ゴルフのショット力アップは土踏まずの強化から
ショット力向上のキモとなる足裏の機能は、三点支持で立つこと、そして土踏まずのアーチの高さ。そこでまずは足裏の安定性を高めるトレーニングをはじめよう。
配信日時:2021年5月6日 09時00分
三点支持でしっかり立ち、土踏まずのアーチを適正に
スイング中ふらつく人の多くは、母指球、小指球、カカトの三点で立てていない。下が不安定だと、上でバランスを取るしかないのでスイングは乱れやすい。ダフリやトップが出るときは、この三点を意識してスイングしてみよう
そう話してくれたのは、季美の森整形外科リハビリテーション科主任である大堀航輔さん。プロテスト前から吉田優利をサポートし、現在はツアーにも帯同中。シューフィッターの資格も持ち、足の機能回復やパフォーマンス向上を含めたトータルコンディショニングでさまざまな競技のアスリートを支えている。
さらにスイングの土台である足裏の機能の重要性を、大堀さんに解説してもらった。
「ゴルフで必要な足の機能への関わりが大きいのが、土踏まずのアーチです。スイング中の足は、衝撃を緩衝できる柔軟性と強く地面を押せる剛性、このふたつを適宜使いこなせることが大事です」。
「ところが足のアーチは、人によって高さにバラつきがあり、アーチが低ければ剛性に欠け、アーチが高ければ柔軟性を欠きがちです。アーチの高さが適正な状態に整えば、足裏の接地力や地面を押すことで得られる床反力のパワーアップにつながっていきます」。
「運動習慣のない人は、アーチが低く落ち気味です。アーチを強めるトレーニングを習慣化していきましょう。目指すのは、どんな路面にもピッタリ吸いつくスポーツカーのサスペンションのようなアン ソンジュのベタ足です」。
そう話してくれたのは、季美の森整形外科リハビリテーション科主任である大堀航輔さん。プロテスト前から吉田優利をサポートし、現在はツアーにも帯同中。シューフィッターの資格も持ち、足の機能回復やパフォーマンス向上を含めたトータルコンディショニングでさまざまな競技のアスリートを支えている。
さらにスイングの土台である足裏の機能の重要性を、大堀さんに解説してもらった。
「ゴルフで必要な足の機能への関わりが大きいのが、土踏まずのアーチです。スイング中の足は、衝撃を緩衝できる柔軟性と強く地面を押せる剛性、このふたつを適宜使いこなせることが大事です」。
「ところが足のアーチは、人によって高さにバラつきがあり、アーチが低ければ剛性に欠け、アーチが高ければ柔軟性を欠きがちです。アーチの高さが適正な状態に整えば、足裏の接地力や地面を押すことで得られる床反力のパワーアップにつながっていきます」。
「運動習慣のない人は、アーチが低く落ち気味です。アーチを強めるトレーニングを習慣化していきましょう。目指すのは、どんな路面にもピッタリ吸いつくスポーツカーのサスペンションのようなアン ソンジュのベタ足です」。
土台となる足裏を作るためのトレーニング
2本の角材の上に、足の内側を浮かせて立つ
1 / 2
内側が下に落ちてしまう人は、体重を母指球、小指球、カカトの三点で支えられていないため、アーチが緩んでいる証拠。甲を張って足裏全体を起こす意識で足の内側を浮かして、アーチを強化する。さらにその状態でアドレス&シャドースイングをすれば、足元の安定感はアップする。
甲の中まで折り曲げ、アーチを深くして段差の角をつかむ
甲の中まで折り曲げ、アーチを深くして段差の角をつかむ
1 / 2
見えている関節だけでなく、足の甲の中にある第三関節まで曲げ、角を10回つかむ。第三関節まで曲げられると甲が湾曲し、アーチを動かすことでほぐす効果がある。
イスに座って足指でタオルをつかみ持ち上げてアーチを強化
イスに座って足指でタオルをつかみ持ち上げてアーチを強化
1 / 2
床のタオルを足指でつかみ、足の甲を湾曲させて持ち上げる。片足10回を3セットずつ。スネの筋肉にも負荷がかかり、バランス良く立つ筋力もアップする。
構成・文/田中 彰 写真/高橋淳司 撮影協力/季美の森整形外科
ALBA 819号より加筆転載
構成・文/田中 彰 写真/高橋淳司 撮影協力/季美の森整形外科
ALBA 819号より加筆転載