3度目の緊急事態宣言発令 悩みながらもゴルフ練習場は営業継続
3度目の緊急事態宣言発令 悩みながらもゴルフ練習場は営業継続
配信日時:2021年4月26日 11時00分
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全国4都府県に3度目の緊急事態宣言が発令された。
タイガー・ウッズが長男・チャーリー君と元気な姿を見せた!【写真】
宣言初日の25日、大規模商業施設の休業が目立ちつつものの、営業している中小店舗もあって対応はまちまち。都内のゴルフ練習場はどんな日曜日を迎えたのだろうか。
タイガー・ウッズが長男・チャーリー君と元気な姿を見せた!【写真】
宣言初日の25日、大規模商業施設の休業が目立ちつつものの、営業している中小店舗もあって対応はまちまち。都内のゴルフ練習場はどんな日曜日を迎えたのだろうか。
■都内屋外練習場
■都内屋外練習場
1回目の緊急事態宣言前の昨年3月中旬、先陣を切るように「ロッテ葛西ゴルフ」が休業。ほかの都内の練習場も次々と臨時休業を決めた。昨年は休業するほかなかったが、今回はコロナ感染対策のノウハウも蓄積され、利用客からの要望も強いなど、多くの練習場が営業を続行している。「ロッテ葛西ゴルフ」も変わりなく営業。同じく長期間休業していた「メトログリーン東陽町」は時短営業として、29日からは打席を事前予約に切り替えての利用にするとホームページ上で公開している。
宣言初日の25日、「トーキョージャンボゴルフセンター」には、いつもの日曜日と変わらず、1600人ほどのゴルファーが練習に訪れた。24時間営業が売りだが、昨年末からの深夜12時までの短縮営業を宣言下でも続ける。
匿名を条件に取材に答えてくれた練習場関係者も、「近隣のゴルフ施設が休みなこともあり、むしろお客様は増えました」。打席の利用時間を一人最大60分までに制限するほかは、変わりなく営業を続けている。この方針について、「都内の練習場の支配人同士で連携を取って決めていますし、全日本ゴルフ練習場連盟にも話を聞いたりしています」とのこと。そうは言いつつも、「個人的には自粛してほしい気持ちもあるのですが…」と複雑な胸の内を明かした。
1回目の緊急事態宣言前の昨年3月中旬、先陣を切るように「ロッテ葛西ゴルフ」が休業。ほかの都内の練習場も次々と臨時休業を決めた。昨年は休業するほかなかったが、今回はコロナ感染対策のノウハウも蓄積され、利用客からの要望も強いなど、多くの練習場が営業を続行している。「ロッテ葛西ゴルフ」も変わりなく営業。同じく長期間休業していた「メトログリーン東陽町」は時短営業として、29日からは打席を事前予約に切り替えての利用にするとホームページ上で公開している。
宣言初日の25日、「トーキョージャンボゴルフセンター」には、いつもの日曜日と変わらず、1600人ほどのゴルファーが練習に訪れた。24時間営業が売りだが、昨年末からの深夜12時までの短縮営業を宣言下でも続ける。
匿名を条件に取材に答えてくれた練習場関係者も、「近隣のゴルフ施設が休みなこともあり、むしろお客様は増えました」。打席の利用時間を一人最大60分までに制限するほかは、変わりなく営業を続けている。この方針について、「都内の練習場の支配人同士で連携を取って決めていますし、全日本ゴルフ練習場連盟にも話を聞いたりしています」とのこと。そうは言いつつも、「個人的には自粛してほしい気持ちもあるのですが…」と複雑な胸の内を明かした。
■屋内練習場
■屋内練習場
都内で複数のインドア練習場などを運営するYGCグループは、1時間早めての時短営業で3度目を乗り切る。2度目の緊急事態宣言後に利用者が触れる、カウンターやタッチパネルなどに抗ウイルス対策のガラスコーティングを行うなど、対策も強化。打席に入る人数も5人から3人に減らしたままだ。
