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    国内男子ツアーのプロアマで初めて着用OKが出た“短パン” 一般ゴルファーの着用率は

    ゴルファーの短パン着用が一般的になってきています。そこで、ゴルファーの短パン着用率を調査してみました。

    配信日時:2021年8月31日 23時30分

    • ゴルフライフ
    欧州男子ツアーに参戦した短パン姿の選手たち(画像:Getty Images)
    欧州男子ツアーに参戦した短パン姿の選手たち(画像:Getty Images)
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    先週行われた国内男子ツアー「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」。開幕前日のプロアマ戦ではショートパンツ、いわゆる“短パン”の着用が初めて認められたことが話題になりました。

    石川遼もプロアマでの短パン解禁を“おお!”と喜んだ

    “短パン”推進派の石川遼は大歓迎。「プロアマをまさか短パンでできるとは、僕たちからしたら“おお!”と。足の疲れも全然違います」とコメント。アマチュアゴルファーはというと、夏場のプレーは短パンという人が増えています。そこで、一般ゴルファーの短パン着用率を調査してみました。
    テーマ:【夏ゴルフは短パン派?ロングパンツ派?】
    アンケート対象:ALBA.Net会員
    実施期間:7月8日〜14日
    投票数:490票

    <アンケート結果>
    ロングパンツ                  293票(60%)
    短パン                     182票(37%)
    スカート、キュロット、ショートパンツ(女性用) 15票(3%)

    短パンの着用が多いと予想していたものの、今回のアンケートではロングパンツを履く人が多い結果となりました。
    虫刺されを理由にする人が多く、日焼けが嫌という人もいました。一例ですが、「虫除けと日焼け防止のため」(50歳男性)、「日に焼けたり、虫に噛まれるのが嫌だから」(35歳男性)など、年代を問わず気にしています。肌をカバーしておけば日焼けや、虫刺されを防ぐことにつながり、プレーにも集中できるかもしれません。

    短パンが苦手という人からは、「足を出すのが好きではないので」(34歳男性)、「短パンが主流になると、服装が乱れる懸念がある」(64歳男性)といった意見も出ました。また、「日焼けに弱いのと、シャツに合う短パンの持ち合わせが少ない為です。練習場では、短パン派ですが」(68歳男性)と、コースと練習場で分けているなんて人も。

    最近、街で短パンをはく若い男性を見かける機会が増えた気がします。ゴルフに関しても年代は関係するのでしょうか。

    <年代別 短パン派とロングパンツ派の割合>
    20代    短パン派50%  ロングパンツ派50%
    30代    短パン派38%  ロングパンツ派62%
    40代    短パン派44%  ロングパンツ派56%
    50代    短パン派41%  ロングパンツ派59%
    60代    短パン派34%  ロングパンツ派66%


    短パン着用に対し前向きな29歳の石川と同年代の人の半数が、短パンを選択。若い世代は短パンを好むのかと思いきや、30代は62%と高め。少し前にゴルフをはじめた30代前半の男性によると、「ゴルフがまだ上手ではない自分が、ショートパンツなんてはいて良いのだろうかと思ってしまう。コースがOKしているか分からない」。年齢別の割合を見ると、40代と50代の人は比較的、ショートパンツを着る人が多くなっています。そう考えると、ゴルフの経験値や年数と、パンツの丈は比例する部分があるのかもしれません。

    石川は同大会にて、次のようなコメントを残しています。「あまりにも見苦しいってなったら、僕たちもショックを受けると思いますけど(笑)、だったら長ズボンに戻して。コースによって色々なルールもあるので、慎重に、実現したらいいですよね」。

    コメント欄にも、ドレスコードが厳格だったり、見た目を気にしてロングパンツを選ぶ人がいました。「短パンの場合ハイソックスを履くという規則があります」(62歳男性)。「すね毛を見せるのはちょっと抵抗があります…」(22歳男性)。「上司とまわる事が多いので、マナーとして、ロングをはく」(42歳男性)。ロングパンツ派の多かった30代からは、「足を出すのが好きではないので」(34歳男性)。

    年々、厳しさが増す日本の夏。ゴルファーも暑さ対策に「短パン」を選んでいます。「以前は、ロングパンツでしたが、最近の猛暑では、短パンがベストです!」(64歳男性)、「夏はとにかく暑いので、短パンオンリーです」(29歳男性)など。暑いから短いのが良いというわけでもないようで、「短すぎるのは恥ずかしいですが、膝上くらいの短パンがラウンドしやすいです」(36歳男性)なんて声もありました。

    短パン派も虫刺されは気にしています。「虫さされ気になりますが、断然短パン派!」(47歳男性)。ブユに刺されながらも暑さには勝てない。ゴルファーにとって暑さ対策は、夏場のプレーで重要なことが伺えます。

    酷暑のなか毎週戦っているプロたち。特に男子プロたちはロングパンツのみと、さぞかし大変そう。ゴルフ界への提言とも取れる意見が寄せられましたので紹介します。

    「2,3年前では、短パンは、ドレスコード違反や、みっともないという風潮だったが、最近は、許されているような風潮なので、短パン派。PGAの練習日の短パン解禁などが後押ししているかと思う。日本でも、何かしらの取り組みをしてほしい。今や、ゴルフはお高い人たちの遊びではなく、カジュアルスポーツに脱却しないと、この先業界はすたれる」(48歳男性)。

    19年の欧州男子ツアーでは、あまりの高温に配慮して本戦での着用が許可されたこともありました。米国男子ツアーにいたっては、練習ラウンドなどは許可されているものの本戦は禁止。国内では過去、選手会から提案は出たものの、主要ツアーで認められていないことなどを理由に日本ゴルフツアー機構(JGTO)の理事会で却下しています。

    先日の東京五輪でも、あまりの暑さに体調を崩すキャディが続出していました。また、ゴルフに興味を持つ若い世代が増えたとも言われています。上記の男性の言うとおり、状況に応じた服装が選べるといった柔軟な取り組みをしていくことは必要かもしれません。もちろん紳士、淑女のスポーツであるゴルフらしさを保って!

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