コースのイヤ〜な虫は「明るめのウェア」「茂みに入らない」でガード
ラウンド中に起きがちな体のトラブル。突然起きるアクシデントに慌てることなく対処する方法を知っておこう。
配信日時:2021年8月24日 23時30分
夏のゴルフでは短パンをはくゴルファーが増えている。その一方、虫に刺されるのが嫌だから短パンをはかないという話もよく耳にする。
ご存知のとおり、ゴルフ場は自然の中にあるため様々な虫が生息している。蚊が飛ぶくらいなら仕方ないけれど、スズメバチなど非常に危険な虫に遭遇することだってある。ゴルフが大好きな医師・竹下啓先生によれば、「茂みに打ちこんだボールを探しに行ったら虫に刺されて、高熱を出してしまうこともありますよ」。ただの虫刺されでは済まないケースも…。
この季節は特に薄着なこともあってイヤ〜な虫から狙われやすい。そこで竹下先生から、虫刺されを防ぐ対策や、刺されてしまったときの応急処置を教えてもらった。
ご存知のとおり、ゴルフ場は自然の中にあるため様々な虫が生息している。蚊が飛ぶくらいなら仕方ないけれど、スズメバチなど非常に危険な虫に遭遇することだってある。ゴルフが大好きな医師・竹下啓先生によれば、「茂みに打ちこんだボールを探しに行ったら虫に刺されて、高熱を出してしまうこともありますよ」。ただの虫刺されでは済まないケースも…。
この季節は特に薄着なこともあってイヤ〜な虫から狙われやすい。そこで竹下先生から、虫刺されを防ぐ対策や、刺されてしまったときの応急処置を教えてもらった。
虫刺されのメカニズム
虫刺さされを医学的に説明すると「虫に刺されて身体に影響が出ること」。具体的には、1)刺されたこと自体による傷、2)虫に由来する物質(毒)による直接的な影響、3)アレルギー、4)虫に媒介される感染症に分かれる。
ゴルフ場では蚊、ノミ、ダニによる吸血、ハチやムカデによる刺咬(しこう)、毛虫との接触、などが挙げられる。蚊、ブユ(ブヨ)、アブなどは血を吸うとき皮膚に唾液のような物質(毒)を注入するが、その物質への反応で皮膚に炎症が起き、はれてかゆくなる。刺された時に病原体が体内に入ることもあり、これが虫に媒介される感染症につながる。有名なのは、蚊が媒介するマラリアやデング熱だが国内ではあまり問題ないそう。
ゴルフ場では蚊、ノミ、ダニによる吸血、ハチやムカデによる刺咬(しこう)、毛虫との接触、などが挙げられる。蚊、ブユ(ブヨ)、アブなどは血を吸うとき皮膚に唾液のような物質(毒)を注入するが、その物質への反応で皮膚に炎症が起き、はれてかゆくなる。刺された時に病原体が体内に入ることもあり、これが虫に媒介される感染症につながる。有名なのは、蚊が媒介するマラリアやデング熱だが国内ではあまり問題ないそう。
刺されやすい条件・服装は?
竹下先生:この時期の虫刺されといえば、蚊を思い浮かべますね。種類にもよりますが、蚊は昼過ぎから夕方以降に活動的になるようです。ゴルフ場は山の近くにあるためブユも見かけます。ブユのサイズは2〜5mmほど。朝夕に刺しやすく、曇天ではそれ以外の時間でも活動的になると言われています。
蚊は、高い体温や汗のにおいで近寄ってくることが多いため、まずこまめに汗を拭くと良いでしょう。そうは言っても汗をダラダラかく季節と、なるべく肌を露出させないのがポイントです。薄着でプレーしたいところですが、通気性の良いウェアを着るなどしてみてください。全般的に虫は黒っぽい色を好むとも言われ、明るい色でコーディネートすると虫よけの効果も期待できます。
それから、飲酒をすると体表面の温度が上昇するため虫も集まってきますよ。虫刺されを防ぐだけでなく、熱中症予防の観点からもお酒はお勧めしません。
蚊は、高い体温や汗のにおいで近寄ってくることが多いため、まずこまめに汗を拭くと良いでしょう。そうは言っても汗をダラダラかく季節と、なるべく肌を露出させないのがポイントです。薄着でプレーしたいところですが、通気性の良いウェアを着るなどしてみてください。全般的に虫は黒っぽい色を好むとも言われ、明るい色でコーディネートすると虫よけの効果も期待できます。
それから、飲酒をすると体表面の温度が上昇するため虫も集まってきますよ。虫刺されを防ぐだけでなく、熱中症予防の観点からもお酒はお勧めしません。
プレー中にしたい虫よけ対策は?
竹下先生:虫除けスプレーはぜひ使用しましょう。私も使っていますが、日焼け止めと虫除けが一緒になった製品は便利ですよ!
<服装>
蚊やハチは、黒などの濃い色を好むとされています。また虫が付着したときの見つけやすさを考えても、白っぽい明るい色が良いでしょう。肌の露出を抑えるために、半そでを着る場合はアームカバーをするだけでも違いますよ。
<携帯品>
何と言っても虫よけスプレーが効果的です。ただ、汗をかいて落ちやすくもなるため、気になる人は朝と昼のスタート前の2回使うとより刺されにくいでしょう。
刺されたときに役立つ、虫刺され用外用薬(ぬり薬)、氷嚢もあると便利。外用薬はかゆみを鎮める、抗ヒスタミン剤の入ったものが使いやすいです。ステロイド剤入りの薬もありますが、即効性は期待できません。用途や回数に制限があるため、薬剤師などに相談して購入してください。氷嚢の代わりに冷たいペットボトルを当てるのでもかまいません。冷やすことで炎症を軽減させる効果が期待できます。
<服装>
蚊やハチは、黒などの濃い色を好むとされています。また虫が付着したときの見つけやすさを考えても、白っぽい明るい色が良いでしょう。肌の露出を抑えるために、半そでを着る場合はアームカバーをするだけでも違いますよ。
<携帯品>
何と言っても虫よけスプレーが効果的です。ただ、汗をかいて落ちやすくもなるため、気になる人は朝と昼のスタート前の2回使うとより刺されにくいでしょう。
刺されたときに役立つ、虫刺され用外用薬(ぬり薬)、氷嚢もあると便利。外用薬はかゆみを鎮める、抗ヒスタミン剤の入ったものが使いやすいです。ステロイド剤入りの薬もありますが、即効性は期待できません。用途や回数に制限があるため、薬剤師などに相談して購入してください。氷嚢の代わりに冷たいペットボトルを当てるのでもかまいません。冷やすことで炎症を軽減させる効果が期待できます。
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刺されたときの対処法は?