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    打打打坐 第42回【春に向けてゴルフな逸品を】

    打打打坐(ちょうちょうだざ)とは、打ちまくって瞑想の境地に入るという造語。コースで打たなければわからないと試打ラウンドだけで年間50ラウンド以上しているロマン派ゴルフ作家が、瞑想、妄想、迷走…… 徒然なるままにゴルフを想い、語るというお話。

    配信日時:2021年2月5日 06時00分

    • ゴルフライフ
    目次 / index
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    春の新製品でワクワクする

    ゴルフ用品は、原則として春と秋に新製品が発売になります。今は、2021年の春の新製品が次々に市場に投入されています。早い商品は2月に発売されて、毎週末に新しい商品が出ています。それが3月まで続くのです。

    「新品のクラブなんて買わないから……」という若いゴルファーが急増しているそうです。中古屋さんでクラブを揃え、ゴルフを始めて、続けていくと決意をしていても、新品のクラブを購入するのは夢のまた夢、ということらしいのです。

    若くない中年ゴルファーの中にも、新品のクラブを買ったことがないという層が一定の割合で存在するらしいので、新品のクラブを使った経験がなく、遠い憧れになっているゴルファーが多くなっているのが現実のようです。そういう場合は、触らぬ神に祟りなし、で、一切の新製品情報に触れない、というのは理解できます。

    なんとも…… もったいない! という話なのです。

    ゴルフクラブはボールを打つために欠かせないものですが、ゴルファーのために日進月歩の進化を続けています。コピーに踊らされて、新機能の説明に翻弄されながら、自分が使ったらどんなボールが打てて、どんなゴルフができるのだろうかと、想像するのもゴルフクラブの楽しみ方の一つなのです。

    買わなくとも良いのです。そもそも、新製品のクラブを頻繁に買い換えているゴルファーなど、全体の1%もいません。想像するのは無料で出来ます。しかも、自分に当てはめて色々と考えることで、自分のゴルフを客観視したり、技術的な問題や、スコアアップに必要なことに自然にフォーカスできるという利点すらあるのです。

    本当に新品のクラブを買う段階になって、急に調べだしても、良い選択が出来るクラブを見る目は、すぐには育ちません。何度も何度もシミュレーションをして、中古屋さんで安価で購入できる何世代か前のモデルを使いながら実証もしつつ、想像力を鍛えるのが正解なのです。

    新製品の情報に触れながら、自分のゴルフを想像するのは、ワクワクする時間となります。これは、プライスレスなゴルフの楽しみです。

    いつ買うか? 今なの?

    春の新製品が出る前に、ゴルフ用具業界は急に騒がしくなります。新製品の情報は、極秘裏に浸透していきます。ショップは売り上げの計画や、売り場での配置なども考えながら、世間に新製品の情報が出る前に、新製品を発注します。ゴルフ関係のメディアも、どの号のどの紙面にどの新製品を出せるのか、という検討が始まります。

    その頃、巷では…… マークダウンが始まるのです。マークダウンというのは、次の後継機種の発売が決まっている古くなってしまう商品を値段を下げることで売り切る手法のことです。在庫限りのセールは、大々的に宣伝をしたりしませんが、さり気なく始まって、一気に商品を売り切ります。

    ゴルフ用品の場合、20世紀の頃はマークダウンは密かに行われていましたが、21世紀になってからは欧米のメーカーが当たり前のように全国展開し始めて、国内メーカーも続くようになりました。今では、新品を購入するゴルファーの中に、一定の割合で、マークダウンするのを待って購入するゴルファーがいると考えられています。

    新製品が出るサイクルは、かつては、数年間だったのですが、現在は、1年から2年になりました。これは、マークダウンで商品を打ち切るというビジネスモデルが成り立っているから可能なのだと考えられているのです。

    春の新製品で考えると、マークダウンは早いメーカーだと年末からスタートします。遅いメーカーでも年明けには始まります。興味深いもので、評価もしっかりと出ている用具ですので、迷うことなく欲しいゴルファーは購入しますから、人気がある製品やスペックは一週間ぐらいで売り切れてしまいます。

    どうせ買うなら、少し待てば手に入る新製品にしたほうが得だと考えるゴルファーもいますし、マークダウン製品でも自分にとっては真新しいのだから安く買えるメリットを優先するゴルファーもいるのです。こういうことに正解はありません。ゴルファー自身が納得していれば、それが正解です。

    ゴルフ用具は、なんだかんだいっても、高額です。先日、昨年、ゴルフを始めたなかりの人が話していました。

    「コンビニで500円を超えないように、毎日、工夫してランチしているのに、ゴルフボールはたった1回打っただけでなくなってしまうかもしれないのに、自分のランチよりも高いものが多いのにビックリしました」