会社からの指示で休会する会員は数人いたという。営業に関する問い合わせは多いものの、練習を続けたい会員が多いよう。会員の声に応えるべく営業を続けながらも、「何かあれば行政の方針には従います」と担当者。
「みなさん、他県に行ってしまうのでは。スタジオもカフェも開けてお客さんが来るかどうか」と話すのは、カフェを併設するインドアゴルフスタジオ代表者。普段は入っている予約が入らず、スタジオは休業することをほぼ決めた。都が行う休業の協力依頼に応じた中小企業、個人事業主らを対象に支給する支援金を受けようと、問い合わせ中だという。ちなみにカフェでは普段アルコールも提供している。それが緊急事態宣言を受けて酒類を出さなくなった途端、客足が減ったそうだ。
都内で複数のインドア練習場などを運営するYGCグループは、1時間早めての時短営業で3度目を乗り切る。2度目の緊急事態宣言後に利用者が触れる、カウンターやタッチパネルなどに抗ウイルス対策のガラスコーティングを行うなど、対策も強化。打席に入る人数も5人から3人に減らしたままだ。
会社からの指示で休会する会員は数人いたという。営業に関する問い合わせは多いものの、練習を続けたい会員が多いよう。会員の声に応えるべく営業を続けながらも、「何かあれば行政の方針には従います」と担当者。
「みなさん、他県に行ってしまうのでは。スタジオもカフェも開けてお客さんが来るかどうか」と話すのは、カフェを併設するインドアゴルフスタジオ代表者。普段は入っている予約が入らず、スタジオは休業することをほぼ決めた。都が行う休業の協力依頼に応じた中小企業、個人事業主らを対象に支給する支援金を受けようと、問い合わせ中だという。ちなみにカフェでは普段アルコールも提供している。それが緊急事態宣言を受けて酒類を出さなくなった途端、客足が減ったそうだ。
■全日本ゴルフ練習場連盟
■全日本ゴルフ練習場連盟
ゴルフ練習場が加盟する、全日本ゴルフ練習場連盟にも都内に限らず問い合わせが数件あった。加盟はしていない練習場から、相談をもちかけられるケースもあるという。
3度目の緊急事態宣言を受け、同連盟は26日の夕方に対策強化を求める文章を会員へ送付。文章には、連盟が国などに、ゴルフは屋外で行えて健康増進にも役立つスポーツなことから、引き続き練習場の営業継続ができるよう求めたこと。ゴールデンウイークは利用客増加が見込まれるため、より感染防止に努めてほしいといった内容も盛り込まれている。
練習場の営業の可否を決める権限があるわけではなく、相談は受けられても営業の判断は、「各練習場に委ねています」。コロナ禍でまとめた感染対策などのガイドラインを参考にしてもらうほかなく、ここでも対応に苦慮しているようだ。
回数を重ねても“これ”といった方針が見えない。難しい営業判断は依然、練習場任せとなっている状況は変わらないまま、コロナ禍2度目のGWがスタートする。
ゴルフ練習場が加盟する、全日本ゴルフ練習場連盟にも都内に限らず問い合わせが数件あった。加盟はしていない練習場から、相談をもちかけられるケースもあるという。
3度目の緊急事態宣言を受け、同連盟は26日の夕方に対策強化を求める文章を会員へ送付。文章には、連盟が国などに、ゴルフは屋外で行えて健康増進にも役立つスポーツなことから、引き続き練習場の営業継続ができるよう求めたこと。ゴールデンウイークは利用客増加が見込まれるため、より感染防止に努めてほしいといった内容も盛り込まれている。
練習場の営業の可否を決める権限があるわけではなく、相談は受けられても営業の判断は、「各練習場に委ねています」。コロナ禍でまとめた感染対策などのガイドラインを参考にしてもらうほかなく、ここでも対応に苦慮しているようだ。
回数を重ねても“これ”といった方針が見えない。難しい営業判断は依然、練習場任せとなっている状況は変わらないまま、コロナ禍2度目のGWがスタートする。