ゴルファー目線でチェック! 独VW社の自信作・8代目の新型「Golf」
発売前からその”お得感”で話題になっている、フォルクスワーゲンの新型「Golf(ゴルフ)」。ゴルファーにとってどんなところがオススメなのか、チェックしてみた。
配信日時:2021年6月22日 04時30分
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「フォルクスワーゲン Golf」といえば、販売台数世界一をトヨタと争っている独フォルクスワーゲン社において「ピープルズカー(国民車)」と位置づけされている本気モデル。安全、快適で使いやすい、そもそもがお得なパッケージの”売れる”クルマだ。フォルクスワーゲン社が初の技術を実車投入する場合にこのGolfが選ばれるケースが多いことからも、この8年ぶりのフルモデルチェンジに対するフォルクスワーゲン社の自信と期待の大きさが推し量れる。
【写真】新型Golfエクステリアとラゲッジスペース
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新型Golfのリニューアルポイントは「デジタル化」「電動化」「ドライバーアシスタンスシステム」の3点。ゴルファー目線で紹介していこう。
【デジタル化】まるでスマホのようなコックピット
初のラウンドとなるコースに行く場合など、カーナビのお世話になる頻度が高い我々ゴルファーにとって見逃せないのが、全車標準装備となっている「Digital Cockpit Pro」だ。
普段なら現在の時速やガソリン残量、油温などが表示されている正面のインパネが大型ディスプレイに変更され、ハンドルのボタンでカーナビを表示に切り替えられる。大画面なので地図の表示範囲も大きく、またディスプレイの解像度も高いためストレスを感じない。正面インパネのすぐ横に配置される純正のインフォテイメントシステム「Ready 2 Discover」はさらに大型の10.25インチディスプレイで、オーディオや携帯電話との連携などが操作しやすい。
普段なら現在の時速やガソリン残量、油温などが表示されている正面のインパネが大型ディスプレイに変更され、ハンドルのボタンでカーナビを表示に切り替えられる。大画面なので地図の表示範囲も大きく、またディスプレイの解像度も高いためストレスを感じない。正面インパネのすぐ横に配置される純正のインフォテイメントシステム「Ready 2 Discover」はさらに大型の10.25インチディスプレイで、オーディオや携帯電話との連携などが操作しやすい。
また、アナログのダイヤル類のほぼすべてがタッチパネルに進化しており、まるでスマホのように操作できるのは、Golfならではのクラスを超えた先進性を感じさせてくれる。
【電動化】モーターとエンジンをシームレスに使って低燃費を実現
往復3時間のドライブが珍しくないゴルフの行き帰りにとって、低燃費は外せない条件だ。新型Golfはその高いレベルの要求を、近年流行の「マイルドハイブリッド」を導入することでクリアしている。
スターター兼発電機として作動するモーターと小さめリチウムイオン電池で構成されるマイルドハイブリッドは、モーターはエンジン始動のほかに、発進や加速時に駆動アシストすることでエンジンの負荷を低減しつつ、減速時にはそのエネルギーを電気として回収(=回生充電)する。クルマの走行の中で一番ガソリンを消費するのはスタートの時だ。そこでスタート時にモーターを使うことで、省燃費が可能になるというわけ。とある調査によると、マイルドハイブリッドは非装着車と比べるとで最大10〜20%の燃費向上が見込めるという。
しかも、新型Golfでは惰性走行時に完全にエンジンをストップさせて、さらなる低燃費を実現。高速中心ならリッター20キロ程度も可能とはうれしい限りだ。もちろん、エンジンとモーターの動力切り替えは新開発のベルトスタータージェネレーターがシームレスに制御しており、走行中の違和感は感じられない。
スターター兼発電機として作動するモーターと小さめリチウムイオン電池で構成されるマイルドハイブリッドは、モーターはエンジン始動のほかに、発進や加速時に駆動アシストすることでエンジンの負荷を低減しつつ、減速時にはそのエネルギーを電気として回収(=回生充電)する。クルマの走行の中で一番ガソリンを消費するのはスタートの時だ。そこでスタート時にモーターを使うことで、省燃費が可能になるというわけ。とある調査によると、マイルドハイブリッドは非装着車と比べるとで最大10〜20%の燃費向上が見込めるという。
しかも、新型Golfでは惰性走行時に完全にエンジンをストップさせて、さらなる低燃費を実現。高速中心ならリッター20キロ程度も可能とはうれしい限りだ。もちろん、エンジンとモーターの動力切り替えは新開発のベルトスタータージェネレーターがシームレスに制御しており、走行中の違和感は感じられない。
