自然を身近に感じ、しかもガチなキャンプのように疲れないステイを味わえるゴルフ＋グランピング。高級リゾートホテル泊まりのゴルフにも、ゴルフ場のロッヂに泊まってのゴルフ漬けにもない、新しいゴルフトリップの楽しみがある。プレーする仲間たちと、また家族連れで出かけても、きっとみんなが満足してくれるに違いない。

ゴルフ場と一体となったグランピング施設であれば、コースまでの移動のストレスがないだけでなく、宿泊の翌日にプレーするのであれば、スタート時間についても相談しやすい。プレーしない日の日中には、コースの練習場で打ち込むといった過ごし方もできる。

気になるコストについて、キャンプ・アウトドアの情報メディアである「hinata」の編集責任者である石田礼さんに聞いてみると、グランピングでの宿泊料金はさまざまだが、1人1泊15,000〜25,000円を目安と考えればいいとのこと。ゴルフ場と一体になったグランピング施設なら、プレーフィとセットになったプランもあるので、さらにお得感がある。きちんとしたホテルに滞在することを考えれば割高感はないだろう。

ただ昨今、注目を集めるグランピングだけに人気も高い。しかもホテルほどキャパシティがないだけに、特に週末や休日であれば早めのアクションが必須。今回紹介する施設に聞くと、いずれも遅くとも2〜3か月前には予約してほしいと話してくれた。GWはさすがに厳しいが、夏に向けては、早めにプランニングを進めたほうがよさそうだ。

次にゴルフトリップで訪ねてみたい、ゴルフ場敷地内、隣接したとグランピング施設を紹介しよう。

リソルの森は敷地が100万坪にも及ぶ広大なリゾート。美しい庭園を思わせるオーソドックスなレイアウトの真名コース（27ホール）と、ゴルフ界のレジェンド、ゲーリー・プレーヤーが設計した、真名ゲーリー・プレーヤーコース（18ホール）から成る、この真名カントリークラブも敷地内にあり、アクセスも容易だ。

グランピングエリア「グランヴォー スパ ヴィレッジ」には2〜6人に対応する8棟が用意されている。それぞれのテントにはデッキテラスもあり、心地よい風を感じることができる。夕食には千葉県産のしあわせ絆牛と房総の海の幸がBBQセットと合わせてスタンバイ。贅沢なディナーが楽しめる。また宿泊者専用の天然温泉、紅葉乃湯は筋肉痛や関節痛などに効能があり、ゴルファーを癒してくれる。家族連れにはフィールドアスレチックやプールなどもおすすめ。ひとりあたりの料金は26,450円〜（参考料金）。グランピングも楽しめる「ゴルフ＆ステイプラン」も用意されている。

●千葉県長生郡長柄町上野521-4　TEL.0475-35-3333

キャメルゴルフリゾートはリゾートコースならではの開放感と、独特なアップダウンによる戦略性もあわせもつ丘陵コース。ジャンボ尾崎が監修したことでも知られる。グランピング施設と同じ敷地内だ。

グランピング施設はゴルファーにはたまらないゴルフ場ビュー。4〜6名向けのゆったりとくつろげるプレミアムグランピングが10棟用意されている。また愛犬の同伴もOK。夕食はBBQで、ハンバーガーを手作りしたり、マシュマロを焼いたりとアウトドア気分たっぷり。また3種のチーズとワインを楽しむディナーもある。ホテルの大浴場やサウナ、リラクゼーションルームのマッサージも利用できるので、プレー前後を問わず、体のコンディションもベストに保てそう。キッズパークやアスレチック、各種スポーツなど子供向けのアミューズメントも充実しており、家族連れゴルファーのリピーターも多い。ゴルフ＆グランピングのパックはひとり16,000円台から。

●千葉県夷隅郡御宿町上布施3360　TEL.0470-68-6061

紫塚ゴルフ倶楽部は氏家、葛城、早乙女の３つのコースからなる27ホール。丘陵地でありながら高低差は10mというなだらかなコース設計で、フェアウェイの幅が平均70mという雄大なチャンピオンコースだ。

グランピング施設「KAKUREGA」のテントは4名まで利用可能。1日1組限定のため、自分たち以外とは接することない、自然に囲まれたプライベートな空間を満喫できる。夕食は木々に囲まれたキャノピーエリアでBBQ。サーロインステーキやチキンの丸焼き、新鮮な野菜をはじめ、季節に応じてアヒージョやスペシャルカレーなどメニューもバラエティ豊富だ。リクエストすれば、シェフが目の前で調理してくれる。「KAKUREGA」には専用のシャワーもあるが、かけ流しの温泉に入浴することもできるので、ゴルフも心おきなくプレーできそうだ。夏場には宿泊者専用のプールで楽しむこともできる。ゴルフ＆グランピングのパックはひとり20,790円から。

●栃木県さくら市早乙女 2068　TEL.028-686-3011