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    木村和久のおやじゴルフニュース「ゴルフはどこまでサボれるのか?」

    ゴルフはそこそこそのキャリアを積んでいくと、マンネリや金欠、はたまた体の痛みなどさまざまな問題を抱えながら続けてゆくこととなります。そのとき感じているのは、ゴルフ道を極めようとガムシャラに目指していた目標を失う虚無感。ここらでひと息入れてみませんか。コラムニスト木村和久が、エンジョイゴルフの本質と核心、そしてこれからどうやってゴルフ生活を楽しんでいけばいいのかを提案し、マンガ家・かざま鋭二のイラストと共に旬なゴルフ情報をお届けします。

    配信日時:2021年10月5日 03時00分

    • ゴルフライフ
    目次 / index
    • イラスト・かざま鋭二
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    ゴルフの楽しみ方はいろいろある

    ■スコアなんかつけなくたっていい! そういう気分のときだってある■

    のっけから消極的なタイトルですいません。35年間もゴルフをやっていると、何回ラウンドしても、結果はさほど変わらないことに気づいてしまいました。なんのこっちゃ。

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    となると、あくせく毎ホール血眼になってパー狙いしたところで、結果は見えています。だったらゆったりと、ときどき休みながらやるぐらいの気持ちでラウンドしたらどうかと、提案したいのです。

    ゴルフだと分かりづらい部分もあるので、スキー&スノボを例にとって説明します。小室ミュージック全盛の頃は、三菱パジェロに乗って全国各地にスノボをしに行ったものです。けどそのとき、齢すでに40歳近く。そんなに体力はない。若者は1日リフト券を購入するや、ゴンドラに何回も乗り、初めて雪を見た柴犬のようにころげ回ります。こっちは、もはや老犬のセントバーナード。首にぶらさげたウィスキーを、ちびりとやるって感じですか。まさにそんな状況です。

    だからゴンドラに乗って、頂上に豪華なレストハウスを発見したらもう最後。1回義理で滑って、2回目はレストハウスへ直行。絶景の雪景色を窓越しに見ながらワインを飲んで、ピザ食べて、いやあタマランチ。そういうぬるめのスノボツアーを、何度もやりました。

    これはスキー場だからできるわけで、ゴルフ場じゃできないでしょう。いえいえ、過去に何度もゆったりゴルフをしている人を見ていますよ。例えば冬場、ハーフ上がりで食事をしても寒いからと、そのまま風呂場に直行して、午後のハーフをキャンセルした人がいます。もちろん1ラウンド分の料金を取られますが、体が冷えて調子が悪いなら、ハーフで上がって風呂に入り、レストランでお酒飲むのが賢明でしょう。

    ほか景色の綺麗なショートホールの休憩所で、お茶を飲んでいた老夫婦がおりました。「しばらく景色を見てますから、お先にどうぞ」と言われて、スルーさせて頂きました。電磁式乗用カートだとスルーもままなりませんが、そのときは自走式乗用カートだったので、難なくクリア。紅葉シーズンなんか、しばらくこの景色見てたいと思う場面、結構ありますからね。
    イラスト・かざま鋭二

    イラスト・かざま鋭二

    ■スコアにこだわってミスを連発していませんか?■

    というわけで、ゴルフはどこまでサボれるか。いろいろ検証します。まずスコアですが、実はスコアをまったくつけないでゴルフをしても、怒られませんし退場もさせられません。スコアをつけないことを推奨しているプロもいます。あのレジェンド、倉本昌弘プロは「たまにはスコアをつけないでラウンドをしてもいい。そういう気分のときもある」と、多方面でコメントしています。もちろん倉本プロのスコアをつけないは、相当高いレベルでの話だと思いますけどね。

    スコアにこだわって打つから、ミスの修正ができない場合ってあるじゃないですか。あるいは、ミスの連鎖というのですか。池ポチャ3回とかね。そういうときは、スコアをつけないで、自分のメンタルを守るという方法もあります。ただいきなり現場で、スコアをつけないとなると「お前叩いたから、誤魔化したいんだろう」と、悪意のコメントを言う人もいます。ゴルフって基本、性悪説の元にプレーしている人がほとんどです。だから他人が叩けば、心の奥底で喜んでいるのです。その点では、ほんと嫌な遊びだと思います。

    だからもしスコアをつけないのなら、「最近調子悪いので、途中叩いたらスコアつけないから」と言っておけばよいのです。その発言に向かって「そんなのゴルフじゃない。認めないよ」というやつがいますが、そのときは「自分で金を払ってプレーしているんだから、問題ない。あなたがプレー代をおごってくれるなら、話は別だけど」と、答えればいいのです。突飛な行動をしたときに、反対したり怒ったりする人は本当の友達でありません。そんなやつとは、いずれ縁を切った方が賢明です。

