“アレ、欲しかった！”、“若いころはいていた！”。名作スニーカーがフォルムはそのままに、ソールを替えて、ゴルフシューズとして生まれ変わる。最近のちょっとしたブームだ。そんなトレンドに、新たなビッグネームが参入することになった。

ゴルフシューズの世界でもすっかり定着したニューバランスからM1300がゴルフシューズとして登場する。ニューバランスの1000番台はランニングシューズのフラッグシップシリーズ。そのはじまりとなったM1300は、1985年に発売されてからもう35年以上経つのだが、今でも圧倒的な人気を集める。そのため昨春をはじめ復刻モデルが登場するたびに争奪戦が起こるほど。そんな定番中の定番といえる名作スニーカーが、ゴルフシューズとしてターフに降り立つ。

ヌバックとテキスタイルを組み合わせたアッパーはまさにM1300がベース。ゴルフ専用ソールはスパイクタイプで、プロをはじめゴルファーからのフィードバックを受けて生まれた。足の動きに合わせて斜めのカッティング設計を調整。ソールの設置面積を最大化し、安定性、耐久性、グリップ性も向上した。またシューズの軽量化にも努めている。

このM1300JPは、靴職人として広く知られる三村仁司が率いる “ミムラボ” が手がけるJAPAN MADE。抽選による約130足の限定発売となり、価格は74,800円が予定されている。ちょっと高価だが、オリジンであるジョギングシューズのM1300も、1985年の登場当時、類をみない39,000円という価格設定だった。M1300の名を冠するというのはそれだけスペシャルなシューズであるということだ。サイズ展開は25.0〜28.0、29.0cmを予定。

抽選予約の開始は10月13日から18日まで。予約は MG1300JP +INSPIRED_PAC 特設ページより（10月13日(水)12：00公開予定。ページ内に「MG1300JP先行抽選予約申し込みページ」へのリンクがある）。限定数に達しなかった場合は、10月23日からTSI直営6店舗（札幌大丸・小田急ハルク・名古屋松坂屋・梅田阪神・博多阪急・梅田大丸）、the HOUSE 2店舗（銀座・広尾）、ニューバランス原宿、ニューバランス公式オンラインストアにて発売予定。

M1300の飽くなき追求にインスパイアされた、フロントの14本のインジケーター風のグラフィックが効果的な中綿ブルゾン。高い撥水性と透湿性をもつ機能素材「Diaplex TypeC」を使用して、寒いときは透湿を抑えて体温の低下を防ぎ、暑いときは透湿を促す。温度によって透湿度を変化させるのが特徴だ。身頃裏地全面に中綿と裏地が一体化した機能メッシュ素材「Octa cp cp」を採用。また脇から袖の内側には、軽量で高ストレッチのジャージ素材「KARUISHI」を用いてスイングをサポートする。バックに配した、厚盛のラバープリントで表現されたレトロフューチャーな1300のロゴがアクセントとなっている。

ゴルフシューズとなったM1300JPにマッチするウェアとして開発されたフリースのプルオーバー。アメリカのポーラテック社が開発した高機能フリース素材「POLARTEC WINDPRO」を使用することで、フリースならではの保温性や軽さといった特性を生かしながら、風を通すという弱点を克服している。その実力は一般のフリースの4倍の防風力と保温性という機能派だ。また中央の布帛部分の上部にはティやマーカーなどの小物を入れるのに便利なベルクロ仕様のポケットを配置。上のブルゾン同様に14本のインジケーター風のグラフィック、エンボス加工による立体的な1300のロゴがポイントとなっている。バックの右裾にはハイテンションメッシュを用いたボールポケットがつく。

ほかにもハイパワーなストレッチ性と、マットな色合いが特徴のジョガーパンツ、3WAYで使えるキャップ、コーデュラファブリックを用いたミリタリーティストのキャディバック、カートバッグ、ソックスなどがラインナップされている。

ウェア、アクセサリーは10月23日から、TSI直営7店舗（札幌大丸・小田急ハルク・名古屋松坂屋・梅田阪神・博多阪急・梅田大丸・岩田屋本店）、the HOUSE 3店舗（銀座・広尾・札幌）、ニューバランス原宿、TSI Inc. ニューバランス ゴルフ公式オンラインストアにて発売される。