    ゴルフをすればするほど、ゴルフにかんしての経済的な感覚がゴルファー用に変わってしまうのは、古今東西繰り返されてきた魔法のようなものなのです。

    春の新製品を買うべきか? それとも、型落ちの製品をマークダウン価格で買うべきか?
    よく聞かれる質問です。答えは極めてシンプルです。欲しいと思ったときが買い時なのです。思うがまま、欲望に敏感になって良いのです。

    現金一括でなくとも、カード払い、分割払いなど、色々なサービスがあります。毎月、数千円をゴルフクラブ購入貯金にして、数年に1回の買い換えを楽しみにしている知人がいます。それもありで、僕はそういうタイプの一人なのですが……

    上手くなるためにクラブを買うのであれば、何かをクリアしたら買うのではなく、クリアするための原動力として買うというのが正解です。貯めるより分割払いが有利だと思う、ということを書いておきます。

    ゴルフな逸品で気分上々

    ない袖は振れません。
    予算がないのに、春だからクラブを買って、ワクワクしましょう、という提案をする気はありません。

    もちろん、臨時収入があったり、貯めていた貯金があったりで、欲しいクラブを買ってワクワクするのは最高な時間ですが、ワクワクを諦めることはありません。ゴルフには色々なアイテムがあるのです。

    ゴルフで最も頻繁に新品を使うのは、ゴルフボールです。消耗品ですから、新しいものを試すワクワクを楽しむものとして、最も簡単で、手頃です。

    他にも、新しいウェアもあるでしょうし、ティーなどのアクセサリーもあります。何でも良いのです。新製品のクラブと比較したら、落差が激しくて、悲しくなると考えるのは早計です。100円でも、100万円でも、ワクワクやドキドキは一緒なのです。違うのは、結果が出なかったときのガッカリ感かもしれませんが、それを言い出したら、ゴルフ用具選びの博打性の高さの面白話になってしまいます。

    僕には、ゴルフ用具に物語を求めてしまう習性があります。まるで、ゴルフの神様の巡り合わせのような出逢いを感じる用具は、購入して使えば、そのものが持っている機能が倍になるような気がしますし、実際にそういう経験を繰り返してゴルフをしてきました。

    大きなメーカーのクラブは、大量生産で作られていますが、自分が買えば、それは自分だけの特別な1本になるのです。そういう思い入れは、クラブを使って行く中で、愛着となっていき、深い絆が生まれます。だから、僕はクラブを長く使うほうだと、感心されたり、呆れられたります。

    それでも、新しいものをデビューさせる楽しみには貪欲です。オススメしたいのは、ボールマーカーです。ボールマーカーは、色々なもので代用できます。コイン状のものは当たり前ですし、裁縫で使うチャームなども使いやすいことがあります。

    買い物で雑貨屋に寄ったり、百均などでも、ボールマーカーとして使えるか? という視線でものを見ています。

    1回だけ使って、使いづらかったり、結果が悪かったりして、しまってしまうものもありますが、10年以上バッグの中にある出番が来たらポケットに入って使用するレギュラーマーカーがいくつもあります。

    ボールマーカーは、案外と多弁なアイテムなのです。例えば、凝ったものを使用していれば、余裕があり、ゴルフへの熱量もあることの証明になります。

    大きなマーカーは遠くからでも目立つ利点がありますが、ホールに近づくほど、目立ちすぎて、同伴者には邪魔になります。心遣いができるゴルファーは、大きなマーカーとホールに近いところで使う小さな目立たないマーカーをセットで使うものなのです。大きなマーカーは、市場にたくさんあります。しかし、小さな目立たないマーカーは、あまり売っていないので難しく、だからこそ、面白いのです。

    小さなマーカーを使用していることでも、さり気なく心配りを主張できますし、代用品を活かすことができればセンスも出ます。外国のコインは1センチ程度の小さなものがあるので、それが定番ですが……

    これだ! というものを見つけた瞬間からワクワクは始まって、コースで使用感を確認して、継続して使うかを決めるまで、ワクワクは続きます。合格できれば、それは、ゴルフな逸品になるのです。

    冬将軍は、そろそろ後ろ姿になって、ゴルフコースにも春が来ます。春ゴルフというだけでもワクワクするものですが、何かをデビューするワクワクも一緒にできれば、春ゴルフの面白さは何十倍にもなり得るのです。

    ゴルフな逸品でプレーしてこそ、ゴルファーは一人前なのだと僕は強く信じています。

    【著者紹介】篠原嗣典

    ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。

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    連載

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