    ■最大スコアを採用して楽しくサボってみてはいかが■

    最近、流行りの「ひとり予約」がありますよね。あれに何度かエントリーしてラウンドしましたが、シングルの腕前の人もいるし、叩き出して「調子悪いから、オレはスコアつけないから気にしないで」という人もいました。それで構わないのです。とはいえ、いきなりスコアをつけない宣言するのは、相当のエネルギーが必要です。正式ルール内での、サボり方を伝授しましょう。

    それが「最大スコアの設定」です。2019年にR&Aがルール改正を行いました。「ピンを抜かないでパットしてよろしい」となった、あのルール改正です。そのとき、一緒に「最大スコアの設定」ができることも決まりました。ラウンド開始前に、各ホールの最大スコアを事前に決めることができる取り決めです。

    これはアマチュアゴルファーの、特にビギナーが叩いて、ゴルフのやる気をなくすのを防ぐための措置です。あと、プレーのスピードをアップするために設けられました。通常の最大スコアは、パーの倍が妥当とされています。だからショートホールは幾ら叩いても6で終わるのです。実にいいじゃないですか。

    私もその昔、ショートホールで17とかやらかしたことがあります。バンカーからボールが出ずに、無間地獄に陥りました。同伴プレーヤーはルールにうるさいやつだったので、黙って見ているだけ。当時の暗黙のギブアップルールは、パーの3倍だから、ショートなら9叩けば、ギブアップできたはず。けど10打目でも「もういいよ」と言わず、だんまりしながら他人の不幸をほくそ笑んでいました。

    私の場合はネタになるから、半分美味しかったのですが、ビギナーにはほんと地獄です。例えば初心者の女性が、生まれて初めてコースに出たとします。練習場も3回ぐらいしか経験していない。朝一番は大胆に空振りをした。よくあることです。そして、2回目のティショットは、なんとか当たったけど、引っかけて崖の下へ。さっそくお付きの男性が小走りに様子を見に行く。なんとセーフだった。「セーフ、よかったね。じゃ、そこから打っていいよという人が多いのですが、幾らセーフだからって、初心者が崖の下から打てますか。多分ボールは崖の下から永遠に上がらないでしょう。

    こういうときは、ボールを拾ってそっとフェアウェイに置き、そこからノーペナで打たせればいいのです。そしたら連れて来た男性の株も上がるってもんです。そして平らなところで打っても、またチョロをする。女性はデビュー戦なのに、半ベソ状態だ。そういうときは、「このホールはミドルだから、最大スコアを使って8ね」と言って、いったん休ませればいいのです。どうです。なかなかいいアイデアだと思いませんか。

    でもねルール改正して、すでに2年以上経過しているのに「最大スコアを採用」する動きは、もの凄く少ないです。私はいつも使ってますが、知り合いのコンペなどに行って説明しても、「何それ、別に使わなくてもいいじゃん。あるがまま打とうよ」と言って、聞き入れてくれません。

    なんでかなと思っていろいろ考えてみると、ちょっと上手い人は、下手な人がハーフに1回大叩きするのを、心待ちにしている傾向があるのです。つまり「あいつはハーフに1回、大事件をやらかすから、ほんと助かっている」と言いたいのです。

    これが最大スコアを採用したら、相手の大叩きが消えてしまう。いつものカモに負けるのはとうてい許せない。そういう政治的な判断で、最大ルールの採用がなかなか進まないんですね。

    最大スコアは、突如叩き出した人にとってはまさに神の言葉です。池に3回入った。となりのホールにボールが行って消えた。バンカーから何回も出ない。そういうとき、「最大スコア採用でいいよ。ここはミドルだから8ね」といえば、もうあなたは崇め奉られます。

    トイレに行くためにショートホールをサボるときも、最大の効果をもたらします。「ここ6にしていおいて。ゆっくりトイレに入るから」と言えば、まるっと収まるというもの。同伴プレーヤーから、○ンコ漏らしの汚名を着せられなくてすみます。

    一度ルールブックで調べて、最大スコアを採用してみてはいかがですか。最小限の痛手で結構、楽しくサボれますよ。
    木村和久(右)
    きむら・かずひさ/1959年生まれ、宮城県出身。世の中のトレンドを追求し、ゴルフや恋愛に関するコラムを多数執筆するほか、マンガ原作も手がける。隔週刊ゴルフ誌「ALBA」ほか、連載多数。

    かざま鋭二(左)
    かざま・えいじ/1947年生まれ、東京都出身。多くのゴルフマンガを執筆。代表作「風の大地」(原作・坂田信弘)では小学館漫画賞を受賞。現在、エイジシュートに挑戦中。
    連載

    木村和久のおやじが気になる旬なゴルフ情報

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