ミスショットにもつながる!? 夏ゴルフの熱中症
ラウンド中に起きがちな体のトラブル。突然起きるアクシデントに慌てることなく対処する方法を知っておこう。
配信日時:2021年7月20日 22時30分
予防したけれど熱中症にかかった 対処法は?
竹下先生:熱中症の初期は、めまい、(異常な)発汗、足のつり、立ちくらみ・フワフワする感覚、だるさといった症状がでます。症状を感じたらプレーは潔くあきらめ、クラブハウスで休憩を取りましょう。同伴者にも気を使うし、カートで休めば良いと思う人もいるかもしれません。過去には、休んでいた人が意識を失いカートから落ちて大ケガをしたケースもありますので、クラブハウスに戻って休息を。
みなさんも経験があると思いますが、同伴者に具合が悪いとは言い出しにくいですよね。ですから、同じ組のメンバー同士で声をかけ合うなど調子を確認し合うようにしてください。その点、夏のあいだはキャディさんに付いてもらうのも安心です。メンバーの様子に気を配ってくれ、異変が起きても迅速に対応してもらえます。
<対処法>
症状を感じてクラブハウスへ戻ってきたら、涼しいところで休んでください。ゴルフ場の人に声をかけて、医務室などで休ませてもらっても良いです。
休む際は首、脇といった太い血管の通っているところへ氷嚢、冷たい飲み物を当てると体を冷やすことができます。水分補給も忘れず行ってください。
順番がきても打たない、とんでもないプレーをする、呼びかけても反応が鈍いなど普段と違う行動が、熱中症の症状なこともあります。熱中症は死につながるリスクがありますので、ためらわずに救急車を呼んでください。
みなさんも経験があると思いますが、同伴者に具合が悪いとは言い出しにくいですよね。ですから、同じ組のメンバー同士で声をかけ合うなど調子を確認し合うようにしてください。その点、夏のあいだはキャディさんに付いてもらうのも安心です。メンバーの様子に気を配ってくれ、異変が起きても迅速に対応してもらえます。
<対処法>
症状を感じてクラブハウスへ戻ってきたら、涼しいところで休んでください。ゴルフ場の人に声をかけて、医務室などで休ませてもらっても良いです。
休む際は首、脇といった太い血管の通っているところへ氷嚢、冷たい飲み物を当てると体を冷やすことができます。水分補給も忘れず行ってください。
順番がきても打たない、とんでもないプレーをする、呼びかけても反応が鈍いなど普段と違う行動が、熱中症の症状なこともあります。熱中症は死につながるリスクがありますので、ためらわずに救急車を呼んでください。
最後にもう一度「熱中症対策は水分補給、直射日光を避ける、無理をしない」
「熱中症対策は水分補給、直射日光を避ける、無理をしない」。具合が悪くなったら、その日は潔くプレーをやめる勇気も必要。くれぐれも熱中症に気を付けてラウンドを楽しんでほしい。
教えてくれたのは
竹下 啓(たけした・けい)医師
東海大学医学部付属病院医師。医学博士、日本内科学会総合内科専門医。1993年、慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学病院内科研修医、北里研究所病院総合内科部長などを経て、2018年から現職。趣味はゴルフとおいしいものを食べること。
東海大学医学部付属病院医師。医学博士、日本内科学会総合内科専門医。1993年、慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学病院内科研修医、北里研究所病院総合内科部長などを経て、2018年から現職。趣味はゴルフとおいしいものを食べること。