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【中国編】変化の中国ゴルフ業界、新年は?

【中国編】変化の中国ゴルフ業界、新年は?

コロナ禍を発端に、中国では様々な環境の変化がおきている。アジアゴルフ紀行中国編を担当してもらっている日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロ会員で中国在住の森田愁平さんからのレポート。

配信日時:2021年1月22日 12時00分

前回の原稿で書かせていただいたように、2020年の中国ゴルフ業界には大きな変化が生まれました。「ゴルフを教える・学ぶ」が正式に当局に認められ、「習い事」や「趣味」のゴルフが拡大すると私は予想しています。

キーワードは「映え」

「映える」点でもゴルフ人口拡大の余地は大きい(写真提供:汪麗麗さん)

「映える」点でもゴルフ人口拡大の余地は大きい(写真提供:汪麗麗さん)

日本の「インスタ映え」同様、中国もSNSで「映え」させるために、みんなが必死に写真を撮ったり、撮影スポットを探していたりしています。特に、経済が急激に発展した国の特徴だと思うのですが、中国、東南アジア圏では「セレブ〜」「こんな贅沢した」なんて投稿が非常に多いです。

「セレブ」には様々な光景があるのですが、高級バッグや、高級車に乗っているところ、そして「今、これを食べています〜」が一般的です。

そんな中で、「ゴルフ」している光景はうってつけの「映える写真」です。

ゴルフ人口は横ばい。しかし!!!

様々な所見がありますが、私達のグループ独自のデータでは、中国大陸のゴルフ人口は100万人前後だと推測しています。この数字は、私が中国に来た2005年から変わっていません。しかしゴルファーの「層」は大きく変化しました。

2005年当時、練習場の車回しには、高級外車が停まり、トランクから金ピカのクラブが降ろされていました。ここ3年ぐらい、車は高級車からカローラのような一般乗用車に移り、クラブは金ピカではなく、スターターセットが多く見られます。金ピカが減ることで、クラブの売上は落ちています。それでも、富裕層の「遊び」がサラリーマンの「スポーツ」に変化していることは、業界にとって非常にいい傾向です。

2021年が勝負の年

日本のバブル期のように、サラリーマンのスポーツといえば「ゴルフしかない」という状況はむずかしいかもしれません。しかし、SARS発生時がゴルフ元年と呼ばれた中国にとって、2021年、コロナ明けのこの一年が勝負の年だと言えます。ソーシャルディスタンスが自然に保たれ、いい空気を吸いながらできる、そして「映え」るスポーツが、発展する可能性は十分にあります。すでに若いホワイトカラーがクラブを手に取り始めています。

メーカーさんも売上が上がらず厳しい数年だったと思いますが、このゴルファー予備軍を、どっぷりのゴルファーにするかどうかは、私達業界人次第です。

要素は十分揃った、あとは行動に移すだけだと私は思います。
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