ゴルフレッスンのニューノーマルは「リモート」がキーワード<ALBA>
コロナによる生活の変化はゴルフライフにも及んでいる。これまではスルーしていたようなモノ、コトが、ゴルファーにとって見落とせないトピックスになっている。
配信日時:2021年4月8日 03時00分
コロナ禍で加速したデジタル化。ZOOMなどのビデオチャットサービスが台頭し、会議や飲み会など、これまで会うことが前提だったことも、リモートで行われるようになった。そんな流れが、実はゴルフレッスンにも広がっている。PGAティーチングプロで秋田在住の愛甲和矢プロは、昨年10月からリモートに絞ってレッスンを行っている。
渋野日向子ティショット前の“NEWルーティン”【連続写真】
「5〜6年前から動画とコメントをやり取りするスタイルで、オンラインレッスンをスタートさせていました。昨年からはZOOMを使った、リアルタイムでのレッスンを本格化させています。私がアップしている動画がきっかけで、レッスンを受ける方も増えています」と、現在のニーズにあった手法に可能性を感じている。
画面に映し出される情報は限られてしまうが、的確なレッスンはできているのか。そんな疑問をぶつけてみると、「より細かく動画をチェックできるので、レッスンの質が落ちているとは思っていません。その人の悩みやスイングによって、カメラアングルを変えれば、的確なアドバスができます」と話す。
一方で工夫が必要だと感じたのが、レッスンポイントの伝え方だ。「体に触れて動きを教えることができないので、言葉で伝えるしかない。人によって、どんなワードがわかりやすいのか、日々試行錯誤しています」
教わる側にも新たな気づきがあった。場所を選ばずレッスンを受けられるのがリモートのメリットだが、「自宅で動画を観ながら、じっくり意見交換ができたのが大きかった」と話すのはK.Mさん。自分のスイングがどうなっているのか明確になったことが上達につながったという。N.Kさんはラウンド後のゴルフ場とリモートでつないで、その日の悪かった点をはっきりとさせられたのがよかったと話してくれた。
今では、レッスンを受けたいユーザーと、教えたいプロのマッチングをするアプリ(mobigol「モビゴル」)も登場して、アプリ内でマンツーマンレッスンができる。短期上達をアシストするプロのレッスン。便利なリモートでの展開が定着しそうだ。
イラスト/渡辺隆司 文/兵藤 宙
ALBA 817号より加筆して転載
渋野日向子ティショット前の“NEWルーティン”【連続写真】
「5〜6年前から動画とコメントをやり取りするスタイルで、オンラインレッスンをスタートさせていました。昨年からはZOOMを使った、リアルタイムでのレッスンを本格化させています。私がアップしている動画がきっかけで、レッスンを受ける方も増えています」と、現在のニーズにあった手法に可能性を感じている。
画面に映し出される情報は限られてしまうが、的確なレッスンはできているのか。そんな疑問をぶつけてみると、「より細かく動画をチェックできるので、レッスンの質が落ちているとは思っていません。その人の悩みやスイングによって、カメラアングルを変えれば、的確なアドバスができます」と話す。
一方で工夫が必要だと感じたのが、レッスンポイントの伝え方だ。「体に触れて動きを教えることができないので、言葉で伝えるしかない。人によって、どんなワードがわかりやすいのか、日々試行錯誤しています」
教わる側にも新たな気づきがあった。場所を選ばずレッスンを受けられるのがリモートのメリットだが、「自宅で動画を観ながら、じっくり意見交換ができたのが大きかった」と話すのはK.Mさん。自分のスイングがどうなっているのか明確になったことが上達につながったという。N.Kさんはラウンド後のゴルフ場とリモートでつないで、その日の悪かった点をはっきりとさせられたのがよかったと話してくれた。
今では、レッスンを受けたいユーザーと、教えたいプロのマッチングをするアプリ(mobigol「モビゴル」)も登場して、アプリ内でマンツーマンレッスンができる。短期上達をアシストするプロのレッスン。便利なリモートでの展開が定着しそうだ。
イラスト/渡辺隆司 文/兵藤 宙
ALBA 817号より加筆して転載