【ドライバーアシスタンスシステム】ラウンド後にありがたい自動運転機能が標準装備
ゴルフ(新型Golfに非ず)は、その底が知れない面白さと引き換えに、ゴルファーに試練を与える。それは例えば金がかかる、思ったように上達できない、時間がかかりすぎる……などいくつもあるが、「帰りの運転がツラい」のは衆目が一致するところだろう。これから暑くなり、ラウンド後の疲労も一層厳しくなる季節に、新型Golfに標準装備された世界トップレベルの安全技術はしみじみありがたい。
同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」、全車速追従機能付き車間距離キープの「アダプティブクルーズコントロール」、車線維持の「レーンキープアシストシステム」などのほか、ドライバーが意識を失うなど運転操作を行えない状態をシステムが検知、車両を自動的に減速させ、停車させてくれる「緊急時停車支援システム」は、急な体の変調のリスクと無縁ではない中高年が多いゴルファーにとって、まさに命綱となる可能性がある。
新型Golfには他にもさまざまな安全技術が盛り込まれており、300万円〜400万円で買える他のクルマと比較してみると、その圧倒的なコスパに驚かされる。この一点だけをとっても、新型Golfは”買い”だ(同行したスタッフが真剣に購入を検討したほど)。
新型Golfには他にもさまざまな安全技術が盛り込まれており、300万円〜400万円で買える他のクルマと比較してみると、その圧倒的なコスパに驚かされる。この一点だけをとっても、新型Golfは”買い”だ(同行したスタッフが真剣に購入を検討したほど)。
【結論】オススメグレードは?
新型Golfのグレードラインアップと全国希望小売価格は以下の通り。
eTSI Active Basic(1.0L) 2,916,000円
eTSI Active(1.0L) 3,125,000円
eTSI Style (1.5L) 3,705,000円
eTSI R-Line (1.5L) 3,755,000円
エンジンが1.0リッターなのか1.5リッターなのかによって価格帯が大別されるが、近場のゴルフ場に行くケースが多い人や街乗りが中心なら1.0リッターで十分だ。遠出が多かったり、3人でゴルフに行く事が多い(積めるキャディバッグの本数は、後部座席を3分の2まで倒しても3本まで)のであれば、パワーが強い1.5リッターがいいだろう。
1.5Lの中での選択であれば、「Style」と「R-Line」の価格差は5万円なので、リアサスペンションに4リンクリアアクスルを採用したほか、プログレッシブステアリングシステムを標準装備し、よりスポーティな走りが楽しめる「R-Line」に軍配が上がる。
先代Golfは輸入車での日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞に史上初で輝いた名車だが、フォルクスワーゲンジャパンのティル・シェア社長曰く、今回の8代目Golfは「史上最高」とのこと。ゴルファー目線で見れば、その自信のほどもうなずける。
買い替えやセカンドカーの購入を検討しているゴルファーなら、一度試乗してみてはいかが?
eTSI Active Basic(1.0L) 2,916,000円
eTSI Active(1.0L) 3,125,000円
eTSI Style (1.5L) 3,705,000円
eTSI R-Line (1.5L) 3,755,000円
エンジンが1.0リッターなのか1.5リッターなのかによって価格帯が大別されるが、近場のゴルフ場に行くケースが多い人や街乗りが中心なら1.0リッターで十分だ。遠出が多かったり、3人でゴルフに行く事が多い(積めるキャディバッグの本数は、後部座席を3分の2まで倒しても3本まで)のであれば、パワーが強い1.5リッターがいいだろう。
1.5Lの中での選択であれば、「Style」と「R-Line」の価格差は5万円なので、リアサスペンションに4リンクリアアクスルを採用したほか、プログレッシブステアリングシステムを標準装備し、よりスポーティな走りが楽しめる「R-Line」に軍配が上がる。
先代Golfは輸入車での日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞に史上初で輝いた名車だが、フォルクスワーゲンジャパンのティル・シェア社長曰く、今回の8代目Golfは「史上最高」とのこと。ゴルファー目線で見れば、その自信のほどもうなずける。
買い替えやセカンドカーの購入を検討しているゴルファーなら、一度試乗してみてはいかが?