7月23日開幕の東京オリンピックまで2カ月を切りました。しかし、いまだ開催見送りの声も上がるなど、無事に開催されるかどうかは…。そんな中、日本オリンピック委員会（JOC）は26日、来月1日から日本代表選手団へのワクチン接種を開始することを公表するなど、開催への動きを見せています。

渋野日向子のトップが低くなったドライバースイング

開催について様々な意見をお持ちとは思いますが、ALBA.Netでは五輪が開催される“前提のもと”男子、女子のゴルフ日本代表“2人目”は誰かを聞きました。今回はその結果をコメントと一緒にお伝えします。

五輪延期などもありましたのでまずは、出場資格のおさらいから。男子は6月21日、女子が6月28日付けのオリンピックランキングから、男女とも上位60名に参加資格が付与されます。男子は海外メジャー「全米オープン」（6月17〜20日）、女子が「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」（6月24〜27日）の直後に出場者が決まることになります。

出場人数は、ランキング15位以内なら1カ国最大4人、16位以下は1カ国2人を上限に出場が認められ、開催国（今回は日本）と、アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニアの5大陸から男女最低1名の出場が保証されます。


■【東京オリンピック　ゴルフ日本代表”2人目”は誰だと思う？】アンケート結果

＜男子編＞（実施期間：5月6日〜12日、投票数：225票）
1位　今平周吾　　81票（36.0%）
2位　石川遼　　　57票（25.3%）
3位　金谷拓実　　31票（13.8%）
4位　星野陸也　　30票（13.3%）
5位　稲森佑貴　　10票（4.4%）
6位　川村昌弘　　10票（4.4%）
7位　そのほか　　 6票（2.7%）

＜女子編＞（実施期間：5月13日〜19日、投票数：417票）
1位　渋野日向子　113票（27.1%）
2位　稲見萌寧　　111票（26.6%）
3位　古江彩佳　　108票（25.9%）
4位　小祝さくら　 52票（12.5%）
5位　鈴木愛　　　 16票（3.8%）
6位　上田桃子　　 15票（3.6%）
7位　そのほか　　　2票（0.5%）

選択肢のプロの名前は、アンケート時点での、オリンピックランキングの元となる世界ランキング上位から選出。ちなみに現在、5月24日時点のオリンピックランキングは、男子は松山英樹（9位）、星野陸也（25位）。女子は畑岡奈紗（14位）、稲見萌寧（16位）が60位までに入っています。

まずは男子。1位の今平周吾には、「応援しています」（54歳男性）といった声援が寄せらせました。ことしに入り国内ツアーで2週連続トップ10に入るなどしています。2位には石川遼がランクイン。「まだまだ活躍してくれそう！」（34歳男性）と期待も集まります。先日の「全米プロゴルフ選手権」を制覇したフィル・ミケルソン（米国）は、世界ランキングを83ランク上げ32位に急浮上しました。「全米オープン」出場権を獲得した石川。この大会での活躍次第ではオリンピック出場なんてことも!?

先に触れたオリンピックランキングのとおり、現在のところ五輪出場2番手に最も近い位置にいるのが、アンケート結果4位の星野陸也です。「願望です」（69歳男性）なんてコメントもありましたが、星野はことし、国内ツアー2勝をあげ、国内男子ツアー賞金ランキング1位（5月23日現在）。「全米オープン」出場が叶って好成績も残せれば、現在の地位をさらに強化することでしょう。

続いて女子です。僅差で1位に輝いた渋野日向子は、「ここ一番の勝負強さを期待したい！」（44歳男性）などの理由から出場が望まれています。次戦は、昨年大会4位に入った「全米女子オープン」を予定。オリンピック出場とともに、ビッグタイトル獲得にも注目したいですね。2位は、ことしに入り5勝とダントツの強さを見せる稲見萌寧。「稲見さんの最近の調子良さをそのままオリンピックで発揮して欲しいものです。ガンバレ!!」（69歳男性）。勝利を重ね、ランキング順位も上げてきたのを見れば、大舞台でも好調ぶりを発揮してほしいと願うのも当然ですね。

ここで、笹生優花はいないの？と思った方。笹生は日本のほかに国籍を持つフィリピン代表での出場を申請しており、オリンピックランキングは22位。現在、同国1番手となっていますのでお間違えなく。

いかがだったでしょうか。オリンピック出場者の決まる6月末まで、国内ツアーは男女とも計5試合。特に女子は、世界ランキングの順位がさほど離れていないため、1番手の畑岡奈紗を含め、入れ替わる可能性も大いにあります。そんな視点からも、ツアーを観戦してみるのもいかがでしょうか。