます。渋野日向子さんも持っている人の一人だと思います」(61歳男性)。
渋野は20年を、「昨年までに“戻りたい”と思う気持ちから、新たに“作り上げる”という考えになることができた」と振り返っています。苦しい時期を過ごして再び上昇気流に乗りつつある渋野は2021年を、どんなプレーで魅了してくれるのでしょう。来年の今ごろに今回と同じアンケートを行った際、選択肢が増えすぎて困るくらいの活躍を期待して終わろうと思います。