日差しが強くなり半袖で過ごせる日も出てきました。薄着になることで気になるのものといえば、体型ではないでしょうか。ゴルフではシャツの裾をパンツにインする場面もあり、「夏場の薄着で腹が出ているのがあらわになるとき、お腹の出っ張りが気になる」なんてゴルファーもいます。

体をほぐす大里桃子の“グリグリ”ストレッチで【動画】

そこできたる夏を前に、ゴルファーがプレー中にやせたいと思う場面を調査。「ゴルフをしていて、やせたいと思うことはある？ない？」（調査期間：2021年4月1日〜7日、調査数：474票）に集まった意見とともに結果を発表します。

■アンケート詳細結果
これまで着ていた服がキツい、入らなくなったとき　124票（26.2%）
腰やヒザといった体に痛みが出たとき　　　　　　　 91票（19.2%）
スイングをして体が回らないと感じたとき　　　　　 79票（16.7%）
太ったことがない、むしろ太りたい　　　　　　　　 51票（10.8%）
ラウンド中に歩くのがつらいとき　　　　　　　　　 39票（8.2%）
ショップで新しいウェアの試着をしたとき　　　　　 29票（6.1%）
ゴルフ仲間から「太ったね」と言われたとき 　　　　23票（4.9%）
太り気味だけどやせたいとは思わない　　　　　　　 14票（3.0%）
そのほか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 13票（2.7%）
異性とラウンドするとき　　　　　　　　　　　　　 11票（2.3%）

みなさん、気になるポイントはそれぞれ。そこで、この内容をもとに回答を5つに分類してみました。

【体の感覚や動きへの違和感】（腰やヒザといった体に痛みが出たとき／スイングをして体が回らないと感じたとき／ラウンド中に歩くのがつらいとき）・・・44.1％
【服の着心地】（これまで着ていた服がキツい、入らなくなったとき／ショップで新しいウェアの試着をしたとき）・・・32.3％
【やせたいと思わない】（太ったことがない、むしろ太りたい／太り気味だけどやせたいとは思わない）・・・13.7％
【見た目】（ゴルフ仲間から「太ったね」と言われたとき／異性とラウンドするとき）・・・7.2％
【そのほか】・・・2.7％

すると、【体の感覚や動きへの違和感】を感じる場面でやせたいと思う人が半数近くになりました。「お腹のでっぱりがじゃま（62歳女性）」、「歩くのがつらくなると良く思い出しています（67歳男性）」、「太り気味で、やせたいと思っているのですが、やせられません。何をしても続かないんです。意志が弱いんです（57歳男性）」などのコメントが寄せられました。中には、「年齢的にも腰を中心に痛くなりますが、困るのがプレー後3〜4日後に痛くなることです（53歳男性）」と不調を訴える人もいます。痛みや体の動きが変わったなど、体の変化にみなさん敏感なようです。

スイングがしにくくなり日常でも体を動かすようになったとの声が寄せられました。「中年の仲間入りをしてから新陳代謝が落ち、食事は依然と変わらないから太ってきて 体が回らなくなった。月一ゴルフだけではやせないので、週1〜2回のレンジ練習、2〜3日の懸垂、ストレッチをしている（48歳男性）」。運動を毎日の習慣にしているコツ、ぜひ知りたいですね。

今回のアンケートの“やせたい”が女性の心をつかんだのか、女性の回答数が通常より2割近い数になりました。中でも、服にまつわる回答へ投票する人が多く全体の4割を占めています。女性の方が【服の着心地】で太った、やせたを測る人が多いのかもしれません。

そんな女性からのコメントを紹介しましょう。「洋服代もバカになりません（26歳女性）」、「スカートがパツパツは、マズいと焦る（53歳女性）」、「可愛いウエアを見つけたときに、もっと体を引き締めたいと切に思います（31歳女性）」。ゴルフで運動不足解消をしていた人は、コロナ禍で太ってしまったとのこと。「今年は大雪で近くのゴルフ場はクローズしててラウンドできませんでした。 1月〜3月は福島県に遠征してたのにコロナが心配で行けず運動不足もあり太ってしまいました（50歳女性）」。女性に限らず、コロナ禍でゴルフに行けず余分な肉がついた人も多いことでしょう。

一方の男性はというと、「体全体を使うのである程度、鍛えることも大事だと思う（34歳男性）」といったように、やせるより筋肉をつけたい人が多くいます。レッスンスタジオも経営するプロゴルファー・角田浩導さんも、「男性はやせると飛ばなくなると思っている人は多く、“引き締める”と言い方を変えると受け入れてもらえますね」と言います。

【やせたいと思わない】にはこんな理由をあげる人がいました。「やせると飛距離が落ちる。そんなに太っている体型ではないのですが、医者からは4〜5キロやせたほうが良いと言われています。以前ダイエットしたとき飛ばなくなったのと、疲れやすくなったので元の体重に戻しました（61歳男性）」。好きなゴルフを続けるためにもお医者さんの言うことは聞いてほしいですね。角田さんは、「筋肉をつけると引き締まり、飛距離も出ます。やせることにもつながりますよ」と助言します。肉体改造をして「全米オープン」制覇、飛距離も伸ばしたブライソン・デシャンボー（米国）とまではいかずとも、筋力アップに努めてみてはいかがでしょうか。

国内でもトレーナーをつけて筋力アップに励むプロは多くいます。筋肉を付けるのはケガ防止にもつながり、同じ姿勢で体を回し続けることで、故障の出やすいゴルフにも良いとされています。飛距離アップ、ケガ防止、体も引き締まってウェアも似合うといいことばかり。やせたいなと思う人は、ラウンド中にもできる簡単なエクササイズもありますので、そこから始めてみてはいかがでしょうか。