夏ゴルフの短パンは今からスタンバイしておく
短パンは梅雨が明けてから、その頃がまさにベストシーズンかもしれないが、準備は今からはじめておいたほうがいいかも。
配信日時:2021年5月24日 10時00分
朝のスタートから午後の上がりまで、半袖ポロ1枚で平気な陽気になると短パンの季節といっていい。そこでキャロウェイアパレルでメンズのゴルフウエアの企画を担当する小田川悠一さんに、短パンとの上手なつきあい方を聞いてみた。
わずかなサイズ感の違いで見た目が変わる
「GWが終われば、自分も短パンでラウンドしますし、コースでも短パンが目につきはじめます。そのあたりから短パンも売れはじめます。ただポロシャツやロングパンツのように着用期間が長くない、季節モノなので、作っている量も多くはありません。ですから真夏よりも今の方が商品の選択肢も多いと思いますね」。
ここ数年、世代をこえて短パンをはくゴルファーは増えているように思える。ただ一方で、これまで長い間、きちんとした格好で仕事をしてきた人には、短パンに違和感を覚える人が多いのも事実だ。「いくらゴルフスタイルがカジュアル化したと言われても、やはり短パンがラフに見えるのかもしれません。でも奥さんもゴルフ仲間たちも短パン姿がだらしないとはきっと思っていないはずです。それにいくら高機能な素材を使っても、夏はロングパンツより短パンの方が快適だと思いますから」。
短パンがサマになるためにまず気にしたいのがサイズ感だ。短パンの着丈、股下、裾幅などに黄金律があるわけではない。そのためブランドや短パンによって寸法は異なる。試合中は短パンをはくことのないプロたちからも、サイズ感にはリクエストがあると言う。「もっともベーシックな短パンと考えれば、股下は25cm(ちょっとヒザにかかる)くらい。カジュアル感ときっちり感、どちらにも対応できます。裾幅はすっきりとした見た目から考えて、24.5cmくらいが目安でしょうか」。また足が細い人なら、裾幅も細めな短パンが賢明だ。実は股下も裾幅もわずかな違いだけでルックスはかなり変わる。そのため短めの股下、太めな裾幅は短パン上級者向けと言えるかもしれない。
ここ数年、世代をこえて短パンをはくゴルファーは増えているように思える。ただ一方で、これまで長い間、きちんとした格好で仕事をしてきた人には、短パンに違和感を覚える人が多いのも事実だ。「いくらゴルフスタイルがカジュアル化したと言われても、やはり短パンがラフに見えるのかもしれません。でも奥さんもゴルフ仲間たちも短パン姿がだらしないとはきっと思っていないはずです。それにいくら高機能な素材を使っても、夏はロングパンツより短パンの方が快適だと思いますから」。
短パンがサマになるためにまず気にしたいのがサイズ感だ。短パンの着丈、股下、裾幅などに黄金律があるわけではない。そのためブランドや短パンによって寸法は異なる。試合中は短パンをはくことのないプロたちからも、サイズ感にはリクエストがあると言う。「もっともベーシックな短パンと考えれば、股下は25cm(ちょっとヒザにかかる)くらい。カジュアル感ときっちり感、どちらにも対応できます。裾幅はすっきりとした見た目から考えて、24.5cmくらいが目安でしょうか」。また足が細い人なら、裾幅も細めな短パンが賢明だ。実は股下も裾幅もわずかな違いだけでルックスはかなり変わる。そのため短めの股下、太めな裾幅は短パン上級者向けと言えるかもしれない。
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左が股下26cm、右が股下24cm
素材はロングパンツ同様に、プレーしやすいストレッチや吸汗速乾に対応しているモノを選びたい。その上でテロテロ、シャカシャカよりも、ちょっとハリのある質感のものを選べば、カジュアル感がありながら上品に見えると言う。
普段なら躊躇してしまう色柄もチャレンジできる
もうひとつ気になるのが足元。ハイソックス着用とか、くるぶしが見えないようにといったコースのドレスコードがあれば、当然それに従わなければならない。「見た目のバランスだけで考えたら、短めのソックスの方がバランスはいい。一般的なソックスのような、足首上までの丈であれば、きちんと上げずに、少しクシュクシュさせてはくのもいいと思います。あとシューズはメダリオンの入ったようなクラシックなデザインだと合わせるのが難しいですが、それ以外であればあまり気にせず、普段と同じゴルフシューズで大丈夫です」。今増えているメッシュ素材や白のレザー(人工皮革)のシューズは特に相性がよさそうだ。
短パンの最大の魅力はやはり開放感のあるはき心地。だが、もうひとつ短パンならではのメリットがある。それはいつものロングパンツよりも冒険したカラーやデザインにチャレンジしやすいのだ。「ロングパンツよりも足をおおう “布” の量が少ないので、ロングパンツほどはいたときのインパクトが残りません。ですからこれはちょっと…、と躊躇していた色柄でも意外にすんなりと着こなせます。リゾート感たっぷりのハイビスカスやパームツリーの大胆プリントでも、短パンならハードルが下がります」。
短パンの最大の魅力はやはり開放感のあるはき心地。だが、もうひとつ短パンならではのメリットがある。それはいつものロングパンツよりも冒険したカラーやデザインにチャレンジしやすいのだ。「ロングパンツよりも足をおおう “布” の量が少ないので、ロングパンツほどはいたときのインパクトが残りません。ですからこれはちょっと…、と躊躇していた色柄でも意外にすんなりと着こなせます。リゾート感たっぷりのハイビスカスやパームツリーの大胆プリントでも、短パンならハードルが下がります」。
足が細いから、色白の肌だからと短パンを敬遠するゴルファーに向けて、小田川さんはこう話してくれた。「短パンをはくとき、足が細いから、色が白いから、似合わないとは言えないと思います。そこが気になったとしても、はいたときに感じる軽快さには代えられないと思いますよ」。もうすぐ亜熱帯のような夏ゴルフが待ち構えているはずだから、短パンの準備は早いほうがよさそうだ。